
漸く夏が終わった。
ホントに先週位まで食い下がる様な真夏だった感じだが、10月に入って漸くトドメを差された今年の夏であった。
7月、8月の暑さ・・・会社の忙しさがピークを迎えていた事も相まってフィジカルが限界ギリギリだったな・・・。
会社と家との往復だけで終わる日々であった。
あっという間に9月、10月である。
でもGCの整備はしっかりしておいたので、お盆は何の不安も無く秋田へ帰省できました。

4年ぶりの夏の秋田。
広大な水田地帯と広い空、これが見たかったんだよなぁ。
長時間の運転でもチェックランプの点灯なども無く、失火による加速不良も完治してました。
タイヤも新品ですし言う事ないな。

でも今年はコロナ騒動明け最初の夏休みという事もあって、道路が凄かったな。
いつもなら5時間程度の道程ですが、9時間も掛かってしまった。
夜中の2時に出たのに、首都高の川口線の時点でのクルマの台数が過去イチ。
この雰囲気では、7時前に福島を抜けられないだろうな・・・そう思いながら東北道に入った。
大型連休の高速道路は、6時台のうちにあらかた走り抜けておかないとマズイ。
案の定那須を過ぎた辺りからノロノロ運転になる場所が増え始め、国見や菅生の辺りでも大渋滞が発生することが予想できたので、福島市から
E13東北中央自動車道という米沢、山形、新庄と経由して湯沢から秋田県に入るルートを選択。
震災後に13号線沿いに出来た新しい道路で、混まない上に恐ろしくスピードが出せるワープゾーン。
親の仇のような素晴らしい速力で距離を稼ぎ、福島市の分岐から僅か1時間足らずで湯沢市に入れたのはお義父さん達には内緒の話である。

実家の裏山の高台から鳥海山を眺める。
秋田富士と呼ばれる鳥海山。
いつも遠くから眺めるばかりでまだ登った事はない。

今度来た時こそ!と毎回思うものの、結構ガチ登山になるので、しっかり準備してくるのが面倒くさいんだよね。
GCじゃ、これ以上荷物積めないからね・・・エブリイで帰ることになったりしたら登山の準備もしてこようかな。

裏山の高台にはおにやんま君・・じゃなくて本物のオニヤンマが沢山飛んでいました。
スズメバチさえ捕食する日本の昆虫界最強のドラゴンフライオニヤンマ。
今はおにやんま君という虫よけ用のブローチが流行っているそうですよ。

付けようと思っていたマフラーがガラガラ言ってたので、GDB純正マフラーのままだったヲレのGC8。
別に抜けも悪くならないし、このままでもいいかな・・・
カーステレオの音楽も良く聞こえるしw
タコ足やメタルキャタライザーの効率化も別にスポイルしてないし、つくづくマフラーって音だけだなと思う。
ま、その音が大事だったりするんだけどね。

夜になると降り注ぐような星空がヤバイ。
もやもや煙のように立ち上がってるのが天の川です。
実家の家の前でこの銀河。
やっぱり空が澄んでるんだなぁ。
家族みんなで少し見上げていただけですが、結構ヒュンヒュンと流れ星が。
田舎の夜空は普通に凄いなと思っていましたが、あとで調べたらたまたまペルセウス座流星群が最接近していただけでしたww

ひとつだけ捕まえられました。

午前中は宿題をして

お昼には感動的に美味しい白飯を食べて

午後にはお寺にお墓参りにいきました。

今年から地元のサッカーチームに入った次男のれん。
アホみたいにこんがり焼けてすっかりスポーツ少年になってしまった。
かつての我が家系には存在しなかった種類の人間である。
自分も含めて、極めて個人的な趣味に没頭するタイプが殆どのウチの家系から、サッカー少年が生まれるとは思ってもいなかった。
何をやらせても直ぐに出来るし、フィジカルも抜群にいいので向いてるかもな。

久しぶりに訪れた法体(ほったい)の滝園地。
真夏でも完全入水には相当の根性が要る、超冷水の子吉川擁する河川敷である。

めちゃくちゃ泳ぐなw
自然を舐めてはいけないが、水の事故を恐れるばかりで自然と触れ合えない子供にはなって欲しくなかった。
その辺はもう大丈夫と言っていいだろう。

それにしても綺麗な水だなぁ。
飲めるのでは?ってくらい清冽である。
都会で育ったヲレは、子供の頃ドブ川みたいな所に居るオタマジャクシを見つけるだけで大騒ぎをしていた。
たまにテレビなどで見る四万十川や長良川の清流。
川が蒼く透き通っているなんて信じられなかった。
まるで外国の話のように真実味が無い話だったんだ。
こんな美しい川が日本にもまだあると知って、高校生になって川を歩く旅をした。
ただただ綺麗な川が見たかった。
特に魚類が好きだったからね・・・
こんな川面の下にはアユカケが居そうだな・・・とか、
この水系ならオヤニラミが居るかも知れないな・・・とか、
自然豊かな環境にしか生息していない憧れの魚や、生物の生息を夢想しているだけで幸せだった。
自然の生き物が好きなのに、都会の貧相な自然環境で育ったことによるリバウンドがヲレの中の憧れを助長している。
そして、大人になった今もそれが変わらないんだな。

