
ウチのBMW G21、前のオーナーが地デジチューナーを設置してくれています。
前車F31には韓国Q-DISのインターフェースをどこかの国化から個人輸入して取り付けていました。
今回はそれが最初から設置済みです。
たまにしか使わないけどありがてぇ。
今回のG21には、前のオーナーがアイテル製Doujousya TVを入れていたようです。
このインターフェース、音声はアナログ音声をAD変換してUSBに入力させる、音声専用の外部ユニットがあります。
このユニットの正体が一体何なのかを、簡単に調べたいと思います。
まずは、iDrive7に認識されている状態。
AUX-IN USB-A6として認識されています。
アイコン的にはスマートフォンとして認識されているようです。
ちなみに、その上に出ているUSBアイコンのFLAC_512は、サンディスクの512MBのUSBメモリーで、FLACファイルが入っていることがわかるように、ボリューム名を「FLAC_512」と設定してます。
では、iDrive7と接続されているUSB音声ユニットを外して、Windows10 PCに刺したらどう認識するでしょうか?
蘊蓄ですが、USBは代表的な機能は予め、USB Classとして定義されています。
USBマウスやUSBキーボードが刺しただけで基本機能が使えるようになるのは、USBマウスやUSBキーボードがUSB HID Classとして定義されて、USBを刺したときに機器側が「私はUSB HIDデバイスです。」とOSとネゴシエーションし、OSがその申告に従って、USB汎用HIDデバイスドライバをアタッチするためです。
私の予想では、USBデバイスを刺しただけで音声入力が使えるので、USB Audio Classを名乗っているのではないかと思いました。
もし、USB Audio Classであれば、市販の高音質で低価格なUSBオーディオアクセサリーを、BMWのオーディオ入力デバイスとして利用できそうです。
そんな期待を胸に、Windows10に説即したデバイスマネージャーがこちら。
この!マークがついた「USB大容量記憶装置」がそれです。
プロパティを見てみます。
USBポートに刺した瞬間はビックリマークが出ないのですが、ドライバをアタッチしようとすると、この通りドライバがアタッチできないようです。
そして、USBクラスをみるため、「詳細」タブに移行し、「互換性ID」を見てみます。
確かに、Class08から始まるUSBマスストレージクラスですね。
USBオーディオクラス1.0かUSBオーディオクラス2.0を期待していたんですけどね。
だとすると、結構高度なことをやっている機器のようです。
これは私の仮説ですが、まず、「自分はUSBメモリーだ!」と言って、iDriveとネゴシエーションします。
iDriveはUSBマスストレージクラスドライバをアタッチして認識し、USBデバイス内のメディアファイルを検出しようとします。
音声入力アダプタは、ここでも「私は「Audio」という音楽ファイルしか持ってないよ!」としてiDrive7にファイルを検出させます。
iDrive7は検出したデバイスの先頭ファイルを自動再生させますから、このAudioというファイルを再生します。
しかし、音声入力アダプタは、入力されたアナログ音声信号をA/D変換した後、Audioというファイル名にpipe(入力をストリーム)しているようです。
試しに、USB Audio Classs2.0(1.0互換)の、Behringer U-CONTROL UCA202という音声入力のUSBデバイスをiDriveに差し込んでいます。
「USB機器はサポートされていません」と出ます。
ここからわかることは、数社から出ているiDrive7用のUSB音声入力デバイスは、結構難しい振る舞いをすることで、ストリーミング音声を車内で聞けるようにしてるっていうことでしょう。
でも、個人的にはiDrive7側がUSB Audio Class 2(USB Class02)に対応していさえしてくれれば、もっと簡単にデジタル入力ができて、良質な音声が聞こえたのではないかと思います。
そういえば、iDrive7ってOSは何が動いているんでしょうね?
(iDrive4.0 NBTはNQXでしたね。)
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Posted at
2025/05/02 23:47:49