
人類よ、これ以上何を望むのか。
追加BGMはなぜ豪華セットにサントラ付属してないのか? 折角の機会だったと思うのだが、単体発売もしてないし。商品企画が甘いのではないのか。
思ってたより追加曲が多かったからちゃんとしたオーディオで聴きたいがメディア展開してないようだ。セガは傘下の教育をちゃんとするように。
「アレックスはどうやって未来から来たのか?」
『葛葉ライドウ対超力兵団』のテンプルナイトになった未来の葛葉ライドウ以外で、未来からの刺客ってメガテンシリーズでどれくらいいたっけ。
時間超越に関しては作中のサブイベントに出てくるノルンが絡んでるかと思ったけどそうでもないようだ。ユグドラシルのイベントもあったから理屈は合わせられるのにね。関係はなさそう。
追加ニュートラルエンド。
その前にひとつ。ニュートラルに方向が決定付けされると、ゴアの知識をアーサーが引き継ぐことになるが、ここからCV子安武人の演技が変わる。機械音声のようでいて、明らかにひとつの人格を思わせる喋り方に変わるのだ。
では改めて追加エンドについて。
主人公は宇宙卵の力を以ってアーサーと共にシュバルツバースが出現する度に彼の地へ赴き、シュバルツバースの破壊をする。永遠に。これ、何かしらの作用で殺害はされる可能性はあっても使命感とともに自殺できない存在になってるんじゃないか?アレックスとの約束だけが心の支えであり、束縛。人間が変わらない以上、シュバルツバースは何度でも出現する。つまり誰かが内側に残って監視、破壊しなければ地球は滅びる。そう聞いていたときは、まあ、アーサーが適任かと思ったら主人公がそのアーサーから指名されちゃってな。仕方ない、乗り掛かった舟だと苦笑いしながら承諾した気分。7度目のシュバルツバースは6度目から1500年の時間が流れているようだけど、ゲーム本編のシュバルツバースも何度かやってきた内のひとつとした描写もあるから(悪魔召喚プログラムを受信したとき、かつて在った文明を匂わせる)、文明は幾度となく滅んできては再生してきたのだろう。
「まだ自分を保っていますか」とアーサーは尋ねるものの、主人公、若干ヤバげ。そのうち闇堕ちでもしたら「お前たち人間がいるからシュバルツバースが出現し続けるんだ!」と当初のアレックスそのままにその時代の調査隊を駆逐しそうで悲しい。ってか、月にいるのかよ。呼吸どうなってるの。戦いに行くときはバケツ被ってもらいたかったなあ。でもSFチックで良い終わり方。
追加ロウエンド
ロウルート突入。いやぁぁぁ、主人公の目が死んでるぅぅぅ! ボイス付きになっているのでアーサーの「グッドバイ」にうるっと来た。子安、すごい。これはカオスルートでも変わらないけど。
で、アレックスとの対話。ニュートラルではあっさりしてたが少し違う。
未来ではゼレーニンの歌唱を受け入れられない人間は悪の霊性と見做され天使に狙われ、いずれ殺される世界だという。それも仕方ないとゼレーニンは突っぱねるが、アレックスは説得を続ける。法と秩序だけに委ねるのではなくあなたが法そのものになればいい、と。これは「お前が〇〇になるんだよ!」展開か。……まあ、いい。シェキナーをやっつける。ルイ・サイファーは自分の望んだ世界ではないものの神霊を駆除したことについてはとても嬉しそう。
スタッフロール。主人公の絵がロウ版になってるぅぅぅ!
そして……、世界から争いと闘争心は消えてなくなった。ゼレーニンの想う新たな法と秩序のもと、文明は緩やかに停滞を迎えた。向上心もなくなったようだ。
いつか新たな侵略者が出現したとき、向上心をなくしている人類に抗う術はあるのだろうかエンド。ロウ的な終わりとしてはそこまで物騒ではなく、まだ穏やかでいいんじゃないかな。洗脳とは少し違うみたいだし、今回の追加エンドじゃない今までの終わり方は気味が悪いからね。因みにSJのときはカオス、ロウ、ニュートラルの順でクリアしたので、意識して逆の順を取っているよ。
追加カオスエンド。
さて、カオスルート突入。ひゃっはー、汚物は消毒だ~!!
