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2020年10月10日 イイね!

コロナ禍運動会

コロナ禍運動会コロナ禍で台風一過だったにも関わらず、今年も運動会を敢行しました。


当日は朝から大型低気圧による暴風雨で、普通に中止かなぁ・・・と思っていましたが、ぎりぎりまで動向を注視。
直撃当日なんてのは、時間帯によっては一気に晴れたりするのでね・・・
コマメにウェザーニュースと睨めっこ。

日付が変わる辺りから雨はすっかり上がる予報だったんです。


直撃予定だった台風も進路を南側に移し、夜半に回復の見込みが間違いなさそうだったので、当日夕方に開催の決定を通知。

運動会開催が決まりました。


延期にしても次は晴れるとは限らないし、みんなの都合もなかなか合わないしね・・雨だからってビビるようなドライバーは一人もいない。

「え?雨ぐらいでやらないの??」

みたいな。


レーサーからは選手宣誓が来ていますしw

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成る程・・・バカすぎるww

そんなものを突き付けられては、こちらも既読スルーという訳にはいかないな・・・



これを受けて、運営側もコメントを発表。

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寝る前に打ったら2時間も掛かっちまったじゃねーか・・・。
(クソ真面目に返してやったら、レーサーのはコピペだったことが判明・・大学生の論文かよww)


相変わらずの馬鹿馬鹿しいやり取りを繰り返しながら、運動会決行。
往路のホームグラウンドが、台風の影響でまさかの通行止めと言う事もあり、高速使って聖地集合となりました。



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今回の主役は何といっても一軍機のハチロク二台とGT-Rでしたね~。

レーサーとYuu君のハチロク対決。

ココは同世代ということもあり昔からバチバチなんで傍から見てても楽しいね~。(昔はレガシーとフォレスターの対決だったよね。)

グラベル仕様とターマック仕様で正反対の性格ながら、両者とも天候に合わせたウェットタイヤでの出走。
路面は台風一過と言う事もあり、只のウェットならまだしも、無数の落ち葉に折れた木の枝(枝と言うか幹!)にと、下手なグラベルよりもグリップ感が読めない酷い路面。

15インチのレーサー有利かと思われましたが、そこはハチロクスペシャリストのYuu君。
セッティングのバッチリ決まっているマシンで半歩リードという感じだったようです。


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もう一つヤバイのが猪さんの35Rですかね。
ニスモニスモと聞いていましたが、見た目は標準車だな。。。

と、思ったら・・トラックエディションという見た目スタンダードでボディーと足回りだけニスモ、というヒツジの皮を被った・・っていうかヒツジなんかじゃ全然ないんで、オオカミの皮を被ったライオンみたいな仕様ですw

まぁ、いかにもっていう派手さをどうしても受け入れられないオッサン(40~50歳)向けの仕様ですね。

判りますw


しかし何と言うか・・もう来るところまで来たな。。

どれだけ往年の名車を中古で買ってきて仕上げたって、ツルシなのにここまで仕上がってるクルマは世界中どこ探したって存在しないだろ。

何でもありのストリートなんで、何がズルいとか最早言いませんが・・
ここまでくると、下克上が難しくなってくるな・・・


昔はよく成立したんだよ、ハチロクとかスターレットでさ、
ワンエイティーとか32のスカイライン相手にして、
パワーはないんだけど、腕と軽さでインフィールドや下りで追い込むっていうマンガみたいな逆転劇が本当にあった。

もう20年くらい前だけどさ、ヲレもAE86を10年間で3台乗ったしね、
当時はどんなクルマが相手でもまあまあいい勝負が出来る自信があったし、敢えて格下から挑んでいくスタンスにプライドがあった。

いい時代だったなw


今じゃインプレッサみたいに人乗せたり、雪山行ったり、とか色んなユースを考えてしまって真ん中取ったような便利なクルマで満足するようになってしまったけど、「ハチロクで育ったから今の自分がある」みたいなプライドだけで未だにやっているという部分はあるかな。

そんなヲレの便利なGC8も、とっくに20年落ちが確定し、
昔で言うAE86(か、それ以下)みたいな立ち位置になってしまった。

買った当時は車重1200㎏で300PSだなんて最強でしょって思ってたけど、
クルマの技術は日進月歩。
10年も20年も経つと、300PSも只のハリボテになってくる。


タイヤとボディーで走る性能がそれを凌駕するようになってくる。


FT86やBRZなんてその典型だろう。

ヲレがAE86の頃に欲しかったものが全て揃ってしまっている。


昔のハチロクは1600㏄で120PS程度のエンジン。
気持ちよく回ったけど、もう少しでいいからパワーが欲しかった。
ボディーもヨレヨレで車軸懸架だった為、なかなかトラクションが掛からない。
軽さと切れ味だけで勝負するクルマだった。

クリップの遥か手前からフルスロットルで鬼のリヤ荷重にしないとリヤが抑え込めなったので独特の運転スタイルになっていたと思う。

それでも、さらに望むものというのはそれ程多くなかった。

あと50PSのエンジンパワーと、トラクションが掛かるリヤサスペンション、それを抑え込むしっかりしたボディ剛性があれば、もう誰にも負けないのではないか。

そう思わせるくらい、当時の格上のクルマとの差など僅差であった。


よく考えたら、今のハチロク(FT86/BRZ)なんてそれは全て揃ってしまっている。

ガッチリしたボディーに、高次元にバランスされたコンポーネンツレイアウト。
200PSのNAエンジンにリヤマルチリンクサスペンション。
まぁ、構造的にはWRXのFR版と言う感じなので、ストローク不足感は否めないものの、軽トラックのようなAE86の頃と比べたら雲泥の差である。

充分過ぎる!

コイツを本気で追い込んだらどれくらいのポテンシャルがあるかは大体想像できる。

バッチリ決まった足と、そこそこいいタイヤを履いていれば、下りでは無敵の性能を出す筈である。


流石の35Rも、1速2速で回るようなテクニカルセクションではハチロクに舌を巻く場面もあったようですが、ホームコースみたいに少しでも踏める区間があるような所では全く話にならないでしょうね。

それ以外が速すぎる。


今回のヲレのGCは3年目のアジアンタイヤと言う事もあり、ウェットグリップが皆無。(勝負になりませんw)
サスペンションが縮まないので結構怖かったよ。


一回だけレーサー86の後ろに付いて追いかけたけど、登りなのにぎりぎり見えなくならない程度の追随しか出来ない始末。
下りでジリジリ離される位の感じだったな。

タイヤ新品なら登りで勝って下りでトントン位だろう。(86相手にww)


でも、後ろで見ていて思ったのは、やっぱりFRはいいなって事。
とにかく進入にストレスが無い。
クルマを運転していて最もテンションが上がるのは本気のフルブレーキングからの鬼の突っ込みだと思うんです。

