さて、まずは私がR125を選んだ理由を語ります。
ちょいと長くなります。
当時大学生だった私は忙しくなる生活の足として原付の購入を考えるようになりました。
まず最初に考えたのは…
スズキ ZZ(ジーツー)!
今は亡き2stで規制内フルパワーの7.2ps、路面にハンドルを取られにくい大径の12inchタイヤに惹かれていました。
しかし、私の通学範囲(というか生活範囲)には交通量の多い道路がありました。
購入を考える前に原付をレンタルし、実際に通学に使用してみたところ
・自転車や電車バスと比べると明らかに時間短縮につながる(公共交通機関が超遠回り)
・
幹線道路などで30km/h制限は明らかに怖い。警察にビビるのも癪
という理由から「いずれはボアアップ」という思考に堕ちていきます(笑)
次に考えたのは「ボアアップまで考慮するならば当然二輪の免許が必要になるな…」ということです。
この時点では小型二輪を考えている訳ですが、教習所を調べる内に、
「小型と中型は時間もお金も大差ない。なのに小型を持ってても中型取る時に対した特典は無い」ということが浮き彫りになってきました。
なら取るなら中免だなと、既に沼に足を取ら始めていました(笑)
そんなこんなで無事、教習所に入所したわけですが、
私の欲は留まることを知りません。「中免を取るなら、最初から125とかで良いんじゃ…」
そう考えた私は
第二種原動機付自転車を主眼において探し始めました。
候補として上がったのは…
↑RZ50
某友人から勧められた一台。
パワフルで初期型は100km/hも出るとか出ないとか。
とても渋くて好きだったが、年式・整備性から断念。
ボアアップキットも用意しなきゃならないし

↑RS125
イタリアの名門、apriliaからの刺客。
なんと2008年の生産にして2stのエンジンを持っています。
私の
友人(私はバイク沼に引き摺り込んだ元凶)がフルパワー仕様を所有しており、その軽さ・パワーから4st250、峠に至っては大型ネイキッドに勝るとも劣らない…とか?
しかしその友人がコイツを所有することの大変さをリアルタイムで見せつけてくれたので断念。
ほんと格好良いんですけどね、通学で使うのに外国産キャブ車は不安定すぎるかな。

↑CBR125R
世界のホンダ、二輪車を指してホンダと呼ぶ国まであるというあのホンダが贈る原二。
生産はタイホンダ、最近国内取扱が終了してしまった。
所謂パンツ顔ルックで私はあまり好きではありませんでしたが、素直な乗りやすさと国内正規取扱という点では有力な候補でした。

↑YZF-R125(画像は'14年)
ヤマハが贈る、本気の125cc。
国内メーカー(国産とは言っていない)で、何より見た目が良いという点が強力でした。
地元のYSPに行ったときは「扱ってないよー・維持大変だよー・初めてでしょー?・こっちにしなよー」とR15,25のパンフレットをいただきました(笑)
中古の値段で新車のCBRが買えるという値段がネック。
この時点で候補はCBRとYZFに絞られました。
ちなみにグロムなどミニバイクは最初から論外です。
私、
常人より縦も横も大きいのです。
この二者、幸運なことにレンタルを取り扱っていう業者があり、レンタルしました。
やはり実際に乗ると違うもので、その頃にはすっかりYZFに気持ちが傾いていました。
パッシングとキルスイッチの有無(CBRには無いんです)も使い勝手の面から効いてきました。
ちなみにレンタルしたのは某ホンダドリームと都内某所のレンタルバイク屋でした。
なんとYZFは50thアニバーサリーカラーでした!
YZFに心を決めた私はネットでの物色に走りました。
すると某県北部のショップに
相場より異様に安いYZF-R125があるではありませんか。
私は直ぐさま大学をサボり現車確認に向いました。
安いには訳がありました。
写真の通り、スイッチボックスの文字擦り切れ、ミラーの塗装ハゲ、チェーン錆、タンク上面のカウルの艷が消えてる等。
であって走行53km。間違いなく放置車両です。(店の方もそう言ってました)
またはメーター戻し車
しかし機関は良好でした。
考えると言って店を去り…
三日後、現金書留で1万円送りつけて確保してもらいましたw
そして現車確認から10日後…

現金一括払いで無事に納車されました。
納車整備後の確認で距離が伸びていて、引渡し時は55kmでした。
ちなみにナンバーは自分で取得に行きましたが、第一種原付はご当地ナンバーにも関わらず、
第二種原付は通常の形でした… なんでやねん。
納車は引き取りに言ったので、バイク屋から70km余りの納車ツーリング。
私は極度の
方向音痴で南に向かうはずが何故か南西に向かっていました笑
如何でしたでしょうか。
色々考えを巡らせているようで結局短絡的に趣味に走ってますね。
「海外産だし…」とか「ポジションが…」とか考えている同志、
なんの心配もありません、自分の感性を信じましょう。
次は納車直後の動きと"トラブル"についてですかね。
11/11追記
選定と言えばこんな話もありました。
YZFは欧州仕様車ということで日本国内だとハイオクが指定されます。
一方、CBRはレギュラー指定、通学で毎日使用する私にはそこも馬鹿には出来ない要因でした。
しかし、そんな中、私の背中を押したのは
RS125に乗っていた友人のある一言
「燃費が3-40のバイクで、一回の給油が大体10L位。唯でさえ給油頻度が少ない上に一回あたり100円位しか変わらんのに気にする?」
なるほど、クルマと違ってそういう考えも出来なくはないなと、私はあっさり陥落しました