
BMW F31のフロントABSセンサーが故障すると、リアと違っていろいろと不都合が出ます。
まず一つはナビが動かない! 自宅付近をずっとクルクルしています。
もう一つは、エンジン始動後にハンドルをめいっぱい切って発進すると、すごい音でABSがゴリゴリと発動してしまい、無視してアクセルを踏み続けると、いきなりカクンと走り出す。
ABSセンサーから信号が来ないので、タイヤがロックしていると勘違いしてABSが効くんですね。
札幌に帰れたのでようやくフロントのABS交換をします。
まずは、新調した中古PCのISTA/DでどのABSセンサーなのかを一応確認しておきましょう。
最初、繋がらずに、セットアップに失敗したかと思って焦りました。
なんだかよくわからない「仮想イーサネットアダプタ」とやらが、似たようなIPアドレスを取得していて、そこからアクセスしようとしていました。
これを無効にすると、しっかりとENETに自分のクルマが表示されました。
んで、診断したのが下の図。
あ、front rightって書いてますね。
とはいえ、front leftも近いうちに壊れるでしょうから、交換しますけど。
センサーはいつものイギリスLemark社のもの。品番はLAB700。
FRのF31だと、Amazonとかで安いセンサーが売っているようですが、Xdriveのせいなのか、センサーが違い、互換品がAmazonではみつかりません。
いつものように友人宅前を借ります。
ついでなので、冬タイヤこと「スタッドレスタイヤ」に履き替えます。
リアとは違い、見えやすい位置を通っています。
ボックスもカバーの裏ではなく、見える位置にあります。いいのか?
肝心のセンサー自体は、進行方向側、斜め下にありました。
リアのように上からのぞき込んでもアクセス出来ないので、クルマの下に潜り込みました。ウマや余っているタイヤでクルマが落ちて挟まれないように対策しましょう。
T-27のトルクスで外すのですが、あいにくT字ソケットしか持って行かなかったので、いろいろな部品が邪魔で外しにくいです。
板ラチェットがあると外しやすいです。
私の場合は六角ビットタイプのトルクスセットなので、短めのエクステンションと板ラチェットの組み合わせがベストだと思います。
緩まれば、あとは六角ビットとエクステンションだけで、手で回せます。
そして、リアと違ってすんなり引き抜くことが出来ました。
体勢や場所が場所だけに、引き抜きが楽で良かった!!
ボックスを空けて、コネクタを外します。
いつものように、新旧比較しましょう。
古いのはクセがすごいというのもありますが、細いですね。
新しいのはサードパーティー製とはいえ、太くなっていて、断線対策がされているのでしょうか?
これは期待したいところです。
新しいのを取り付けます。
またクルマの下に潜りましたが、それほど難しくない作業です。
今見ると、ちょっと引き回し箇所が違う!
次回、夏タイヤ(ノーマルタイヤ)に変えるときに、引き回しを変えます。
同様に、左も交換しました。
左にはブレーキパッドセンサーもありました。
写真の2本のケーブルのうち、左側のケーブルがABSセンサーですね。
さて、リアも含めてタイヤ交換も行い、ISTA/Dでフォルトメモリーを消去、周辺を走行して問題ないことを確認しました。
ACCが使えるってサイコー!
Posted at 2020/10/18 16:09:35 | |
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