4WDだとフロントにも駆動抵抗があるから、どうしても一瞬アンダーステアになるのを、揺すってヨーを掛けたりリヤを振り出したりして何とか進入の姿勢を作る。
ワンアクション遅れるんだよね。
その遅れを4WDのトラクションとターボパワーで取り返しているだけ。

FRだと、しっかり荷重移動が済んでいればステアと同時にスパンと向きが変わっていく。
この切れ味は4WDには絶対に出せないんだよな。


フロントの駆動でも、FFはFFでまたいい。
リヤに余計なものが無いのでシュパッと向きが変わる。
フロントのトラクションだけに専念してアンダーオーバーをコントロールできるので無駄な操作が無くこれまた切れ味がいい。

やはり2駆ってのがいいのかも知れないなぁ。


ただ、2駆の切れ味だの軽量バランスだのという細かい小細工をいっぺんに全て飛び越したのが35GT-Rではないだろうか。
車重以外はすべて完成していると言っても過言ではないR35GT-R。

その1700キロ台の車重さえも、F255、R285という前後異幅の極太ポテンザでしっかり曲がってしまう。


GT-Rに同乗させてもらったぎゃんぐ君曰く。

「だいさん達が、7千8千とかまで回して逃げてるところを、多分3千も回ってない位で追い付いちゃうんです。」


「3千回ってないか・・・。」



GCで3千回転なんてまだトルクも立ち上がっていませんね。。
VR38DETTヤバいな。(600PSですからね)

クルマはエンジンで決まるって・・誰が言ってたか忘れたけど、
昔のGT選手権の車両よりパワーが出てて、それを余すところなくトラクションに換える駆動デバイス、消しゴムより柔らかいタイヤ。
それを本気で支えるニスモチューンのサスペンションとボディー。

ドライバーがショボければまだ何とかなるかも知れないけど、ホームの帝王だしな・・・付け入るスキが無さすぎるw



なんかこう・・もういいか~みたいなw


20年前のボログルマで一軍機ヅラしてるのがそろそろ難しくなってきたので、
そろそろ降格でもいいような気がしています。

僕たちは僕たちのクルマで楽しめればそれでよしww


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クネももはや後ろから付いてくるのも精一杯。

最近は単車の話しかしないから、クルマは・・・なのかな。


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シュンジはいいね・・・守りながらも安定してるし。
所帯も持ったし、無理はしないだろう。

それでも走り続ける事の難しさが判ってきた頃だと思う。

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ぎゃんぐ君はSWのセッティングが間に合わなかったとかで・・・
ドリケツのNAロドで来てしまい、どうにも不完全燃焼だったみたい。

まぁ、楽しいとは思うけどね。

GCで雪行くより滑るだろw

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黒スカ君も久々参戦。

人乗せてるからか、余り無理が出来なかったみたいだけど、楽しめたかな?
ER34といえばまだまだ一級品のFRターボ。

今度は熱い走りを期待しているぜ!


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今回はフォーメーションの関係でちゃんと走りを見てないんだけど、FR3番手を走れていたワンエイティー。
レーサーが連れてきた若い子たちです。

なかなか遣り手の臭いがします。
FRを峠でガチで追い込んでる現役の臭い。

懐かしい感じがするんで、大体どんな走りをするか見なくても判ります。


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この手のスーパーカーを購入する人の殆どは、
毎週きれいに洗車して、雨の日には乗らないとか、ひとの後ろに付いて走らないとか、とにかくクルマが傷まないように腐心するものですが・・・

こんな台風の後の汚らしい峠で、後塵をガンガン浴びながら鬼プッシュさせる人って見たことがありませんね。

製品の目的外使用に興味がないんでしょう。


いいなあ・・・未だに本当に現役なんだなぁ。
大人のクルマ遊びって感じがします。


自分なんかでは、お金があっても多分勿体なくて出来ないと思いますが、
ひとつの側面での究極のカタチであることは確か。

こうやって、時代に伴って究極が更新されていくのを現場で見ていくのは楽しいですね。


まだまだ先があるんだなと感じさせてくれます。


ヲレが昔ハチロクや13シルビアに乗っていた頃。
27のトレノとか、ハコスカ、ダルマセリカで鬼のように速い人が居た。
大体いい歳したオジサンたちだったが、

当時はそれをカッコいいなと思いつつも、もっと今風のクルマに乗れば更に圧倒的に速く走れるだろうになと思う部分もあった。
だが、時は20年更新され、
あの頃のニイナナとかKPに乗っていたオジサンが今のヲレたちなんだなと気付く。


ただただ誰よりも速く走りたいという若い頃の欲求とは違い、
自分が持っている古のツール(クルマ)は何が駄目で、どう使えばどう良くなるのか・・・そういう事を考えながら走るのが楽しいんだな。

まぁ、周りから見たらゴミだけどよ、やり方によっちゃあまだイケんじゃね?

みたいなね、


あの頃のオジサン達もきっとこんな感じだったんだなぁ。
(まぁ、所帯持って子供なんかもでかくなり、ただ単に新しいおもちゃを買えないだけってのが大半だろうけどw)


あとは、好きなクルマや乗りたいクルマが、ある所から更新されなくなるっていうのはあるかな。

ハチロクとかスターレットでイケイケで走ってた現役の頃にフラッグシップだったモデルが、だいたい自分の中の頂点になってしまっているので、その構図が10年経っても20年経っても・・未だに変わらないんだろうな。

ヲレの頃は、湾岸のチャンピオンが33GT-Rで、
峠のチャンピオンがCPのランエボだった訳よ。

ヲレは若干捻くれてたからインプに行っただけでね・・



ほんとコレw



酷い路面でしたが3周位したかな。
アンダーステアが酷く、守りの走りになってしまいましたが、何となく自分の立ち位置は判ったな。
まだまだ出来ることはある。
(ただ、時間と金がないw)

まぁ、タイヤだけしっかりしていればまだまだイケるなw



って感じだけど、我が家のニューマシンエブリイにここの所金を使い過ぎたので、今年はタイヤを買えないかな。

春だな春。
スタッドレスから戻すときに買おう。
春にタイヤ買ったら揉んでやるぜ御前たち。



年内あと一回やりたいって話もあるんでそれは構わないんだけど、タイヤ続投なんで走りでは期待には応えられない。

悪しからずw




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最後は相変わらず只の深夜のオフ会みたいになっちゃいます。
まぁ、それが楽しいんだけどね。

それぞれある分野で何かしらのプロの集まりなんで、コアな話が聞ける稀有な機会ですね。



皆さんお疲れ様でした。




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altヲレはレーサーのこういう真面目に馬鹿やる所が好き。

Posted at 2020/11/07 07:10:17 | コメント(3) | トラックバック(0) | カーライフ | クルマ
2020年10月05日 イイね!

