
大好きな指揮者でした。
レパートリーは限られていましたが、いずれも素晴らしい演奏を残しています。CDよりも映像で見たい指揮者。特にコンセルトヘボウ・オーケストラとのベートーベンは流麗優雅、そして瞬発力溢れる指揮姿に魅了されます。そのスピード感、弾むリズム、詩情溢れる歌、色彩のパレットの豊かさ、天才から紡ぎ出される音楽とはこうゆうものかと感嘆させられます。
「椿姫」「オテロ」「トリスタンとイゾルデ」「薔薇の騎士」等のオペラも素晴らしい録音・映像を残しています。
相当な変人だったようで、晩年はほとんど指揮をしませんでした。
また無類の車好きで、アウディのRS6に乗りたいためインゴルシュタットでコンサートと工場見学を行ったこともあるそうです。フェルデナント・ビエヒがクライバーにキーを渡している写真が残っています。
私は1992年ウィーン・フィルとの来日公演のチケットを持っていたのですが、結局キャンセルで生演奏は体験できませんでした。残念です。
今でも語り草になっているようですが、日本での最後の演奏会は1994年ウィーン国立歌劇場との「薔薇の騎士」でした。終演後クライバー自身が「もうこれ以上の演奏は出来ない」と言ったそうです。
その指揮台の上には、一本の薔薇の花が添えられていたそうです。
1999年を最後に2004年に亡くなるまで指揮台に立つことはありませんでした。
Posted at 2007/04/30 14:31:49 | |
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音楽 | 日記