少々昔の西濃運輸のトラックの写真を入手しました。おそらく昭和40年代のころと思います。このころはボンネット型でなく、現在の主流の形式でキャブオーバー型と呼ぶそうですが、この写真全体が懐かしい感じがします。横断歩道を渡る親子の姿、「押ボタン式」と書かれた信号機もレトロで良いです。モノクロ写真ですが、大変きれいに撮影されていますので、なにかの案内資料で使われていたものかもしれません。この写真のトラックは、日野自動車のものでフロントに「11トン」と書かれていますので、大型トラックになります。このトラックについてネットでいろいろと調べてみましたが、型式は判りませんでした。日野自動車のトラック関係のホームページを見ると、初期型はTC型、後期型はFN型まではわかりましたが、これ以上のことは判らず、当時、どんなスペックのものか追い求めることは出来ませんでした。良く見てみると、このころから既にフロントタイヤは2軸のものが利用されているのが確認できます。現在の西濃運輸の大型トラックで良く見かけるのは、フロントタイヤが2軸になっているようです。カーブのとき、ハンドル操作で4つタイヤがカーブにそって動いているところを見ると、どんな構造になっているのか興味が出てきます。機会があれば、フロントタイヤが2軸になったトラックのことを調べてみたいと思います。あと、この写真で懐かしさを感じるのは、母親と子供が横断歩道を渡っているところです。子供は横断歩道の旗を持って渡っています。そういえば、最近、横断歩道で旗を持った渡る姿を見かけないような気がします。私も幼少や小学校のころは、先生から横断歩道を渡るときは、旗を持って渡りましょうとか、手を上げて渡りましょうと教わりました。今では手を上げて渡る子供も少なくなったような気もします。これも気になったので、現在は旗は持たなくなったとか、手は上げなくなったなど、交通ルールなどが変わったのか調べてみましたが、いまいち判りませんでした。ご存知の方がおられたら情報をいただけるとありがたいです。ただ、今でも通勤の途中で見かける姿として、横断歩道を渡る小学生のために、大人(多分、父兄の方々)が旗を持って、横断歩道を案内されているところはしばしば見かけます。これも時代の流れなのかもしれません。