メンテして車検を取って。

メンテして車検を取って。ウチに来て丸4年が経ち、5年目を迎えたスバルR2。

免許取り立てだった妻の最初の相棒として迎え入れ、毎日の通勤と二人の息子の保育園の送り迎えの為に休むことなく活躍した。

妻の練習用でもあったので、5速マニュアルのタイプRというグレードだった。
荷物こそ乗らないし、周囲の見切りも悪いクルマだったが、運転そのものがラクで一日中乗っていても疲れないいいクルマだった。



こんなに小さかった「そう」も、


気が付けば小学生となり、次男「れん」も5歳に。

この二人をアホみたいに毎日毎日運んだが、特に大きなトラブルも無く、
何のストレスも無かった。


とにかく壊れない。




今月二度目の車検となるので、継続の準備。


大したトラブルではないが、ブロアファンの軸ブレの異音が気になっていたので、程度の良さそうなステラの中古品にてファンASSY交換。

ファン本体はネジ留めもなく、捻るだけで外れるのですが、
クラッチペダルが邪魔で抜けてきません・・・

ペダルをブラケットごと外して交換しました。




無事静音な送風を送れるようになりました。



あとは・・これまたマイナーなトラブルですが、
ワイパーリンクの関節脱臼。
長く乗っているとどんなクルマでも出ますね。


ワイパーが上に下にとオーバーランするんですよね。

損傷している軟骨に当たる小部品が出ないので、ASSY交換が基本となる所ですが、程度の良さそうなR2の中古がなかなか出回っていなかったので、何とか修理する事に。


この間同症状で取り換えたクネのGDBのワイパーリンケージの捨てる方から、使えそうな軟骨を取り出して移植する作戦です。

確認してなかったので一か八かでしたが、子部品はドンピシャ同規格でした。



損傷のない軟骨で組み直して修理完了。
ワイパーも無事正常な動作をするようになりました。


あとは特に問題となる箇所も無さそうなので、
急遽週明けに相模で検査の予約を取って、車検を継続してくることにしました。


いきなり前日の予約だったので4ラウンドしか残ってなかったんですが、
しれっと2ラウンドに捻じ込んで無事合格w

予約番号さえ持っていれば、ラウンドが違っても大体受けさせてもらえますね。
(他所の検査協会は知らないが・・・)



光軸は結構弄っちゃってたので、テスター屋で合わせてもらいましたが、サイドスリップはばっちり合わせてあるので無調整でも一発でした。


無事継続検査合格ぅ~。



そして、その週のうちに別の検査協会で移転登録。


実は..
ポンさんの所に嫁入りとなりましたw

R2とはここでお別れとなります。


あと10年くらい乗る積りでいたんですが、急遽の乗り換えとなりました。

近年家族でキャンプなどに行くことが多くなり、GC8の積載量ではやや不足気味に感じていました。
GC8はさすがに乗り換えるつもりはないので、妻のR2の車検を期に大きいクルマに買い替えることになったんです。
大きいと言っても軽自動車で、ですけどね。

今は荷物が沢山載せられる軽自動車なんて沢山ありますね。



DA64V エブリイバン。
4ナンバーの軽貨物です。

alt実は5速4WDターボ


Posted at 2020/10/15 12:41:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | マニュアルなのでR2 | クルマ
2020年09月12日 イイね!

車速センサー???

車速センサー???半沢直樹面白かったねぇ・・・
ホント最近は楽しみがコレだけだったのに来週で最終回・・・

半沢ロスが怖いw



そんな訳で・・夜も涼しくなってきたので走ったりもしたいですが、晩酌の誘惑を断ち切れないのでなかなか難しいヲレが居ます。


もう当分無えだろうと思っていた11アルトも、いたずら小僧のように軽いジャブを打ち込んでくるので、スパーリングに付き合ったりしています。

後付けのアペックスのスピードメーターが走行中にバグったりゼロ表示になり、エンジンチェックランプが点くと言うので仕事帰りに家に寄らせて見てみると、バックランプも点かない(左右とも)事が判明。

バックランプなんてそうそう球切れしないので、即座にミッションのスイッチと推測。
品番調べてスイッチを準備させ、交換します。

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しかし、オーナーの品番確認が甘く、違うものが来てしまうというトラブルが。
本来の品番は37610-70B11で、下2ケタで間違えて頼んでしまった模様。。

当然使えないので、外したものを現物修理する事に。
幸運なことに、スイッチの内部接点不良ではなく配線の根元での断線が原因だったので、配線の残りを掘り起こして断線部を修理。
麓をエポキシ樹脂で固めて保護し、引っ張られての再断線を防ぎます。

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無事交換し、バックランプは復旧。


さて、スピードメーターに関しては、出たり出なかったりとで何とも判らないですが、社外メーターの配線不良と言う事ではなさそう。
純正スピードは機械式のアナログケーブル式ですので、コイツが切れたらそもそも針が動かない筈ですが、普通に表示します。
どうも、純正スピードメーターにパルス変換器がビルドインされているようで、ここからECUに車速データを送っている模様。


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ダイアグを表示させると、#24 車速センサー系統と出ます。

エンジンチェックが付くのだから、純正メーターからECUに入るまでの所での問題。
アペックスレブスピードメーターでの車速の取得は割り込みではなく引き込んでの迂回ですので、コイツの不具合の可能性もゼロではないけれど、あんまり聞かないなぁ・・・まだ新しいし。。
配線を確認するものの、接触不良もなさそう。

とにかくコレも上手くいくかは判らないが、中古の純正メーターを入手して実地で組み換えていくしかないな。


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と言う事で、同時作業で色々やることになったw

車速センサーに関しては、やはりと言うか、11アルトには車速センサーという部品は存在しない。
スピードメーター本体がその機能を有するという事が判ったので、中古のコンビメーターを1000円ほどで落札。(AT用ですがスピードメーターはMTも同じもの)
あとは、交換歴がないスピードメーターケーブルも一応新品交換。
これで車速センサー不良は何とかなる筈。

あとはタービン交換に伴う、燃ポン、インジェクター交換、偽FCD(EEPパワーw)の燃調ボリュームによるセッティングの為、簡易A/F計の取り付けと、保険的なO2センサーの交換となりました。


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先ずはケーブルの交換から。
エンジンルーム側は、長いエクステンションで延長してミッション差し込み部のM6のボルトを取れば、ギヤごと外れてきます。
メーター側は、コンビメーターを取り外してケーブル挿入部のカプラーを外して抜きます。

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Cリングでパチンと止まってるだけのギヤ部を新しいケーブルに取り付けます。

ミッション側の戻しは、メーター側の作業が終わってから。
長さに余裕が無いので、ある程度室内側に余計に引き出しておかないと、メーターとの接続が難しいです。

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さて、本丸の純正スピードメーター。
どちらも同じように分解していきます。

