田舎のピスボーイのブログ一覧

世の中…っていうか、日本の世情は閉塞感が漂ってて息苦しいですね。
ふと昔見た「ゴジラ対キングギドラ」を思い出し、ため息と冷笑がもれました。
当作は1991年公開。この年はバブル景気が後退して崩壊し始めた年とも言われてるようですね。
結構オオゴトが起こった年のようで（湾岸戦争、ソ連崩壊とか)。
オット、話が逸れました。
件の「ゴジラ対キングギドラ」です。
中川安奈さん、豊原功補さん、原田貴和子さんなどがメインキャスト、ゴジラ映画常連のベテラン俳優さんも出演されてましたね。
作品の設定では、23世紀の日本は米ソ（当時はソ連崩壊前)中国を凌ぐ超大国となって世界に君臨していた(爆笑)。23世紀の未来人が20世紀の日本にやって来てキングギドラを使って調子に乗りすぎた日本の国力弱体化を計画。20世紀の日本側は未来人に対抗するためゴジラを蘇らせ、キングギドラを退けたが、勝ち残ったゴジラによって国土は荒廃し、極東の最貧国へと没落した。これを訂正するため、大暴れするゴジラを大人しくさせるために未来の技術でメカキングギドラを作り、ゴジラを海底に沈めて眠らせて…というようなストーリーだったかと。
景気に翳りが見え始めたとは言え、まだまだイケイケ感が充満してた時でしたから「日本の未来は明るいゼェ」って都合のいい身勝手な妄想を夢見てたんですね。
食糧すら自給自足できない資源に乏しい国。世界の鼻つまみ者のくせに資源豊かな露中とは雲泥の差。当時「電子立国」とか謳ってたくらい唯一の強みだった「科学技術」、「工業・生産技術」は国際支援の名の下、惜しげもなく後進国に供与しちゃったから、最早アドバンテージどころか、遅れを取る状況orz。
この作品が警鐘のつもりで言っていた「没落した未来の日本」が現実味を帯びてきたなぁと思う田舎のジジイですorz。