年末も押し迫ってきた今日この頃…。
やはりカープ狂の私としては,2007年の
広島東洋カープを振り返ってみたいと思います。
あくまでも私的な意見が多いのでご容赦を…。
上の画像は,今年の春にあるスポーツ新聞に付属していたカープの星取表です。
試合後に毎回頑張って付けてきました…。
しかし! 目立つのは
●黒丸● ばかり…。
だって・・・
60勝82敗2引分 ですから!
ちなみに画像の赤色で囲った試合は私・CARPパパが観戦した日です。
勝敗は・・・
5勝2敗1中止 でした♪
かなり勝率が良いでしょ! (^o^)v
借金22・セ・リーグ5位 という現実から目を逸らさずに…。
この2007年の勝敗を元に書いてみたいと思います。
長くなりますが… 良かったらお付き合い下さい。
先ず,記念すべき?第1回は・・・
『 マーティー・ブラウン監督 』 について書いていきたいと思います。
2年前に広島東洋カープの監督に就任したブラウン監督は就任会見でこのように
述べていました…。
『 カープの良い伝統と,アメリカで監督として経験したことを付け加えて,
新しいチームを作りたい。 』
と述べていましたが,結局のところこの2年間でアメリカ流でもない日本流でもない
ブラウン流はカープには未だに溶け込んでいません。
この2年間で私が感じたブラウンカープは・・・
監督⇔選手⇔コーチとの信頼関係が成り立ってない!
ということです。
ではチーム自体の2007年の戦いぶりから…。
今シーズンカープは5位に終わり,
1998年から10年連続Bクラスという辛酸を
味わっています…。
現在オリックスの8年連続を上回り12球団で一番長くBクラスに低迷しています…。
最初に…このデータを!

( 画像をクリックすると拡大表示出来ます )
何と言っても毎年苦しめられているのが・成績不振の最大の理由は・・・
『 セ・パ交流戦 』ですよね。
交流戦までは
5割の3位につけていましたが交流戦の成績がなんと・・・
5勝18敗1引分の勝率も2割1分7厘で最下位!
交流戦終了時点で既に
首位からは14ゲーム差の5位という有様…。
ちなみにカープは過去の交流戦でもデータを見ると…
・ 2005年 勝率 3割1分4厘 11位
・ 2006年 勝率 4割4分4厘 9位
と
3年連続負け越しが決定 しているのです。。。
( 楽天さんもですが…。 )
では,ブラウン采配はどうだったか…。
○ 打撃編
先ずオーダーが固定されませんでしたよね。 実際の所は4番の新井選手以外は
常に流動的でした。
今シーズン144試合の中,100通り以上の打順を組み換えています。
特に・・・ 1・2・3・5を固定できないのは弱みでした。
頻繁に打順を入れ替えることにより選手との信頼関係も生まれず混乱を招いた
だけだと私は判断しています!!
特に1・2番についてはしっかりと固定して欲しかった,梵・東出選手の2人で!!
確かに2人とも出塁率の低さが際立っていました…。けど我慢して固定して欲しかったと
思います。
結果,梵は6番に使われるなど長打力と言った違う要素が引き出されてしまいました。
前半戦はとにかく『 動かない 』から後半戦は急に『 動き過ぎ 』といった
印象が拭えないのは私だけでしょうか??
前半戦はひたすら打者に期待する・・・
後半戦はやたら目ったらエンドラン・盗塁など機動力に頼りすぎる・・・
相手からしたら戦いやすかったでしょうね~カープは!
特に後半戦は,出すサインが尽く見破られて失敗!というケースばかりでした。
もう一つ…
セ・リーグ最少の犠打数95 という数字です。
犠打で得点圏にランナーを進めることにより相手投手を揺さぶる,走者を盗塁など
使って得点圏に少しでも近づける工夫が足りない様に思いました!!
来季は…
1点を確実に獲りに行く攻撃スタイル を期待したい!
もっと機動力・小技を使った往年の赤ヘル野球が見たい! そんな気がします。
最後に… お気に入りの選手でも考えて使ってよ,ブラウンさん!!
○ 投手編
ここでは私的意見をはっきりと書きたいと思います。
守護神=永川投手に固執し過ぎ! ですね。
シーズン途中で永川を2軍に落としてリフレッシュさせている間に試験的に数名
テストしたようですが適任者もおらず結局守護神変わらずの2007年。
自信なさげな永川投手で今シーズン何度白星を逃がしたことか15回前後になる
と思います。
来季は外国人投手も補強してクローザー適任者をきっちり・しっかりと見つけて
安心した勝鯉の瞬間を迎えたいものです…。
投手陣で言えば,
リーグ最下位の防御率 4.22 が一番の問題点でしょう。
問題点はブラウン流のキャンプが事の始まりではないでしょうか??