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MT用も今回買ったAT用も全く同じものでしたね。
文字盤は幾らでも移し替えられるので、スズスポエディション用でなくても良かったみたいです。

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どこが車速パルス発生器かよく判らないですが、唯一端子があるのがケーブルが直接刺さる白い箱なんで、ここを移植できれば良さそうです。

小ネジが幾つかあるので、外して分解していきます。


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ここまで分解できました。

トリップメーターもオドメーターも取り外せたので、距離数などは元のままでイケますね。
文字盤も針も自車の物を使えるので、本当にパルス発生装置のみ交換することが出来そうです。

ただ、外観上は何処に不具合があるのか確認出来ませんでした。

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購入した16万キロ台の変換ユニットに自車の21万キロ台トリップメーター(針のユニット)をドッキングして元通り組み戻します。

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銅のドラムに付いている針のゼロ点ストッパーが左回りで針から伸びるバーに接するように組む事。(反転もしてしまいます)
車速に合わせてドラムが時計回りにバーを押してスピード表示をする構造です。

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パルス装置のみを付け替えたスピードメーター。

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あとは、傷にしないようにコンビメーターの基盤にスピードメーターを取り付けます。
案外上手くいったな。

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これで一度試運転すると、取り敢えずメーター表示がバグることはなくなり、チェックランプの点灯も確認出来ませんでした。

ただ、出たり出なかったりと言う事があるので、もう少し長期的な観察は必要です。


さて、あとはO2センサーの交換と、レブシフトタイマー(簡易A/F計を含む複合機)の取り付けです。

O2センサーも消耗品と言われますが、このクルマでは無交換できました。
チェックランプで表示するような致命的な不良が出ていなくても、徐々に性能は劣化し燃費を悪化させたりするのがO2センサー。

もう21万キロも使ったので、そうとうヘタってる筈。

A/F計表示も不正確になるといけないのでこの際だから交換しちゃいます。

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センサーはタービン直下にあるので結構バラシていかないといけません。

バンパー外してコアサポート外して、コンデンサーや後ろのビームなども外さないまでも結構どかして漸くアクセスです。

22ミリのメガネでイケます(カプラー通ります)が、少しオフセットした位置にあるのでストレートよりもディープタイプの方が外しやすいです。
配線逃げの切れ込みが入ってるソケットなどがあれば楽でしょうけど、持っていませんね~w

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新旧O2センサー。
結構煤で汚れたセンサーが出てきましたね。

オーナーがネットで買ったという格安品(1万円弱)はマルチタイプといって、センサー部の適合のみで、カプラーは自分で繋ぎ直す物でした。
まぁ、それは構わないんですが・・・英文の取説のみでしかもスズキの説明文無し。

クルマ側の配線は自分で調べなければなりませんでした。


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センサー側は、チュートリアルによると、青は信号線、白は信号線のアース、黒2本はヒーターの配線でした。



問題のクルマ側は、
その場でググって暫く調べると、ようやく信用出来そうな情報を取得!

黒が信号線、灰がアース、白2本がヒーター電源と言う事で、これに基づいてぶった切ったカプラー配線を接続。

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付属の圧着端子で繋いでヒシチューブで絶縁して完成。
ヒーター配線は行き来の別がないので、白白黒黒で適当に接続です。

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新品O2センサーに交換したので、次はメーター本体の取り付けです。


今回取付したのは、アークデザイン製レブシフトタイマーというもの。
元APEX、元HKSの技術者が独立して立ち上げた日本の企業と言う事で、○ートゲージや激安中華製品よりは信用出来そうな雰囲気。

これも、ターボタイマー、タコメーター、シフトスポット、電圧計、簡易A/F計機能と多機能ながらネットで1万円もしない安価な商品ですが、その実力や如何に!?


取り付けは数種類のセンサー配線から横取りするだけで簡単・・・と思いきや、電源取得に必要なターボタイマーハーネスが同梱されていない・・・どころか、同社から販売すらしていない模様。
(徹底的な価格低減の為に車種別専用部品の設定を極力しないというポリシーによるもの)

各車から出ているターボタイマー用ハーネスを利用してくれとの事である。



ちょっと買う時にちゃんと確認しなかったな・・・。

今付けるならハーネス自作か???
と思い、コラムの下をごそごそすると、なんだかそれっぽいハーネスがあるな・・・。

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もう10年くらい前だと思うけど、このクルマの購入時にたしか壊れてまともに使えないターボタイマーが付いていて、取り外した事を思い出した。

そのハーネスだけは取り外さずに束ねて残しておいたのだった。

グッジョブ10年前のヲレ!

無事、汎用形状の3極カプラーより電源を取得することが出来ました。

あとは、サイドブレーキスイッチアースと、ECUアース、回転信号と、O2センサー信号のみ。
前3者は取得歴があるので、直ぐに判ります。

しかし!


だけど、ECUのO2センサー信号線だけがどうしても判らない!
スマホでググっても埒が明かないので、一度部屋に戻りPCで結構調べましたが、HA11SのECUピン配列図が出てこない。


タコだの圧力センサーだの車速信号だのと、社外パーツ取り付けに係わる人気信号は幾らでも出てきますが、O2センサー信号をECUから取ろうってケースがこれまで殆ど無かったんだろうね。

完璧なピン配列図というものも出てこない。



・・・もういいや、自分で調べよう。

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先ほどくっつけたO2センサーのカプラー部分を再び引っ張り出し、信号線にあたる部分の配線色を確認。(ボロボロの指が今日1日の大変さを物語っていますねwww)
R/Bが信号線のプラスですね。

コイツはこのままの配線色でECUまで行っている筈なので、ECUのコネクターを引っこ抜いて同じ配線色を探し出します。

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16ピンコネクターの中央部付近にのみ同じR/Bの配線を確認。
これがO2センサーの配線で間違いないでしょう。


地道で面倒な確認(だって、戻したバンパーやらを再び外してセンサーを確認しないといけない)ですが、間違いのない方法です。

コイツに最後の配線をして、レブシフトメーター起動。


無事それっぽい表示を確認。

EEPパワー(簡易燃料増減ボリューム)の操作で空燃比の数字がリニアに変化するので間違いないでしょう。



きちんとしたセッティングをしようとしたらこういった簡易タイプではなく、専用のセンサーを取り付けしたPLXなどを使うのでしょうが、使ってみると、意外と悪くない。

比べたら精度などが違うんだとは思いますが、全開時の数値なども割としっかり読み取れていますし、きちんと揃います。
ギリギリのシビアなセッティングには向かないかも知れませんが、セッティングの反映は全然読み取れるので、マージンの大きいざっくりしたセットならイケますね。


EEPパワーによる燃料の増減は、イニシャルの噴霧量を変えるだけなのでアイドリングなどでは最終的に補正で14.7へ持っていこうとしている動きが目に見えるのが面白いですね。

フィーリング的にもっとも加速がいいのはツマミで5%減位の所で、A/F11.0~12.0付近と言う感じですが、マージンを取って3%減程度の11前後にしておきました。
ノッキングもないですし、油水温が極端に上がる事もないのでこの辺なら大丈夫と言う感じです。


色々変えて、色々弄れるようにしてしまったので、その反映が視覚化できるのはいいですね。

今までは大体こんなもんだろうみたいな、読みとフィーリングと、プラグの色だけで判断していましたが(まぁ、大体イケちゃうんですけどね)数字でみられるようになるのはいい。

精神衛生的にいい!



