
私のBMW F31は自分が買ってから約6年、2014年3月製造なので、製造から丸8年。バッテリーを一度も交換していません。していませんが、北海道の寒い冬でも一発始動は当然のこと、暖気が終わればアイドリングストップも快調でした。
しかし、ISTAには数年前からこんなFault memoryが出ていました。
「S 0398 Power management, battery condition: battery faulty or worn」
バッテリーの故障か消耗だと。
5年前にHBAをコーディングした際、誤ってFEM-BODYをcodeしてしまって、イチからコーディングしなおしたので、システムオン&エンジンオフのまま1時間以上ほったらかして、電圧低下警告が出たことがあります。
ずっとこのせいかと思っていたのですが、どうやら長期間バッテリー交換をせず、かつ、バッテリーの充放電状態に応じて出るエラーのようです。
このままほっておくと、更に車内のコントロールディスプレイにも警告が出るようですが、そうなるとかなり死活問題のようです。
次に実家に帰った時にでも交換しようか? と、思ったのですが、よく考えると、使う工具は内貼りはがしと六角レンチだけなので、自宅でできそうです。
交換するバッテリーの定番といえば、VALTAのLN5 AGM 95Ahですが、たまたま楽天のセールに合わせてBOSCHのLN5 AGM 95AhがVALTAよりも1,000円ほどお安くなっていたので、BOSCHを購入。
3/11(金)の午後、会社の年休強制消化のついでに交換です。
まずは、ラゲッジルーム右側の内装をはがしていきます。
荷物を全部よけないと開けにくいので、面倒くさがらずに、ラゲッジの荷物を出して、サブトランクのフタなどを外します。
隠しフィックスを外していきます。
見えたプラスチックカバーのプラスチック六角ナットを外します。
ここから先、しばらくは10mmレンチのお世話になります。
プラスチックカバーをほぼ水平にまっすぐ助手席側に引っ張ると外れ、バッテリーとご対面。
10mmのレンチでターミナルを外します。
マイナスを最初に外し、マイナスを最後に付けるそうです。なぜでしょう?
それにしても、プラスもマイナスも、ケーブルがギリギリの短さで太いので、どこに置いておいたら収まりが良いのか変わりません。多分、養生テープとか用意しておくといんでしょうね。
プラスターミナルに2つのカプラーがついています。ついたままでも良いのでしょうが、外したほうが作業性は良さそうなので外します。
1極のカプラーは引っ張るだけで外れますが、黒と黄色の細いケーブルが付いた2極のカプラーは変わった外し方です。
精密のマイナスドライバで爪を後退方向に押し上げ、カプラーも同じ方向である後退方向にまっすぐ引き抜きます。こじったり90度にねじったりする必要はありません。
続いてバッテリーを抑えてあるバーを外します。
このバー、後からわかったのですが、ぴったりとバッテリーを押さえているのではなく、少し隙間があるので、飛び出し防止のようです。
外し作業の最後の難関、バッテリーの側面底を押さえているボルトを外します。
後方側の下にあります。
ここだけレンチサイズが13mmです。10mmとはいったんお別れ。
しかし、ここで問題発生。
所持しているレンチエクステンションが、150mmと50mmしかなく、繋いでも底に届きません!
いったんバッテリーを仮止めし、近所のホームセンターに走り、作業場所をホームセンター駐車場に変えました。
エクステンションは300mmがベストのようです。
300mmのエクステが高かったので150mmを買い足して繋ぎました。oh!ビンボーBMW乗り。
実は、ラゲッジのヘリがくぼんでいて、300mmのエクステンションがまっすぐ入るようになっているのです。
写真は交換後の写真ですが、こんな風にレンチエクステンション逃がしがあります。
で、AGMはほぼ発生しないといわれている硫化水素が万が一発生した場合の逃がしホースがプラス極側(進行方向側)の側面についているので、進行方向にまっすぐ引き抜きます。
いよいよ重量約26kgの重たいバッテリーを引き上げます。腰に気を付けながら・・・。
引き上げるときは、意外とあっさり引き上げることができました。
新しいバッテリーを入れるほうが大変!
新旧バッテリーです。上が旧、下が新。
旧純正バッテリーはEXIDE社製のOEMでした。VALTAだと思ったら違うんですね。EXIDE社のバッテリー相場を調べたら、VALTAやBOSCHより高い!
新しいのはコチラのBOSCH。Made in Germany。期待してまっせ!
さてさて、入れるのは大変苦労しましたが、もちろん、写真には撮れません。
ケーブルが邪魔して斜めのまま引っかかるし、まっすぐ上から入れたいけど、重すぎでまっすぐにできません。
何とか入れました。
そして、ちゃんと確認したはずの硫化水素ホースの位置を忘れて、手探りでプラス側の側面を探すハメに。
どうやら思ったより高い位置にありました。それやそうだ、気体化してるから上だよね。
あとは、ターミナル、カプラー、底側面にあるボルト、バーなどを組み付けて終了です。
外すときに難関だった後方側面下にある13mmのボルトですが、押さえるプレートごと、直接で手持ち、運転席側(マイナスターミナルあたり)の隙間から手で入れると、直接底まで届くので、位置合わせと仮止めを素手で行うと、あとは300mmのエクステンションレンチで意外と簡単に締められます。
さて、エンジンがかかることを確認したら、今度はISTAで新しいバッテリーのレジストレーションです。