ブルペンでの球数制限・走り込みの禁止でカープ伝統的な厳しいキャンプは影を潜め
梅雨時期から夏場にかけての体力がなかったように思えます。
これは上にある表の中からも6・7・8月の防御率を見れば一目瞭然です。
まぁ秋季キャンプからは方針を一変しているようなので…。(笑)
最後に・・・投手起用方法について。
開幕戦をエース黒田投手で白星で飾り2007年のシーズンも幸先良いスタートを
飾ったブラウンカープでしたが・・・。
大きな疑問は… 交流戦明けのリスタートとも言える開幕試合が黒田投手ではなくて・・・
6/29 vs巨人戦が,フェルナンデス投手だったことです。
いくら交流戦で首位に水を開けられたとはいえ,クライマックスシリーズ採用の
この年はAクラス入りが大きな目標だったはず!!
ここで絶対に勝ちに行くんだ! という監督の姿勢が見えなかったのが選手にも
大きな影響を与えたのでは!?と私は勝手に判断しています。
奇策を使うにも程があります…案の定,この試合は大敗の黒星スタートでした。
しかし投手陣全体のメンタル面の弱さもかなり目立った2007年のシーズンでしたよね!
鬼門の交流戦のデータですが・・・
悲しいかな,5勝のうち3勝は黒田投手です…。
他の先発投手は誰一人として先発勝利を勝ち得る事が出来ませんでした。
残りの2勝はリリーフ投手が記録したものです。
何か手立てはなかったのでしょうか??
ブラウン流の奇策・フェルナンデス投手もセ・パ両リーグに全く通用せずに
シーズン3勝という悲しい結果でしたしね。
唯一ブライン監督を褒めるなら??
大竹・青木(高)投手を我慢強く先発で使い続けたこと!
が挙げられるんじゃないでしょうか??
勝たせてあげられた試合も数多くありましたよね,申し訳ないほどに・・・
この2人の投手にはあまりにも気の毒な思いをさせました…。
特にルーキーの青木(高)投手には!!
けどこの使い続けた結果が来季へと必ずつながるものと私は思うので
唯一ブラウン監督を褒めてあげたいかなぁ??と思います(笑)
○ 守備編
守備面に関してのブラウン監督への苦言は少ないように思います。
成果も数字としてはっきりと出ています。
失策数が毎年100個前後だったのに比べて今年は74個。
特に東出選手が2塁手として固定されかなり安定した守備を披露してくれたことが
大きいでしょうね,これはブラウンが気分転換?でセンターでシーズン当初は使ったり
してましたよね,驚きましたが・・・ (*o*) これが功を奏したのでしょうね!
後は途中入団でアレックス選手を獲得してセンターで固定出来たお陰でセンターラインが
しっかり固定出来たことがブラウンカープには大きなプラス要因だったのでは
ないでしょうか?
後は数字に表れない失策・基本をもっと忠実にプレーすれば失点もおのずと減ってくると
思いますので,昔ながらの強かったカープを見習い
『 守り勝つ野球 』 も
実践して欲しいと思います。
○ 総括
ブラウンカープも2008年で3年目を迎えます。
言わずと知れた広島市民球場のラストイヤーになります!!
何としても有終の美を飾って欲しい…そのファンの思いに応えて欲しいです。
そのためにも… アメリカ流でもないブラウン流でもない日本式の野球にもっと
順応して欲しいと切に願います・・・。
守備の時には,ベンチからストップウォッチ片手に1球ごとに捕手にサインを送り
選手の自主性無視の野球も止めて欲しいし,コーチにもっと権限を与えて欲しい!
コーチは飾りじゃないし,監督のイエスマンばかり並べる必要もないと思います。
来季は選手に自主性を持たせた,選手に考えさせる野球を期待します!!
最後にらしくないですがブラウン監督に感謝を述べるなら・・・
『 選手の事を大事に思ってくれてありがとう 』 ですね。
と言うのも…
退場劇 についてです!
ブラウン流のパフォーマンスばかりが目立ってしまいますが,どれもこれも退場に
関しては選手の心情を思いやっての事だと思います。
ってこれぐらいしかないんですけどね・・・(爆)
ファンは強いカープを見たい!
ブラウンカープ3年目でそろそろ…
集大成を魅せてくれよ!
最後に面白い?色々なデータをまとめてみましたので良かったら画像をクリック
して拡大してぜひご覧頂き2007年のカープ回顧にお役に立てて下さい!
① 球場別成績表
ホームグラウンドの広島市民球場でもっと勝鯉してくれよ…。
しかし米子の阪神2連戦は強い! 1試合の雨天中止がもったいなかった!(笑)
② 曜日別成績表
土・日曜日にもっと勝鯉してくれなきゃファンは球場に足を運んでもせっかくの
休みが台無しで,憂鬱な週初め・月曜日を迎えてしまいます…。
長々とお付き合いいただきまして有難うございました。
全て私的意見ばかりですので皆様も思うところがおありでしょうがご容赦下さいませ。
懲りずに第2回は選手個人から『攻撃編』をやってみたいと企画中です!
良かったらまたお付き合い下さい!(笑)