アイドリングストップキャンセラー＆iMT自動ON回路

アイドリングストップOFFスイッチとiMTスイッチをエンジン始動後に毎度押すのが面倒だと思っていまして、自動で押してくれるようにしたいなと考えました。

市販のアイドリングストップキャンセラーを2個使えば事足りますが、電子工作は仕事で行っているので自分で作ろうとチャレンジ。
上から順に試作1、試作2、完成版です。
試作1はアイドリングストップはOFFになるも、iMTは反応しない。
調べるとエンジン始動後に車のシステムが立ち上がる(iMTの操作を受け付ける)までにほんの僅かにタイムラグがあるようです。
エンジン始動と同時押しではなく、ワンテンポ遅れてからボタンを押さないと効かないようです。

そのため、試作2ではエンジンが始動してイグニッション電源が回路へ供給された5秒後にスイッチを押すようなオンディレイ回路を追加したのですが、電圧と電流が不足したため上手く動作せずボツに。

完成版ではエンジン始動5秒後に回路へイグニッション電源を直接供給するようにしました。
つまり試作1に遅延電源回路を組み合わせた内容です。

計算上は2.3秒ほどアイドリングストップとiMTのスイッチを押してリリースするような動作になっています。
本来は押す時間は1秒も要らないのですが、CR係数のため気温で多少の変化があるので、年中動作するような長めのマージンです。
試作1からはサイズが1.5倍ぐらいになってしまいましたが、iMTスイッチ裏にはスペースが十分にあるので全く問題無しです。

そもそものON/OFFスイッチも用意したので、OFFにしていれば完全なノーマル状態になります。
普段はONのままですが、ディーラー入庫時や車検時に有効かなと思います。

回路作成や試作時間を考えたら市販品を買う方が早かったけど、希望の動作が得られて満足です。

スイッチ部分の配線は下記記事を参考にさせていただきました。
イグニッション電源はシートヒータースイッチ部に来ているのでそこから拝借しました。
https://minkara.carview.co.jp/userid/1960839/car/3011072/6179387/note.aspx