1万円もしないのに結構使えるな。
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altおもちゃが仕上がってましたよ( *´艸`)


Posted at 2020/09/21 05:10:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | 人のクルマも直します | クルマ
2020年08月31日 イイね!

夏の終わりに

夏の終わりに久々の一般修理。

まだまだ暑いですが、そろそろ身体が動くようにしとかないと・・・
また冬にかけても色々あるんでね、リハビリも兼ねて。

知り合いのワゴンR。
妻の働く美容室の系列店の店長のクルマなんだけどね、
この人のクルマは、昔からたまに面倒を見ている。
不動になったゴルフを走るようにして売っぱらったり、代わりに買ってきた調子の悪いE36の318をちょいちょい直して乗っていたがこれも結局売っぱらいw
最後に知り合いからほぼタダで貰って来た22のワゴンRに乗っていたんだけど、もう10年近く前じゃないかなぁ・・・。

ヲレが名変に行ったような行ってないような・・・もう憶えてないけど、
まだ新しいし、距離も少ないからいいじゃんコレ!
なんて言ってた記憶があるんだけど、

もうそろそろ色々乗りっぱなしじゃマズイだろ・・・。



この人はホント、クルマに関しては無頓着でノーメンテだからヤバイ。


もう夏も終わりですが、エアコンが利かないので困っているという。
古いワゴンRでエアコンが利かないとか・・・最早ゴミですなw


ガソリンスタンドで、ガスが循環してないから詰まってるかもしれないと言われて、1万円くらい払って循環オイルとガスの入れ替えをしたんだけどダメだったという。
ちゃんと直すくらいなら買い替えた方が安い・・・みたいに言われたそうな。


・・その話だけ事前に聞いていたから、これは厄介だなと踏んでいた。
多分、レシーバータンクとかエキスパンションバルブ(以下エキパン)が詰まっているんだろうな・・・22からはエキパンがエンジンルーム側から単体で交換出来るようになったので最悪何とかなりますが、古い車種だとエバポレーターがエキパンを抱え込んでいて、ダッシュ外してユニットバラしなんて事になる。

普通に頼むと工賃だけで10万円以上になり、ここにエキパンやエバポ、レシーバータンクやらコンプレッサーやらと、一回で済むように怪しい部品を全部替えると、部品でも10何万円と掛かり、実質廃車・・・という見積もりになるのだろう。


まぁ、言ってる奴の気持ちも判る。
原因がハッキリ判らなければ、可能性がある部品はすべて見積もりに入れたくなる。

エキパンだろうとアタリを付けて、ダッシュボードまで外して交換して全く直らなかったら、12万円掛かりましたと言ったって貰いにくい。
結局あれもこれも直したら30万円になっちゃいましたと言うことになれば、そんなに掛かるんだったら直さないで買い替えたよと言われてしまう。


ここに中古車修理のジレンマがあるのだが、
まぁ、詰まるところがトラブルシューティングが不確実なことが原因であって、ちゃんと原因を見つけられさえすれば、大体のトラブルは一つの事が原因であることが殆どであるから、何十万円も掛かる事は無い筈なのだ。


ま、見極めるのは難しい事も多いけどね、そこをいかに短い点検で見極めるか。
スキルと経験が問われる分野である。

黄色い看板掲げたガソリンスタンドが投げた22ワゴンRは果たして。


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ボンネットを開ける。
先ずね、汚ねえ。

エンジンルームが。

スチーム洗浄から始めたいくらいである。
エンジンルームなんてほぼほぼ外なんだから、洗車場とかのスチームガンでバーバー洗っても割と大丈夫である。(リレーボックスとかデスビ周りだけ控えれば)


取り敢えずただただ乗りっ放しなだけのノーマル車両なので、弄り壊しているという可能性は無し。
通常の経年劣化によって起こるトラブルなのは間違いないであろう。


外観上では何も解らない。
ベルトの張りも問題なさそうである。

エンジンを掛けて、エアコンを点けてみる。
スイッチのインジケーターは点灯するものの、エンジンの負荷が変わった様子は無く、何時まで経っても生ぬるい送風のままである。

エンジンを覗き込むと、コンプレッサーのクラッチが繋がっていない。

ガスが抜けちゃってるのか?
持ってきたマニホールドに繋いでみるとガスは充分に入っている。
だけど、コンプレッサーが入らない。

そりゃ、押さなきゃガスも循環しないだろうよww
何処かが詰まる以前に回してないじゃないか。


「どこのスタンドか知らないけれど、コンプレッサーの作動不作動すら見分けられないのかよ・・・クズが!」


時折小雨が降りしきる蒸し暑いコインパーキングの隅で(会社の借りている駐車場を若手に貸してしまっているらしい・・)ぶつぶつ言いながらコンプレッサー不作動の原因を推測する。

プレッシャースイッチ不良だろうか。
ガスが入っていても動作しない原因の候補として人気が高い。
しかし、電動ファンは作動している。
ここはプレッシャースイッチと連動していると思うので、試しにスイッチのカプラーを抜き差ししてみると、電動ファンの動作も止まる。

違うな・・・


単なるコンプレッサー不良だろうか。
コンプレッサーのON/OFFは、単にマグネットクラッチへ12Vを落とすだけなので、小さな単極カプラーを外してテスターで確認してみる。

そもそもクルマ側からの出力がないな。

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試しに仮配線でコンプレッサーにバッ直で入力すると、勢いよくクラッチが繋がりエアコンが冷えだしました。

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コンプレッサー本体でもないな。


エアコンのヒューズは飛んでないので、主電源は来ている。
そこからコンプレッサーまでのあいだでの制御といったら、エアコンのCPUか、エアコンリレー位のものだろう。

エアコンのCPUはこの型だとECUと統合されてるのかな?
ちょっと判らんが・・・どの道今どうこう出来るものでもなく、中古で見つからなければクルマ自体捨てになる類の部品なので、深追いはやめることして、