この思い出は、これから彼らの中でどう位置付けられていくんだろう。
これからどうなって欲しいとかは全くないが、自然を尊いと感じる優しい大人になって欲しいとは思う。

実写版釣りキチ三平のロケ地にもなった「法体の滝」。
落差が57mもある豪快な滝で、間近まで行くと迫力に圧倒されます。

滝壺の淵も例に漏れず清冽で深淵。
三平が狙う大イワナが本当に居そうな雰囲気ですね。
子供たちは帰るギリギリまで石を水面で滑らせる「水切り」をして遊んでいました。
あれって何なんでしょう、子供に限らずですけど必ずやりますよねw
投げ出すと夢中になってしまいます。
美しく雄大なこの鳥海エリアの自然ですが、ここから僅か数キロ下った最初の集落が5年後に完成するダム計画で沈むそうです。
この集落(百宅地区)も過疎が進み、住みやすく便利とは言えないエリアではありますが、ダム計画が推奨するような治水や農業用水の確保が必ずしも必要な環境ではないように感じます。
ダムを作って水系を寸断してしまうと、必ずその上流下流の自然環境が減衰してしまいます。
遡上系の魚類は行き来を阻まれ絶滅。
下流はダムによる停滞と栄養分の沈殿で水質が悪化。
世界遺産クラスの鳥海山のブナ原生林と湿地、伏流水によって育まれてきた唯一の自然環境がまたひとつ失われてしまうという事でしょう。
とても残念です。
一時的な雇用促進と建設系のゼネコンとの癒着によるあぶく銭の為に、あまり必要のないダム計画が全国で展開され、多くのかけがえのない自然が蝕まれてきたこの日本。
これはこれで仕方がないと思う人たちの想像力の無さ。
嘆かわしいと思うばかりです。
これだけ山奥なら大丈夫でしょう・・・
と思うような所にまで伸びる人の手による環境破壊。

ここは綺麗なまま残ってくれるのでしょうか。

いつも遊んでくれる従妹のお姉さんたち一家はコロナが出てしまい会うことは出来ませんでしたが、久しぶりに夏休みらしい夏休みを過ごせたかな?

そんなお盆の帰省でした。

キャンプにも何度か行きましたよ。
どうしても忙しい合間で行くんで、道志村とか近場になってします。
何とか土日連休を取ってバタバタ行くんで疲れてしまうかな?と思うんだけど、行くとちゃんとリフレッシュ出来ますね。
人間いろいろやるからくたびれるんじゃなくて、つまらない事をやるから疲れるんだなぁって。
自分がやりたい事、面白い事では疲れない。
達成感で満たされる充実は疲労を残さないですね。
リフレッシュとはやりたい事をする、という気分転換であって、何もしないで家に居ても達成されないですね。

でも、子供たちにとって面白いかどうかは疑問ですね。
少しづつですが道具を揃えていって、自分たちが考える理想の野営、理想の雰囲気に近づいたかどうか、そういう事へのトライ&エラーみたいな要素がある。
大人の遊びかなぁ・・と思います。
もっと料理が上手だったら、キッチン要素をもっと強化してキャンプで美味しいものを沢山作れたら楽しいかも知れないなと思いますが、ヲレも妻も大して得意ではないので簡単に済ませてしまいます。

ヲレはただただ酒を飲みながら焚火の世話がしたいだけなので、みんなが寝静まっても一人で起きて炭を転がしています。
最近のキャンプは道具がかなり変わりましたね。
何でも充電式バッテリーを用いた電気式になっている。
ランタンもLEDになって明るく、テントの中で火災の心配もない。
スマホやSwitchも不自由なく使える。
これくらいの環境が無いと子供たちは大人の遊びに付き合ってくれないのでしょうね。
現在の装備であまり不自由は感じていませんが、今年からようやくコールマンのツーバーナーをお迎えしました。
もっと早く導入すれば良かったなと思う位ぐっと料理がラクになりましたね。
ツーバーナーも色々検討しましたが、やはり道具としての可愛さ、シンプルで手入れがしやすく堅牢と、いろいろ考えるとコールマンになってしまいますね。
多分一生使えます。
バーナーなど火を使うものは相変わらずガスでやりますが、ランタンなどはLEDの物を増やそうかなと思っています。
子供たちも段々大きくなってきましたが、もう少し大きくなったら付き合ってくれなくなるでしょうし、そうすると妻と二人でキャンプになってしまうでしょうから、テントは今のもので充分かな。

スノーピークのアメニティードーム3~4人用というドが付くほどスタンダードなベストセラー商品ですが、とにかく簡単に立てられる事と、比較的に安価なのに品質が素晴らしい事とで全く不満がありません。
セール時には3万円台で買えたりするので、本当にコスパがいいテントですね。
自分はこれにヘキサゴンタープを組み合わせて使っているので、急な雨でも全く問題なく過ごせます。
昔はテントなどと云ったら10万、15万円とか当たり前だったので、安くていい物がたくさん出回る時代になりましたね。

少年たちはどんどん大きくなっていく。
これから自分たちの考えを持って行動し、これからの時代の人になっていく。
私たち親の浅はかな考えなど遠く及ばない、遥か彼方へ行ってしまう事でしょう。
それでも、誰しもがそうだったように、
いつもこころの中心にあるのは、子供の頃の思い出や憧れ。
いまスポンジのように吸収した事が人生の核になっていく。
きちんとした芯があれば、人は強くなる。
何か大きなことをする必要はないけれど、自分の大切なものを人生をかけて守っていける人になってね。
応援しています。
ヲレたち親が出来る事はその程度ですね。