チェン、はっちゃけるのはいいが声質も変わると別人みたいだぞ。声色はそのままにしてくれないと。因みに通常時は「響け!ユーフォニアム」の黄前久美子っぽい声色。
それはともかく、そんな本来のカオスルートに進んだ未来。そこではアレックス以外の人間はアレックスの手によって滅びる世界だという。もちろんアレックスは望んで滅ぼしたのではなく、生きるためには出会った相手を殺すしかない世界だった。アレックスは強かった。それ故に自由ではなく孤独だった。ヒメネスは自分たちが創ろうとしている新世界に欠陥があると悟るが、人間はいなくとも悪魔はいるはずだ、孤独でもいいだろうという。そこをアレックスに「あなたはバガブーを守り、守られた」ことを指摘され、バガブーがいたから人間としてのヒメネスもシュバルツバースにおいて孤独ではなかったことに気付く。そしてヒメネスは孤独のつらさを認め『力こそすべてのルール』からそれ以外も残すことを約束する。アレックスはリングをヒメネスに託す。それをヒメネスが持っている限り自分がいた未来はやってこないはずだから、と。
……結局どうやってアレックスが未来からやってきたのかわからずじまい。
というか、それぞれのルートに則ってストーリー中にゼレーニン、主人公、ヒメネスの三者を殺そうとしてきたなら、アレックスはロウ、ニュートラル、カオス三つの果てを知った存在ということになってしまうのだが、ツッコミを入れてはいけないのだろうか。
その後メムアレフに啖呵を切るヒメネス。カオスルートなのにメムアレフとバトルになってしまった。人間と悪魔は写し鏡の存在というメムアレフだが、人間を排除した上で地球を浄化しようとするメムアレフと、人間の可能性を残した上で浄化しようとするヒメネスの意見は食い違うから仕方ない。なんやかんや経過(ゼレーニンとシェキナーを撃破)してエンディング。バトル的なことをいうと、ヒメネスより聖柱ゼレーニンの方がかなり強いので、ヒメネスが大きく出ると主人公がいるからこそ言える台詞なんだよなあと思ってしまう。苦笑。悪魔の力で人類の文明は滅んだが新たな世界では本来の自由と希望が帰ってくるという。ここでヒメネスはアレックスから託されたリングを主人公に渡す。アレックスとの約束は果たしたと言わんばかりに。えーっと、持ち続けてなくていいのか?
ルールのない世界。しかしカオス世界でもいずれ新たなルールは生まれるだろう。そのときこの新世界の住人たちはどう対応していくのか、そしてその行きつく先は……。
アレックスの存在意義無視エンド。
これは2通りあって、ディープになって追加されたダンジョンを一定以上進めた場合と進めなかった場合とで別れ、進めた場合はアレックスの言い分を聞いたうえで判断を迫られて旧エンドか新規追加エンドを選択できるが、進めなかった場合は問答無用で単身襲い掛かってくるのでそれを排除し旧エンドへ向かうルートになった。魔王アモンを仲魔にしたいなら進めるエンドを一度はクリアしなければならない。アレックスの中の人が「私がやる役って闇堕ちするキャラが多い」ってシュタインズゲートゼロで言っていた。これも例に漏れていない。堕ちた彼女を救えるかはプレイヤー次第。
総評。
拡張版とは言え、もともとしっかりしているゲームなので、洗練させればもっと面白くなるのは自明の理。何度も書くがアレックスのタイムトラベルの設定だけきちんとしていれば弱点はなかった。
それからただでさえテキストが多いゲームなのに、ボイス付になるとイベント1シーンで15分くらい経っていたりする。
絵柄はアニメチックになっているのでオリジナルと比べて若干硬派成分は減退している。
チーム人妻(サラスヴァティ、パールヴァティ、ラクシュミ)のレベルをカンストさせて終わりにしたい。
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Posted at
2019/06/06 08:12:41