ボクの住む静岡県には、
まだまだ自分の知らない
自然が作り出す数多くの宝物が
眠っているんですよ。
その中でも冬季に一定の条件を満たすと、
凍ってしまうという滝、『芭蕉の滝』は、
一度でも出逢っておきたかったんですよね。
(芭蕉の滝へは、危険を伴います。このブログの文末に
危険性を記させていただいております。)
結論から言うと、ようやく出逢えることができましたよ。
この氷瀑(ひょうばく)を目の前にした時、
それまでの苦労が一気に吹き飛びました。
これまで色々と情報をかき集めては、
何度トライしてもたどり着くことができませんでした。
しかしながら、とても貴重な情報を提供してくださった
Night Rider さん、本当にありがとうございました!
おかげさまで、素晴らしい大自然の宝物に出逢えることができました。
この場を借りて、感謝申し上げます。
凍結率90%以上!(目測値)
ただただ、圧倒される。
なんか落ちてきたと思ったらデカい氷柱(つらら)!頭上注意です。
夢中になっていると時間を忘れてしまうので注意です。
この日は天候もよく、運が良かったです。
リモコンで撮影!
雲に隠れていた霊峰富士も、帰りに見ることができました。
今日無事にここにたどり着けたこと、
今日無事に帰ることができたこと、
全てに感謝ですね。
■2018/02/07 02:50 追記---芭蕉の滝 リスク周知■
この『芭蕉の滝』への到達は、かなりの危険を伴います。
危険度が高いゆえに、今回上げさせて頂いたブログの内容では、
ネットで調べられる以上の詳細な位置やデータは
伏せさせて頂いております。
軽装備と安易な知識で行くことのないよう、十分ご理解ください。
上述したことから、以下に危険性を記させて頂きます。
滝への入り口からは、長期的管理が出来ない等の理由によって
遊歩道が風化・崩落、欠損したままになっております。
すなわち、現在ではもはや遊歩道でもなんでもありません。
このように原則、通行止めとなっております。
道幅も極めて狭く、足を踏み外した場合、50~60m下へ滑落し、
命を落としてもおかしくない非常に危険な道となっております。
積雪量が多い場合、足を取られてバランスを崩し、
雪の重みに耐えきれず、折れてしまい
木が落下してくる危険性もあります。
枯れた木が風化して倒木の危険性も有ります。
途中、虎縞(とらしま)ロープがありますが、これもまた
経年劣化・風化により、摩耗しております。いつ切れても
不思議ではありません。
従ってこのロープを命綱代わりに使用してはなりません。
このロープは安全帯ではありません。
雪の積層と滑落について
気象条件によっては、何度も積雪が重ねられたことによって
何層かの層(積層)になっております。おおむね三種類の層になっている
ケースが多いです(ここではわかり易いように三種類の層で説明します)。
一番上に積もった雪は、時間がたって若干融雪しかけた
少々固めの層です。雨風にさらされ、比重は高めです。
一番下は雪が圧縮され、堅くなった滑りやすい層になっています。
気象条件によって一度融雪しかけてから圧縮され、また、
その上氷点下の外気にさらされることによって、アイスバーンに
なっている場合が多いです。つまり、滑ります。
一番上の層と、一番下の層に挟まれた中間層は、
密度が比較的低い、一番柔らかな層となっております。
概ね、乾いたパウダー状の雪となっています。
滑落の要因は様々ですが、一例としましては以下の通りとなります。
スパイク機能のない滑りやすい靴底の元(軽装)、
不安定な態勢で、上記の表層と中層部分の雪を踏みこみますと、
最下層の滑りやすい部分を残したまま、表層と中層部分の雪ごと
滑り落ちてしまいます。
場合によっては、
命を落としてしまいます(リスクアセスメントでは『落命』レベルです)。
それ以外にも、滝エリアに到達してからは、上空からの飛来物・落下物に
注意が必要です。
氷結した滝は、自重によって
その全体が大小無数の氷柱(つらら)と化します。
場合によっては、この氷柱は様々な理由によって
折れて数十メートル上から落下してきます。
重さは数キログラム程度ですが、これが数十メートル上から
落下してきますので、当たれば鈍器で頭部を殴打した場合に匹敵する
凶器になりえます(落石についても同様です)。
これにより、打撲以上の怪我、場合によっては骨折~致死レベルですので、
これにも十分に注意が必要です。
以上のケース以外のリスクも無数にありますが、
長くなってしまいますので、リスクの代表例を挙げさせて頂きました。
どうか、これらのことを最低限知っていただきたく、
追記として、芭蕉の滝への到達及び滝エリアでの危険性を記しました。
また、最後に・・・。
危険だと思ったら、引き返す勇気を持つことです。
これこそが、命を守る最大の装備といえると思います。
危険を冒しても見てみたい風景はたくさんありますが、
現実には、
命を落とすリスクを抱えてまで見る景色なんて、
本当はどこにもないのだと、ボクは思います。
命があってこそ、その後、見てよかったと思えるものだからです。
あなたの帰りを待っている人が必ずいます。
行く前に、そのことを頭と心の中で今一度、思い描いてみてください。
芭蕉の滝へのリスク周知については以上です。
ブログ用エンディング カテゴリ:■BGM 2011/03/02 05:25:41 |
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