先ずはリレーの可能性に賭ける。



フタの裏にどれが何のリレーとかの記載がないな。
グローブボックスの取説を見てもヒューズの種類くらいで、リレーの分類に関する記述無し。


えーと、エアコン以外でリレーが制御しているものと言ったら、電動ファンとかヘッドライトとかメインリレーとか、大型家電製品ばかりな筈、そもそも明らかに何かが使えなくなるはずなので、同じ種類のものをいくつか入れ替えてみる。

alt
手始めに左側の白いリレー二つを入れ替えてみる。

すると、ブルンブルンと言ってエンジンが停止してしまった。

どっちかが死んでるエアコンリレーで、どっちかがフューエルポンプとかメインリレーとかかな。(のちに調べたら左上の白いリレーがA/Cリレーでした)
リレー不良で電源喪失している可能性が濃厚です。

取り敢えずリレーを戻して元の状態に。


部品など注文していたらまた数日掛かるし、自分も次いつ来られるか判らない。
ここの所まだ35℃超えの酷暑が続いていると言う事もあり、何とか自分の時間がある本日中に復旧させてあげたいところ。



リレーBOXの固定を一回外して裏側の線を確認し、手持ちの汎用リレーで動作できるように結構しっかりした応急処置を施すことに。(ていうかもうこのまま行くかもしれないのでw)

純正リレーも買うと高いからね・・・(2500円くらいするでしょ。)
直ってしまえば、もうこのままでいいやってなる可能性はかなり高い。



ので。

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結構ちゃんと配線作って、しっかり固定。

純正のエアコンリレー箇所に社外リレーの端子を差し込むだけで作りたかったんだけれど、リレーBOXの蓋が閉まらなくなる事、エアコンリレー箇所のエビデンスが無かった事と、仮設で引っ張った配線をそのまま使った方が早い事とで、外引きで作っておしまい。



エアコンはしっかり使えるようになりました。

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オーディオも鳴らないというので見てみると普通にヒューズ溶断してたので交換。(オーディオは大体シガー電源です。)

全く弄った気配がないクルマなので、配線トラブルということではなさそう。


ガソリンスタンドの素人点検で知ったかぶってあれこれ触ってトバしたってのが濃厚でしょうね・・・。



取り敢えず、
大した作業になる事も無くエアコン使えてラジオも聞けて・・・という普通のクルマになりましたね。

何が廃車見積もりでクルマ買い替えなんだか・・・


適当なこと言って在庫車両でも買ってもらおうと思ったのかな?
油断も隙もないなぁ・・・まぁ、商売なんてそんなもんなのかも知れないけれど。

無知だと多額にカモられるのがクルマなんで・・・それが嫌だから全部自分で出来る様になろうと思ったのが、そもそものクルマ弄りのきっかけなんですけどね。

他人の仕事にとやかく言わないのがポリシーではありますが、
もう少しやってやれよってのが正直な所です。



死んだサカナのように曇っていたヘッドライトもちょっと磨いて置きました。
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altエキパン交換とかにならなくてヨカッタ(;´∀`)



Posted at 2020/09/13 19:18:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | 人のクルマも直します | クルマ
2020年08月14日 イイね!

バンガローキャンプ

バンガローキャンプ今年のお盆はコロナ禍で、言わずもがなではありますが・・・
いつも楽しみにしていた秋田への帰省は見送りました。

これは大変忌々しい事でありまして、
僕が東京生まれなばっかりに、田舎に対する憧れが異常に強く、自分の実家でもない奥さんの故郷へ帰省する事を毎年楽しみにしているっていうね。。

婚姻にこんな副産物があるなんて・・・
と、僕にとっては飛んだ棚から牡丹餅ではありましたんですが。


普通は配偶者の実家など、気ばかり遣って居場所がないなどと言って気が重い、早く家に帰りたい・・なんて話も多いようですが、、
自分のように人見知りが無く、誰にでも取り入る才能や図々しさがあると、秋田の田舎など楽園でしかない。

もともと一切苦に感じない長時間の往復ドライブに、比類なき自然環境、例外なく美味な食事・・・
もう一度言うが楽園でしかないw


そんな秋田に今夏は帰れない。
・・ていうか、冬も厳しいのではないだろうか。


この事実に直面してから初めて
「コロナのクソッタレ!」と思いました。
ここでかよ!


しかし、強行で帰ろうとは思いませんでしたね。
実家は優しく受け入れてくれたでしょうが、親子含めて4人からが東京都から来たなどとなったら、ほんの数時間で狭い集落に知れ渡ることだろう。

田舎の情報の伝播速度はマッハの勢いである。

さすがに嫌がらせまではされないだろうけど、地方は封建的ですからね・・
ご実家に迷惑はかけられないよなぁ・・・。



そんな訳で、断腸の思いで妻の実家帰省は見送りまして(結構ギリギリまで悩みましたが)近場でのキャンプにとどめることに。


日にちがあるから二泊できるな!


なんて思いつつあちこちのキャンプ場に電話をかけまくるが、お盆休みに近県のメジャーな所での空きがある訳も無く、遠出もやむなしかと思っていましたが・・・
以前利用したことがある道志山塊のちょっとマイナーなキャンプ場に問い合わせると、区画のテントサイトは全て埋まっていますが、バンガローなら連泊でも空きがあるとの事で速攻で予約。

バンガローとは、最低限の簡易設備だけを有した宿泊施設で、キッチンや入浴設備はない。寝泊りだけすることが出来る小さい山小屋と言えばいいかな。

六畳間と小さめのバンガローですが、家族4人寝るには充分。
きれいなトイレと電気まであるというので、これは快適ですね。


家族キャンプにそれ程ストイックさは求めていないので、設営と撤収のラクさや、天候不順への不安のなさ、トイレの問題などキャンプに付きまとう煩わしい問題の殆どが一挙に解消されているバンガロー泊。


たまにはいいではないか。



それにしても凄まじい酷暑。
場所によっては気温40℃という恐るべき熱波である。

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クルマを走らせれば、たちまち水温や油温が跳ね上がり、エンジンオイルなど110℃に届こうとしている。

街中を、時折混雑に巻き込まれながら普通に走っているだけである。



低速サーキットでまあまあ踏んでる時の針だよ・・。

路面に近い所は50℃くらいあるでしょうからね・・
バンパーやグリルから取り込む空気の温度が普段より20℃も30℃も高いわけだからしょうがないんだけど、普通に走るだけで危険に感じてしまうコンディションである。

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山あいに入り標高が増してくると、段々計器類の針が下がってくる。
近県とは言え、道志山塊もなかなかの山奥です。

高原とまでは言いませんが、日中の気温でも10℃近く違います。

近場の避暑地として、みんながキャンプをしたがるのも判りますね。


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現地到着。

キャンプ場までは結構な未舗装林道を上がっていくので、以前来た時には腹下を擦らないかとかなり気を使って走りましたが、GDBスプリングにしてからはそんな心配は皆無。

5センチ上がった車体で、砂埃をあげながらガシガシ登坂していきました。



今回はテントやタープの設営もないし、二泊なので中一日はゆっくり出来る。
週末一泊キャンプだと、どうしても移動に設営にと初日はあわただしく過ごしてくたびれてしまい、翌日もチェックアウトまでに撤収して道が混む前に帰ろうとなってしまう。

