リアエアコン修理4・今度はブロアファン交換編その1
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
2021.5.17 改訂
2021.5.10 改訂
さてパワートランジスタを交換して、当たり前のことなんですが、「リアから冷風が出るってすばらしい。これで今年の夏も乗り切れるぞ。」
なんて考えていた矢先
3列目で寝っ転がっていた子供が「なんかここから変な音がするー」と。。。
そうです今度はブロアファンの寿命です。こんなこともあろうかと中古のファンを頼んでおきました。ただ13年前のやつで動作確認済みって言うけど古いんだよなぁ。
届いてみたら年数の割には動作は良さそう、うちのは軸方向にガタがあって手で回してもイマイチ重いから「モーター内のベアリングの破損」だと思う。
ただ交換するだけなら簡単だけど、一手間かけてみたい。
でもモーターが外れそうもないんだよなあ。。。
なんて悩んでいたら、みんカラでMIRA-Xさんが、「(後ろのネジを外して)ファンを外して黒い部分をもって上下に振ったらモーターだけ飛び出しましたよ」と。
マジすか?そんなんで外れるのかなあ、と半信半疑でしたが、届いた中古ファンはやってみたら2-3回振ったらあっさり取れた!
後日談: もとのリアの奴は振ったり後ろの留めのネジを押し込んでみたりしてもなかなか外れませんでした。すこしずつやって何とか外れましたが。
モーターが落下するので、厚めのクッションの上とかでやると良いと思います。かなりカーボンの粉で汚れますから注意。
ファンも裏側とかはかなり汚くっていきなり洗いたくなるのですが、「ファンのバランス取りのクリップが付いている場合がありますのでマーキングするなりした方が良いです。洗ってると取れちゃいます。あとファンの後方にはワッシャーがありますから無くさないように。」
入手した中古の型番は 7802A216 でしたが、これはフロント用らしく、コネクタの位置が反対の遠い方に来ちゃいます。
で、元のモーターの黒いパーツと入れ替えればいいんじゃ?と思いましたが。やってみたら入るは入りますが、奥まで押し込むと2-3mm奥に入りすぎてコネクタの位置がずれます。
# 多分「リア用は 7802A017 です!」
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2
モーターの軸の前後に注油してみます。スナップリングを外します。
ここから順番が大事です。
後ろは外から
スナップリング - 金属ワッシャー - ゴムワッシャー - 2枚の樹脂ワッシャーでした。
前は
スナップリング - 金属ワッシャー(向きに注意) - ゴムワッシャー - 2枚の樹脂ワッシャー - 三角形の樹脂ワッシャーでした。
外れたらモーター軸の隙間からスプレータイプのグリスを注入します。
これで気持ち回転が軽くなりました。
3
後ろのカシメを外せばモーター自体がばらせそうだけど。かなり肉厚の金属でカシメであるなあ。
ブラシ見てみようっと。
写真の金具を取るとビヨンとバネが出てブラシが外に出せるようになります。
ブラシには58と書かれており、サイズは7.8mm角で長さは摩耗しているだろうから不明ですが、少なくとも12mm以上と思われます。
4
ブラシと中の整流子はレコードのようにギザギザがありました。
調べてみたら「ブラシにはグリスなどは塗ってはいけない」らしいです。
さらに調べると、タミヤの接点グリースっていうのがあって、これはグリス自体が導通性をもつし、実際にデーターを取ってyoutubeなどで動画が上がっていて確かに負荷が減り、ブラシと整流子間のスパークが減っており、模型用だけではなくブラシモーターなら使えそうです。でも売ってませんでした。。。
どうしたもんか。。ええい!
と、ブラシと中を600番の紙やすりで磨きました。
中は手でできないので、割りばしにやすりをつけてやってみました。
紙やすりの粒子が残っていては最悪なので、ブラシも中もアルコールウェットテッシュで何度も拭きました。
で、ブラシを戻して手で回してみたら「明らかに軽くなってる!」
定電圧電源につないで動作を見たらいい感じです。
# ただし磨きすぎ注意!!!
以降このモーターで再トライしてみました。
5
フロントの留め具の様子です。
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