セルオートのあっさり壊れたドライブレコーダーですが、メーカー倒産で販売店も音沙汰なしなので、自力修理を試みました。
幸い、専門ではないにしろ、自社製品の簡単な電子回路は自分で設計していますので、いろいろな故障解析も経験があります。
カードを認識ししていないというLED表示のようなので、マイコンのプログラムは正常に動いていると思います。
突然不具合になる場合、多くは半田の不完全部分が完全に離れたとか、クラックが入ったなどの、半田付けに起因する事があります。
この機器の場合、両面多層基板でさらに小さな部品を両面実装していますので、実体顕微鏡で各部品の半田状態をチェック、片面のチェック終わりごろに、小さなICの足が浮き気味な部分を発見しました。この部分のほかに、ちょっと気になるコンデンサーの半田など数箇所補修しておきました。
とにかくこのような小ささに対応するコテがないので、顕微鏡を見ながらコテを当てるのですがコテ先の巨大な事、道具が対応していないと大変です。
まあなんとか補修して組み立ててテスト。見事記録しています。
Gにも反応して記録を開始するし、完全復帰ですね。
やれやれ一安心。
Posted at 2010/03/07 15:41:58 | |
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