2015年10月26日
セリカとの思い出 ~久しぶりにセリカが関係してオーディオ構築が終了する~
ショップに行ってソニックデザインのスピーカーを聴いたのである。
低音も、……確かに出てる。
私「これならエンクロージャー(スピーカーを鳴らすための箱のこと)も大きくならなくて済むし、室内の狭いセリカにもぴったりかも」
先輩「これは意外だったなあ」
百見は一聴に如かず。
ただ、ソニックデザインは当時から松竹梅、Nシリーズ、Rシリーズ、Fシリーズの3種類の品揃えである。そしてNシリーズはこれまた飛び抜けて高い。(磁石にネオジウムを使用しているものだが、磁力が高いと応答性が良くなり瞬発力が高まる=音が聴きやすくなる)
……悩んだ挙句、Rシリーズ。ここで「適度」に妥協したわけだ。
(いやー、セリカが静かな車だったらNにしてたんだろうなー)
よし。
最初はツイーター、スコーカーの4chでやっていって、しばらくして操作に慣れてきたら資金もまた貯まってるだろうし、ウーファーは後回しだ。スコーカーでも低音はある程度出せるのは確認した。欲張らなければ問題ないはずだし、いきなり6chはコントロールしきれず死ねるはず。
ケーブルは電源関係にシャークワイヤー。スピーカーケーブルとラインケーブルはアコースティックハーモニー。それぞれ値段の高いやつ。(ここまで来ると金銭感覚はおかしくなっている)
バッテリーにはオデッセイというところのドライセルバッテリー。これもまた普通のバッテリーの値段と違ってやたら高かった。
セキュリティはコードアラーム。(セキュリティランプは今で言うレクサスLSと同じ箇所に指定していた。LSでそれを見たとき、不遜な言い方になるが正直なところレクサスが私のセンスに追いついたなと思った)
買うものは決まった。どうなることやら。
……貯金中につき時間経過。
ついに4chだが本格カーオーディオがセリカに搭載された。めでたい。
スピーカーの取り付け位置やら向きやらすべてに指示出ししておいた。任せたのはエンクロージャー内部の定在波防止の設計面くらい。
ソニックデザインのスピーカーは音の飛びが良いので、ダッシュボード上やAピラーに埋めなくてもルームミラー辺りに、つまりは上の方で音像定位するため、ドアにそれぞれ近い位置でインストールしてもらった。できればダッシュボード上には何も置きたくないというのもある。(視界の妨げになる)
ん?
「ショップの音」としてイコライザーを触っておいた?
20kHzのところだけMAXまでガン上げされているじゃないか。ふざけるんじゃないよ。何が裏技だ。
私は20kHzを下げてからセリカを発進させた。
……音いじりで時間経過。
うーん、うーん、難しい。なかなか思うような音が出ない。(この頃にはステレオサウンド誌も購読していたので、そちらからも沢山学んだ次第。評論家の面々の中でも菅野沖彦氏と柳沢功力氏には指標のようなものを提示していただいた。感謝しています)
……音いじりで時間経過。
そうこうしてる内にウーファー2発とラックスマンの2chアンプを入れられるだけの資金が貯まった。
ショップ「ウーファー取り付けね。ところで定電圧駆動させる機械があるよ」
私「なんスか、それ」
定電圧駆動装置の説明をショップから受けた。
ショップ「原理としてはこれこれこうこう」(割愛)
私「へー、なるほど。納得できる。効果ありそう」
ショップ「でもメインバッテリーだけだと寿命削られるからサブバッテリー必須だよ」
私「……やったろうじゃないか」
ショップ「話切り出しといてなんだけど、もうラゲッジルームのスペースないよ?」
私「スペアタイヤ降ろせばスペース確保できますよ?」
ショップ「……いいの!?」
(今はパンクが怖くてそんなことできません。若いよなー。っていうかアンプ後ろに載せてる時点でスペアタイヤ取り出せないのよ)
更なる資金を貯めるため、またしても時間経過。
そしてそれぞれ購入。……インストールも終了。
ウーファーはリアシートのてっぺんの高さと同じ高さ真後ろに、前列シートの中央部と同じ幅でインストール。それに伴ってエンクロージャーも構築。そうそう、エンクロージャー形式はフロント4chも合わせてすべて密閉式。そして保護ネット付き。そりゃあネットつけると、音の鮮度がー、ということになるけど、それ以上にユニット丸出しだと見た目にも落ち着かないので。家でもそうしている。
そしてサブバッテリー(これもオデッセイ)と定電圧駆動装置は人に見せるものじゃない、いわば内臓のようなものなので、アンプの下に設置。
この通り、色々とこだわっていたのだ。
さて、長く苦しい闘い(これは資金面の闘いで音質決定は別の闘い)だったが、サブバッテリー+定電圧駆動装置+サブウーファー2発(+2chアンプ)で6chマルチシステムの堂々の完成である。
このときなんだかんだカーオーディオだけで250万円である。サブウーファーにおいて一度位置の見直しをしている(最初は中央寄りにしていたが、音がダンゴになった)ので、その分も経費が掛かってしまった。セリカ購入金額を限度にしていたがまさか同額になるとは。ショップからしたら充分上客だったろう。
しかし、惜しいかな。写真がないんだよなー。
この頃からみんカラやってればバシバシ写真撮っただろうに。
そしてオーディオキチのセリカ乗りがいると小さな界隈で話題になったかもしれない(笑)
ISから読んできた人は私のことを車いじらない人って思ってる方もいるかもね。「今は」いじらないようになっただけですよん。
とにかく次回で回想も終わり。今回は本来三分割する内容を載せてしまった。
まあ、オーディオ編の追い込みとしてまとまりと勢いはあるし、いいか。
最終編へと続く。
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Posted at
2015/10/26 08:36:06
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