つくづくキャンプは二泊以上しないとだなぁ、と思うのだがなかなかね。


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隣のバンガローに泊まっていた家族も、丁度ウチのような構成で7歳と5歳の男の子が居まして、子供たちはすぐに仲良くなってました。

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一緒に花火したり追いかけっこしたり、静かなキャンプ場ではちょっとうるさかったかも知れないけれど、チビどもは早い時間に寝てしまうからね、少しくらいはいいでしょう。

その日にあったお友達と、まるで数年来の幼馴染かのようにふざけ合って、笑って、楽しそうにしてました。

子供ってのは誰とでもすぐ仲良くなるんだな。


右も左も、小さな子供がいるような家族ばかりでしたので、就寝も早かったですね・・夜9時で誰も起きていないw

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みな寝静まったあと、しつこく飲みながら焚火を弄ったりしてましたが、ひとりで耽るようなもの想いも特にない。。



最近は飲むにしても何をするにしても、誰かと一緒でないと詰まらないな。


子供が出来てからは特に自己満足や自己完結に直結するような行為に意味を感じなくなってしまったので、一人で悦に浸るような事が無くなってしまった。
そんな時間は無くなってしまったという方が正しいか。


まぁ、一人でいろいろとやらないのは昔もそうなんだけど、どうせなら誰かと一緒に遊びたいって性格なんだね。


自分は、今はゲームなどもしない。
ファミコンを小4の時に自分の意志で辞めた位です。
どれだけ没入しても、どれだけ時間を投入してスキルアップしても、指先とテレビ画面の中だけの事・・・と思ったら、恐ろしいほどの逸失感があったんですよね。

だから、子供には買ってやったが、任天堂スイッチもやらないしスマホゲームもやらない。
別に食わず嫌いということでもなく、初めはちょっとやってみたりするのだが、すぐに飽きてやめてしまう(スマブラやマリオカートくらいはたまに子供とやってフルボッコにされているw)。
単純に詰まらないだけなのかも知れない。


アニメを見たり読書したりするのは好きだけど、2次元で満足できるのはパッシブな娯楽のみのことだけで、自分が何かをするのは現実の事でありたいのかも知れない。


「自分で何かをする」事より面白い事なんてないんだよね。



今は友達と遊ぶ時間なんて殆どないけれど、もう少し子供が大きくなって手が掛からなくなったら、また遊ぼうね・・みんな。


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朝はレトルトのカレーとかパスタとかで簡便に済ませてゆっくり過ごす。

頑張る父さんなどは、いっぱい肉や野菜を持ってきて鍋とかスキレットでカッコイイ料理を作ったりするのだろうが、そんな面倒な事はしない。
料理をしっかりやろうとすると調味料や器具など、持参品がかなりの量になってしまって、GC8で成立するぎりぎりのコンパクトパッケージングが崩れてしまう。

頑張ってもせいぜいホットサンドか鉄板焼肉だなぁ。


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場内を流れる小さな沢。
涼しい風とフィトンチッドに溢れている。

空気がうまいな。

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こんな冷たい水に良く入るなぁ・・・と感心するが、子供にとってはそんなことは関係ないんだろうな。

水たまりがあれば入る、川があれば入る。


現代の子供達がどこかに置いてきてしまったような「子供らしさ」をこいつらはちゃんと持ってくれているようでヨカッタ。

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楽しそうだなww


沢遊びでも涼しさは充分ですが、流石にちょっと物足りないかな?
と思い、少しクルマを走らせて本流へ。

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道志川でもかなり上流域なので水がきれいですが、
水量は充分にあります。


淵になっていて深い所もありますが、透明度が高いので安心感がある。
うっかり水没してもすぐにサルベージ出来るな。

落ち込みの深い所から川幅が広くなり、
子供でも立てるような平瀬になるので遊ばせやすそう。


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きれいな所だなぁ。

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取り敢えず浅瀬でばちゃばちゃやらせながら、段階を踏んで水に入らせてみよう。

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二人とも、水を怖がるという事はない。

毎年、事あるごとに川遊びに連れて行っているからね。
危ないから気を付けてね・・なんてお袋なんかにはよく言われる。

危ないのは百も承知だけどね、その危険の懐に飛び込んで手なずけるのが「遊び」の原点だからね・・・不謹慎と思われるかもしれないけれど、川遊びひとつ出来ないような子供にはなって欲しくない。


都会では危ないからあれはやっちゃダメ!ここには入っちゃダメ!
川や空き地はフェンスで遮られ、道路では遊ぶなと怒られる。
じゃあ、と公園で遊んでたって、ボール遊びやラジコンはダメ、自転車は乗り入れるな、大声を出すなと詰まらない規則やクレームでがんじがらめ。

そりゃあ、家に閉じこもってゲームしかやることがなくなるよな。


そんな馬鹿馬鹿しい世の中でも、ちゃんと自分の「遊び」を見つけて欲しいと思うのだ。

二次元に閉じ籠らなくたって、野山には面白い事や美しいものが沢山ある。
そういう事を、子供の頃のかけがえのない記憶の中に擦り込むことは大事だと思うのだ。


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さて、今度はひとりで川の深い所に入って流され、自分で戻ってくる練習。

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お、入った。

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「おっ、ひとりでやれたじゃん」

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別に教えてもいないけれど、足漕ぎがなかなかうまく、ある程度行きたい所へ行けるくらいにはコントロール出来ている。

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下流の早瀬の前で待っているブラックウィドウみたいなのは妻。


スパッツにラッシュガードに腕カバーにつば広の帽子、歩くときには更に日傘が出てくる。
日焼けするのが嫌すぎて、最終的にあんな風になってしまうようだ・・・。


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少し川から上がって休憩しよう。

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小振りだけど甘い西瓜で良かった。

こいつら、少しでもイマイチだと思うと全然食べないからなぁ。
西瓜ってのは結構当たりは外れがあるから怖い。



因みに妻は全く食べないし、
全く泳げない。



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今度は水中メガネを付けて。


「うおお!すげえ!」

川底が見えるという事に長男の「そう」が素直に感動すると、
「れん」がマジかよ・・という顔で覗き込んでいる。

こんな4歳のチビに自ら顔面を水没させるなど、非常にハードルの高い事だが、兄貴の背中に向けられた羨望と好奇心はその壁を乗り越える。

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一瞬だが、眼鏡越しに水中を覗き込んだ「れん」。


「うおお!」


満面の笑みで長男と同じようなリアクションを取り、やってやった!というような嬉しそうな表情をしていた。
こうやって、些細ではあるが少しずつ色々な事を克服してゆく。

そうやって自分の自信に繋げていくのだ。


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「もう一回やろうぜ!」

大人でも足が立たない淵から流れてきて、バチャバチャと早瀬の手前で岸に流れ着き、また陸に上がって上流から水に入る。

さすがにまだ目は離せないが、延々と繰り返している。



本当に楽しそう。


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自分は五人兄弟の四人目で、
上に年の離れた異父兄弟と、下にも少し離れた妹がいたのが、物心ついたころには母子家庭だった事もあって、あまり親兄弟と遊んだ記憶がない。

