田舎のピスボーイのブログ一覧

大阪府立高校の行き過ぎた頭髪指導。私の記憶が正しく、当時の報道内容が「真実」だとすれば、大阪地裁のコメントにある「校則や頭髪指導は多様な教育指導のための裁量の範囲内だ」とか「正当な教育目的のために定められ、社会通念に照らして合理的」とか言ってる場合ではない重大な人権侵害があったと思うのですがね〜。
原告の元生徒は地毛が茶髪がかっていて、保護者からもその旨学校側に申入れていたが、担当教師が聞く耳持たず。
地毛証明とかいう摩訶不思議意味不明な書類も提出したが、蛙の面に小便状態だったとか。
「生来の毛髪の色とは違う色に染色または脱色することは禁止」というようなルールならば理解できますけど、生来の色とは違う「黒」に毛髪を染めさせる校則ってどうなの？って思いますね〜。
それに、更に呆れたことにこの担当教師は次のように言い放ったらしい。
うちの学校に白人金髪の留学生等が登校することになっても「髪を黒く染めるように求める」んだそうです。正気とは思えない。教師としての脂質…じゃない資質を疑います。というか教師失格ですね〜。はっきり言えば🐎🦌ww。
元生徒のDNA（生来の毛髪の色)を否定。
（…生徒の個性を尊重しないのか？活かさないのか？伸ばすんじゃないのか？)
健康被害が予想される毛髪の染料使用を強要。
一時的ではなく、髪が赤い間（つまりいつまでも）。
（…生徒の健康を大切にするんじゃないのか？)
これって立派な個人の尊厳の侵害だったり、生存権の侵害だったりしませんかね。
還暦を過ぎて思うのですが、高校生の頃って人生の中でも一番楽しい時期の一つだと言えます。その大切な時期を台無しにした責任は重大だと思います。
教育の場でありながら、日本人の髪の色は「黒」という固定観念、画一的な考え方を押し付けているのも呆れます。こんなんじゃノーベル賞受賞する科学者は輩出できなくなりますね。
確か昨年、札幌の学校で、白でないマスク着用してた児童を校則違反と咎めた教師がいたって記事になってましたよね。
当時のマスクが店頭から消えて簡単には入手できなくなっていた状況を全く考慮できない無能さ、非常識とマスクは白でなければならないという合理的根拠のない固定観念の持ち主が子ども達に教育、指導する資格があるのか甚だ疑問に思った覚えがあります。
知識偏重の日本の教育制度の成果物が現在の「主体的に考察」できない教育現場なのでは？このルールはどのような目的で制定されたのか？現在の情勢に適合しているか？現在も存在意義があるか？等々、自分の「頭」で常に判断して行く必要があるのでは？「今までそうだったから」でいいのか？指導者なら常に問題意識を持って思索し、その姿勢を子ども達に模範として示す指名があるのでは？と思う次第です。