NISMO クイックシフト  

皆さんも経験あるかと思いますが、３速に入れるときエアコンパネルによく手が当たります。

折角のマニュアル車ですし、一度は付けてみたいと思っていましたので。

ニスモ製のクイックシフトは昔のマニュアル車にありがちな「シフトレバーのみ交換」タイプではなく、「デバイスごと交換」するタイプです。他の製品ではシフトレバーだけ交換するタイプのクイックシフトもあります。

部品を見ると、ノートニスモ用に新規製作された物ではなく、他車種流用な感じがします。

デバイスに純正部品番号があったのでどの車種の物かディーラーで調べてもらいましたが、国内には流通していない品番のようです。メーカー公認の海外仕様純正部品の流用かと思われます。

※余談ですが海外仕様部品の流用は以前から結構あるようです。S14のオーテックバージョンは海外仕様のエンジン（斜流タービン付き）に換装されたものです。海外は出力規制がなく、国内仕様より高出力タイプのエンジンが搭載されています。後にこの海外仕様のS14用エンジンがS15に標準装備されることになったそうです。昔は高速道路に配備されるパトカー（Z32とか）が輸出仕様に改造されていることがよくありましたよね。当時はいくら国内最速の車でもチューンした車に対抗するにはそうするしかなかったのでしょう。

交換作業そのものは至って簡単ですが、純正シフトノブを外したり、リモートワイヤーとの篏合を外すのがちょっと面倒です。
センターコンソールを外す場合、シガーソケットのコネクタとは別に、配線がコンソール裏を添うように取り付けられているので外します。（外すときも付けるときも結構苦労します）
また、シフトノブを標準装着品以外にする場合はニスモ製シフトノブカラーを装着する必要があります。
シフトレバーの先端は標準仕様と同じくネジ溝は切ってありません。ネジ込みタイプではなく差し込みタイプです。ニスモ製シフトノブカラーを付けることでネジ山（１０mm）タイプのシフトノブが使えるようになります。

※純正シフトノブは再使用できないことになっていますので、標準装備品のシフトノブを使う予定の方（ニスモ製シフトノブカラーを使わない方）は予め新品のシフトノブを用意しておく必要があります。（あくまで仕様諸元による）

シフトデバイスを見比べると当然ながらレーバー比が変更されています。
支点からのレバーの長さが変わるので、フロアと台座の間にスペーサーを入れてデバイス全体を上に上げます。
シフトノブの位置（高さ）が変わったかどうか計っていませんが、装着前後で違和感はありません。よくある「操作が重くなった」と言うこともありませんでした。（個人の感覚によるかもしれません）

デバイスが固定できたらセンターコンソールを取り付けますが、裏側の配線も忘れずに取り付けてください。取り外しと逆になりますが、シガーソケットのコネクタと共に配線を添わせるように取り付けます。

ニスモ製シフトノブカラーを取り付け（しっかりと固定）させ、シフトノブを取り付けます。
※シフトノブにメーカーロゴやシフトパターンがある場合、カラーの取り付け位置を変えることにより、好みの位置で固定することができます。

使ってみると確かにクイック（ショートストローク）になり、エアコンパネルに手が当たることもなくなりました。

シフトフィーリングとは別に位置（高さ）も気になるところです。上から握ってＨパターンを描くか、横から握って手首を使ってシフトするか。

ちなみに私は横から握るタイプが好きです。
ですが、シフトノブはストレートタイプではなく丸型タイプのニスモ製ジュラコン（ブラック）を使ってます。
人差し指と中指で上の丸い部分を握り、薬指と小指はツバの下に引っ掛けて握ります。
以前に乗っていたＺ３２でも使っていたのでお気に入りです。

※Ｚ３２バージョンレカロ用のシフトノブに替えようか迷ってます。（部品が無いかな、、、）





関連情報URL：http://www.nismo.co.jp/index.html