こんな風に年の近い兄弟と、自然の中ではしゃいだ記憶というものがそもそもないので、共感こそないのだが非常に「健全」という気がする。


自分が小学生だった多感な頃など、世田谷の雑多な住宅街で育ったこともあって、美しい本当の自然というものに対して未だに耐性がない。
川の水がきれいだったり、単に山深かったり、平地では見られない動植物を見かけるだけで今でも感動してしまう。


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僕が同じくらいの頃にこんな場所に連れてきてもらえてたら、狂気乱舞だったろうなぁ・・・
そう思うから、連れてくるのだ。


親として自分が彼らにしてやれることは、そう多くはないと思っている。

自分の居場所や自分の道は、結局自分でしか見つけられないからだ。
親が色々な力を駆使して道を引っ張ったって、そこに意志がなければ何にもならないし、乗せられているだけなら先々で必ず失敗する。


最も大切なのは、何が真実かを見失わない価値観と、
他者と共にあろうとする優しさだと思っている。

「正しさ」の訴求などでは決してない。


だからね、僕に出来るのはその根本になって欲しいと思うものを見せてやる事くらい。


この世界では何が美しくて何が尊いのか、
そこだけ間違わないでいてくれたら、あとの事は何だっていい。

自分で勝手に決めるだろうよ。


つまらないウンチクばかり詰め込んでYESとNOだけで判断していくような、東大生クイズ王みたいな奴にはなって欲しくない。
きちんとしたゴールドエクスペリエンスで物事を決めていって欲しい。


能書きでは生き残れない火事場をさらりと乗り切るような、
強くて優しい男になって欲しい。


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日も傾き、唇を紫色にした二人がようやく川から上がってくる。

ガタガタ震えながらも、
楽しさの方が勝っているからこういう事になるんだな。


「そう」にはそろそろ泳ぎを教えてやろうかな。


僕も泳ぎは上手なのである。
水泳を習っていた訳じゃないんだけどね、
水中の生物があまりにも見た過ぎて、長じてからはひとりで足しげく川や海に通って一日中水の中に居た。

流れの強い川底にへばりついて珍しいハゼの仲間をずっと観察したり、
伊豆の磯に一日潜って死滅回遊魚と呼ばれる熱帯魚を見釣りしたりしていたから、まるで水中生物のようになってしまっていた。

溺れるという概念が全く無くなる程、海や川と一体になっていた時期があるのだ。



何を極めるのも、理屈は同じである。

危険と言われているその懐に飛び込んで、手なずけ、理解し、そのものになる。
決して闇雲な話ではなく、
やはり、理論的な理解と実践の繰り返しでしかない。

そこに強い好奇心があると、難しい理屈に頭を悩ませることなくセンスでその高い障壁をいとも簡単に乗り越え、自分の物にしてしまう。


幼ければ幼いほどその跳躍力は凄まじく、
大人が何年も掛かるような技術を数週間で身につけたりしてしまう。



やはり早い方がいいのだ。


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涼しげな神社の木陰に待たせたGC8を迎えに行く。


猛暑日の続く夏季での運用は、クルマへの負担は想像以上に大きく、
油圧系統のトラブルが出やすかったりする。
オイルクーラー配管の見直しや、ブレーキやクラッチのハイドロリックシステムの更新を行っておいたので、トラブルなく安心して乗れましたね。


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今となっては、見かける台数も極端に減ったGC8インプレッサ。
GD系すら見かけなくなり、走り始めの小僧のターゲットは最早GV/GR系である。


ついこの間買ったばかりで、普通に維持して乗っているだけなのに・・・
時の移ろいは速いものだと目を細めてしまう。



この手のマシンは、本気で走らせたらほんの数年であちこちガタガタになる。
たった一回のサーキット走行でも、エンジンマウントはブチ切れ、ハブからは異音が出る。

クルマってのはそもそもそういう物だ。


ノーメンテで何年も乗れないんだったら、新車乗ったって中古車乗ったって変わらんのだ。
ベースボディをしょっちゅう買い直すのが無駄である。

ボディの劣化を気にする人も居る、
競技車両なら、ボディのヤレなどが1/1000秒に響くこともあるだろうが、趣味や私用で乗り回すだけのクルマにそこまで要求する人はごく僅かだろう。

少なくとも自分は全く気にならない。

だから、エンジンや足回りなどの改修が現実的に可能な限り直してしまうので、クルマ自体を買い替えてしまうことがない。



確かに、20年も前のスバルを無計画に乗り回すことは難しい。

ただ、自分を直接知っている人なら判ると思うが、
自分くらいぶっきら棒な、いい加減な人間が、
ここだけはヤバいかなって所をたまにチョコチョコ直しているだけで乗り続けられているんだから、決して難しい事ではないと思う。


自分なんかよりもクルマが好きで、情熱も知識もあって、技術もあって・・・
なんて人は世の中には腐るほど居るんだろうから、
それでも、GCやGDや、あれだけ沢山走っていた往年の名車たちの在りし日が数を減らしていくのは、単純に飽きて捨てられてしまうんだと思う。

やはりみんな新しいものの方がいいんだよね。


まぁ、それが日本人なのかなとも思う。

所詮機械なので、愛着だけで無理して乗り続ける必要はないと思うが、
隅々まで理解が深まった機械は逆に安心して使えるという側面がある。

いつ頃何がダメになって、次は何をやったらいいかがかなり正確にマネージメント出来るようになるので古いからと言って不安はない。


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単純に・・・
歳を取ってくると使い慣れたものの方が安心できるという事なのだろう。


小さな5ナンバーセダンなのでね、家族でキャンプに使うにはやや狭いのだけれど・・・夏だけでもキャリヤ付けてジェットバッグでも乗せればもう少し余裕が出来るかな?

来季はそんな検討もしてみよう。



今年はコロナ禍で大変だけれど、そのぶん子供達と過ごす時間が増えた。
出掛けなければ詰まらないという性分ではあったが、家で楽しく過ごす時間も色々工夫するようになった。

なるようになるな。






2020年の夏の終わり。

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alt台風はヤバそうだけど、漸く朝晩は涼しくなってきたな。



Posted at 2020/09/06 04:13:19 | コメント(1) | トラックバック(0) | far away | 旅行/地域

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2009/09/13 00:37:18
 

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