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おうちのフェンスのキモッコウバラが今年も咲きました♪
今年は昨年に比べると暖かかったんでしょうね。1週間ほど早いです。
まだまだ最終構想のフェンス全体にば～っとというわけにはいきませんが、少しずつ増えてます。
この時期は、花がいっぱい咲いて気持ちが晴れやかな気分になります(^^)/

1年で自分の歳と同じ数45冊を読めるか～その16

田中 芳樹　著　　講談社　金沢泉野図書館所蔵

岳飛は宋代の武将で、三国志よりも200年ほど後、水滸伝よりも少し後の時代の人物。日本ではあまりメジャーとは言いがたいですが、中国史上最高の名将とさえ呼ばれる傑物だそうです。彼は、腐敗した官僚と強大な敵国という、まさに内患外憂を地で行く状況の中、多くの仲間とともに金国の侵略を防ぎ、宋国の為に戦って戦って戦い抜いた、まさに歴史的ヒーロー。その岳飛の生涯について書かれた幾つかの書物を紐解き、1篇の物語として編纂したのが本書、田中芳樹版・岳飛伝ということになります。

そういった性質上、当然ながら原則的には史実に基づいた内容になっている(と思われる)のですが、本書は決して堅苦しい歴史小説ではありません。というか、むしろその正反対。好漢同士の出会いと友情、名将同士の血沸き肉踊る合戦、裏切りと奸計といった、物語を盛り上げる要素をふんだんに盛り込んだ気楽に読める娯楽読み物なのです。

主人公にして謹厳実直な岳飛、その一の部下にて猪突猛進が服を着たような猛将・牛皐、戦に長け情に厚い敵国の勇将・兀朮、その他勇猛果敢な知将勇将、美貌の女将軍や異能の持ち主など魅力的な登場人物にも事欠きません。夢のお告げや神の啓示などの超常的なエピソードが頻出するのも、これが純然たる歴史ものではなく、作者・編者の解釈によるフィクションだということを思い出させてくれ、肩の力が抜けていて良い感じです。
講談調？とでもいいのか、独特の調子で書かれる物語にはどこかのどかさが漂っています。(^^;

1年で自分の歳と同じ数45冊を読めるか～その15

田中 芳樹　著　　講談社　金沢泉野図書館所蔵

1年で自分の歳と同じ数45冊を読めるか～その14

田中 芳樹　著　　講談社　金沢泉野図書館所蔵

1年で自分の歳と同じ数45冊を読めるか～その13

田中 芳樹　著　　講談社　金沢泉野図書館所蔵

図書館でふと目に留まった本。この作家ははじめてだったけど、「岳飛」という名にひっかかった。というのはこのところ読んでいる北方謙三の水滸伝の続編「楊令伝」の中で天才的な武将としてでてくるのがこの名前なのです。図書館でチラッと中の解説を読むと、なんと日本ではメジャーではないけど中国では誰もが知っているヒーローなのだそうです。北方氏の物語は史実を随分変えているらしいので、比較的史実にのっとっているらしいこの「岳飛伝」を読んでみることにしました。
若干文体が訳本ぽく、読みにくいが内容はおもしろそう♪（四）まであります。