
アルファロメオチャレンジ関西ラウンドのために8cで岡山入りしてましたが、チャレンジ参戦以外の目的は8cがどの程度走れる車なのかを、少しだけ試してみること。これまでのトラブルなんかで、僕の中ではどんな味付けの車なのかはっきりしてませんでした。
エクステリア・・・賛否両論、正直最初は中途半端な懐古主義デザインに思えて僕自身はすっきりしてませんでした。しかし時間が経ってみると、少しずつ味が出てきたような気が、Mitoがそうであるように、しばらくは8cが、アルファのデザインアイデンティティなんでしょう。
エンジン・・・フェラーリ製、いい音しますよ。でも430スクーデリアと比べるとベースが同じエンジンの音には聞こえません、さすが430スクーデリアの音はとても刺激的。もう少し甲高くてもいいのに、
インテリア・・・すこし安っぽいかな? カーボンだらけ、あとはアルミ、、レーシーだけど徹底してないというか、中途半端というか、、全体としては、人間工学優先ではなくイタリアンデザイン優先です。まあ好みから外れてるわけではありませんが、ど真ん中ストライクではない?
足回り・・・これが問題
最初は公道(峠)を走らせた感触は、「前に加重しない!」感触? まずまっすぐに走ってて「まるでボートで海を走っているような感じ、つまり前が浮き上がった状態で走っていて、フラット感がない?」と言うか、不思議な感じ。峠の下りで飛ばすには、コーナーで過剰なほどに急激な減速をして、わざとノーズダイブさせ、それから加重を逃がさないようにしないと、フロントから曲がっていかない感じでした。一度、アンダーが出過ぎて反対車線にまで、フロントから逃げて破綻しそうになったことがありました、もちろんトラクションコントロールが不気味に働いて、回避してくれましたが、そんな意味であまりいい印象は持っていませんでした。雑誌AUTO CARでも酷評されていましたし。
そんな気持ちで持ち込んだ岡山国際サーキット、あいにくのヘビーレインとちょっとレインの繰り返す天候。おまけに主たる目的のアルファロメオチャレンジは実質予選3周で終了。気乗りのしない走行でしたが、「せっかく来たし、まあゆっくり走ってみるか?」って気持ちで参加。2周ほど単独走行でしたが、ゆっくり走るとやはりフロント接地感が? でも公道より少しずつスピードレンジが高くなると、「ん? フロント接地感を意外と感じれる? 曲がるぞ!?」
その後飯田章さんドライブの430スクーデリアと遊んでもらい、スピードレンジがさらにあがると「かなりいける?」接地感もトラクションのかかり方もかなり満足できるものでした。つまり高いスピードからしっかり減速するような走り方をすれば、そんなに悪くない味付けでした。一つだけわからなかったことは、モードをスポーツに切り替えても勝手にシフトアップしてしまうので、どうしても高回転のおいしいところを引っ張れなかったので、「何の為のパドルが着いてるの?」「なにかほかのスイッチで切り替えるとシフトをパドル優先するのかな?」が、なぞのまま(笑)
あの濡れた路面で、さらにシフトコントロールができてなくても、1分59秒台が楽に出た事を考えれば、シフトをパドル優先でコントロールができて、ドライで、Sタイヤで、おそらく岡山国際サーキットであれば1分50秒以下は楽に出そうな感じ。
フォトギャラリーに430との写真をアップしてます。
https://minkara.carview.co.jp/userid/271527/car/192016/1582520/photo.aspx
この時もうひとつ驚いたのは飯田さんのコントロール技術で、当たり前かもしれませんが、初めて乗った430スクーデリアをウェットで、コーナー前から高いスピードで真横にしたままで飛び込んでいき、ちゃんとクリップに着いて、そのままアウトいっぱいまで流しっぱなして抜けていくのを、まのあたりに見ると
「絶句」
Posted at 2009/08/13 18:54:17 | |
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