
いよいよ最終戦、あっという間のPCCJ,F1 Japan GPのサポートレース。
サーキット遊びの中で、最高の、凄い経験ができた1年。
自分にとっては最高の結果だった岡山ラウンドに続くラストラウンド。
木曜の仕事を5時に終了し、7時過ぎの便で羽田へ、レンタカーを借り御殿場へ向かう、一人車中で一年を振り返りながら、かかった時間、お金、できた経験、人とのつながり、感慨深いものがある。
12時前にホテルに入り、チームメイトのTさんと、飯田監督に再会。
「最後だねぇ」と、昨晩はなんだか気持ちが高ぶり、少し寝付きは悪かった。朝7時半集合し、メカニックのみんなと再開、「よろしくお願いします」。
Fuji Speed wayに近づくと、今まで来たことがあるFSWとは全く違い、一般道のあらゆるところに警備員が立っている、近くまで来ると50m置きに立ってるか? BMWのチームカーが交差点で交通事故を起こしていた、警察が出て事故処理をしている、大きな事故ではなさそうでが、起こした方も、起こされた方も、相手が外人だし、大変だろうなぁ、と他人顔。ゲートインも厳しく、パス確認も半端ではない。顔まで見ているのか?金曜のフリー走行なのに、国旗を持った観客がかなりの数がいる。改めてF1の凄さを思い知る。
参加受付が8時過ぎから、今回はインターナショナルCライセンスがないと参加できない格付けのレース。ブリーフィングは FIAからもスタッフが参加しコメントがある、なにやら偉そうな人が英語で挨拶、ようは「ウエルカム、F1のサポートレースへ、F1とカレラカップは世界中のGPでサポートレースとして共催している。良い関係だ、ただ一言、言わせてほしい、コース上にオイルをまくな、リキッドをまくな、もし出たら、至急止まってくれ!」とのこと。「カレラカップとはいえ、F1に迷惑かけるのはゆるさんぞ」っと言うこと(笑)ブリーフィングも終わり、いよいよプラクティスが近づき準備開始。
ここで僕のマシンに信じられないトラブル発生。なんと暖機運転を開始してしばらくすると、「まるでガス欠のように、ぷすぷすとエンジン停止」、そして2度とエンジンはかからなくなった。今回のフジラウンド唯一のプラクティスを走れないどころか、4時間後の予選は?
しばらく修理をコックスのスタッフも含め総出で試みるも、おそらくバルブか何かが、落ちてしまっているのでは?っと。
ここで自分がが選択することは、すべて諦めて今回は出走しないか、コックスから、とてつもなく高いレンタルエンジンを借りて、走るか? 通常ならば、もう走らないかもしれないが、F1ラウンド、正直ここで18万人の前で走るために、このPCCJに参加したと言っても過言ではない程の大事なラウンド、ドライバーとしてF1イベントに参加するため、さまざまな通常経験できないことが得られるラウンド、、、
あまりに高価な為、ずいぶんと葛藤はあったのだが、レンタルエンジンを借りた。正直、ずいぶんと気が滅入った。ミッションのトラブルの時もそうだが、自分が走っていたときに起きたトラブルではないため、なんだか、気持ちは割り切れない、「今まで問題なかったのに、、、」っと。考えてみれば自分の997cupは昨年最終戦FujiでやはりチームメイトのTさんが予選のアウトラップでエンジンブロー。ミッションは今年の第4戦Fujiで飯田監督がマシンチェックのアウトラップでミッションブロー、そしてまたFuji、鬼門か?
この週末が終わるまで、お金のことは考えないようにした。プラクティス中はヘアピンの前で、他のドライバーの走りを見学、みんなどんどんタイムアップしていく。
ここからはメカニックのみんなは本当に凄い、わずか2時間弱でエンジン交換完了。(写真はエンジン交換中、右が旧エンジン、左が新エンジン)余裕で予選に間に合った。予選前。気持ちは今ひとつ乗れない、こんな気持ちの予選は初めて。新品エンジンなので予選は、アウトラップインでピットでチェック。異常なしとのこと。ここから僕のフジラウンドが始まり、タイヤを暖めるため2周は、70%くらい、しかしここで雨、大降りではないが、ワイパーを動かすほど、いつもならばここで少しさらに気が滅入るのだが、これがよしがんばろう、と気合いをいれてくれた。事実上10周弱程度の練習&アタック。 いままでフジで1分50秒切りはしたことがない。プラクティスで50秒切りしてないドライバーは3人のみ。ラインを納得できないままの走りばかりで、うまくいった周はなかったが、なんとか1分48秒9には入った。あっという間に予選終了。結局26台中21位。僕にしては上出来。こうして激動のレースウィークの金曜日が終了。
Posted at 2008/10/11 08:11:39 | |
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