
クネのGDBは、ヲレがAE86からGC8への移行期のゴタゴタの頃に同時に買い替えを実施したので、2004年の秋ごろである。
ちょうど21年前の今頃なのかな。
一年落ち走行5000キロという車両が、うちの近所の中古車店で破格で出ているので、無事故が本物か一緒に確認に行って欲しいという事で、夜の車両置き場に見に行ったのを憶えている。
小さな個人店での直接買い取りだった為に随分安く出ているのを、クネは見逃さなかった訳だ。
「大丈夫、本物だよ。」
当時現役の自動車板金屋の職人だったヲレは、ドアパネルのチリや面、塗装の状態など、大修復の誤魔化せない部分などを直ぐに見抜くことが出来たので、自信をもって事故歴無しを保証してやった。
クネはその次の日のうちに、手付金100万円を置いてきて購入手続きを済ませたというから驚きである。
そんな行動力もそうだが、
それよりも何よりも、STIの希望のホワイトで1000キロ走行というほぼ新車のインプレッサを相場より50万円以上安く見つけてくる情報収集能力と、裏が取れたら即断で現金を置いて決めてくるという・・・
いつの時代も現金が一番強いんだよという事を知っている人の、、不動産の未公開物件の買い付けみたいな買い方に、怖ささえ感じた。
当時から(今でも)長時間ネットに齧りつくこと自体が苦痛なヲレには、絶対に見つけられないだろうなと思ったし、コイツは日本で一番暇な男なのかも知れないなと本気で思った。
そんな、目を細めて懐かしむ程に昔話になってしまったクネGDBの購入秘話。
丸21年を経て22年目になった訳である。

峠に雪山にサーキットに・・・20年以上も変わらずに走りに走って、エンジン降ろして整備して、、
こんな事までして乗り続けるなんて当時の本人も思わなかったであろうが、まぁ、ヲレが居たからという事もあるが、壊れやすいスバル車をずっと現役の状態で維持し続けてきて今に至る。

詳細は
整備手帳に記したが、20年無着手であったリヤサスペンションのアーム類のブッシュ交換。
ライフの短い極端な強化品やピロなどはもう使わない。
おじさんだしね・・・元から強化品みたいなクルマだから必要ないんだよ。

雪を走ってるせいか、ボルト類も腐食し易く固着するので全交換。
部品が出る内にね、替えておくのがいいと思う。
全て純正ブッシュでの交換なので、プレスや適当な治具を使って地道に交換。
ブッシュ大きめのトレーリングリンクが大変なんだけど、まぁアホみたいに色々駆使して何とかしました。
高いアームASSY買った所で、ナックル側は自力でやらないといけないし、そのナックル側もデルリンの分割式みたいな交換が簡単なものもあるけれど、硬すぎて音が出そうなのでそもそも無し。
ハッキリ言って、GDBの様に元が良く出来過ぎているクルマは、弄る所が無い。
純正の素晴らしいバランスを崩さない程度に、自分の走り方や好みに合わせてほんの少しだけモディファイする程度に留めて走ることに専念した方が良いと思う。
違いの判らない奴程、色々弄りたがり強化したがる。
自分でセンスの無い変なクルマに仕上げているのに、どうもセッティングが決まらないなぁ・・なんて言ってたりする。
どれだけ弄って手を入れてもいい方への振り幅は小さいもので、元々出来の良いスポーツカーなら100を105にするのが精いっぱい。
足を換えて、デフを換えて、エンジンに手を入れたって、全部合わせても5%変わればいい方だろう。
でも弄り方が悪いと、100が簡単に70にも60にもなってしまう。
失敗してる時の減点の振り幅が異様にデカいのである。
知識も経験もない素人が、雑誌やショップ、ネットで聞きかじった情報だけで弄れば、チューニングの正解率が更に下がっていく。
客商売の世界からフィードバックしようとしたって無駄なのである。
つまり、メーカーが威信をかけて仕上げてきた100を如何に崩さない事が無難か判るだろう。
どれだけ金掛けて弄ったって、ハッキリ言ってどっかでの勝った負けたの差にはならない。
だったらその分ガソリン代に回して走り込んで、腕で勝負する方がずっと勝率が上がるだろうよ。
と、言うのが我々のクルマ弄りと走りに対するポリシーなのである。
だからヲレやクネのインプレッサは、足とデフとシートポジション位を決めたら、あとは殆どノーマルである。
最近はサーキットなんて殆ど行かなくなってしまったけれど、夏山も雪山も走るので、どうしても真ん中取ったマルチな仕様になってくる。
10年20年と乗るので耐久性も大事。
家族や人も乗せるので乗り心地や騒音も気になる。
結局ノーマルが一番バランスがいいってなっちゃうんだよね。

そんなこんなで足回りリフレッシュが済んだクネGDB。
年明けにはエンジン周りの二回目の大改修も予定している。
「更にもう10年乗ろう計画」である。
クタクタのマシンを直したら、コロナ禍から休止しているぺったんこ組のイベントの再開も目論んでいる。
ぺったんこ組同窓会とでも言おうかな。
また声を掛けるから、まだ走れる人は待っていてね。