KENSTYLEロングパドルシフト取付③(2015/11/28)

②からの続きです。正常に動作せず途方に暮れていたところ、②でコメントを頂いた元ラガーさんの整備手帳がなんともいいタイミングでアップされ(笑、対処方法を知ることができました。ありがたや～。

で、早速トライ！

ステアリングを外す作業となりますので、素人には中々敷居の高い作業となりました。

まずエアバッグモジュールを外す必要があります。赤丸の三か所裏側にモジュールの固定ツメを外すためのサービスホールがあるので、ここに工具を差し込み爪を外していきます。自分の場合は予めステアリングを写真のように半回転切っておき、上に来たホールから作業を開始することにしました。

その後この段階で『ドアを開けた状態で、エンジンスタートスイッチをON→OFFとする』とステアリングロックを解除できるので、その後の作業がしやすくなると思います。

で、エアバッグモジュールを取り外すにあたり、万が一のエアバッグ展開のリスクを下げるため、バッテリーのマイナスターミナルを外し、しばらく放電させます。感電の恐れがあるのでちゃんと手袋をして作業しましょう。

写真のようにマイナスターミナルを固定しているナット(10mm)を緩め、端子を上方に引き抜き、引き抜いた端子が短絡しないようガムテで覆って固定しておきます。その後余裕を見て五分ほど放電させました。

サービスホールには何らかの棒状の工具を差し込む必要があります。自分は手元にあった写真のようなものを使用しました。

例えば、ネットで公開されているエクゼのスポーツステアリングの交換マニュアルなんかにはトルクスドライバーT30(φ6mm)を使えとあります。

棒状の工具をサービスホールにググッと押し込んでいくと手ごたえがあり、さらに押し込んでいくとツメが外れます。が、一度外れても自然と元通りはまってしまったりして苦労しました。中々外れない場合は少し力をかけて工具を抉る必要があります。

上手くツメが外れれば、ぱかっとカバーが浮き、外れていきます。

一つ目のツメが外れたら、ステアリングを回転させ次のサービスホールにも同様に工具を押し込んでツメを外していきます。

1の手順で書いたようにステアリングロックを外しておければ、エンジンをかけずともステアリングは回転させることができます(結構な力が必要ですが)。

同様に3つ目のツメを外すと、手前にエアバッグモジュールを取り出すことができます。モジュールには2つのコネクタが接続されているので急に引っ張らないよう注意。結構重量もあります。

2つのコネクタの内白い方はホーンスイッチで、端子と反対側に手で引っ張れば簡単に外れます。

黄色い方がエアバッグモジュール用のコネクタで、先に真ん中の黒い固定クリップをマイナスドライバを使って押し上げると、黄色のコネクタを引き抜くことができます。

取り外したエアバッグモジュールは表面を上にして置いておきましょう。万が一の展開時に圧力の開放を妨げないためですね。


激闘の④に続く