強制退去処分のフィリピン人家族

娘の在留は認め，父親と母親は強制退去処分になりそうです。

法相の決定は妥当，というか，仕方がないと思う。
ぼくが法相でもそういう結論しか出せないだろうな。

そもそも，父親と母親は不法に入国しているのです。
事情はどうあれ，それは違法行為です。
その責任は取らなければならない。
娘がいなかれば二人とも強制退去。
事件はそれだけで終わっていたでしょう。
というか，そんな人は他にもたくさんいると思われます。

娘には何の罪も過失もなく，日本で産まれ，日本で育ち，日本語しか知らないし，日本の友人しかいないし，日本の生活しか知らないし，日本の教育しか受けていない。

問題は，そんな未成年の娘だけを日本に残してどうなるか？

父親と母親が強制退去処分になりますが，おそらくはその後のことも日本政府は考えていると思います。
というか，そうであって欲しいとは思います。

なんにしても，一度リセットしないといけない。
このまま滞在を認めることは，罪を容認することになります。
犯した罪に対する処罰を受けてからじゃないと，その後のことは進められませんよ。
そういうことだと思います。

これを全て仕方ないでしょうと済ませてしまうと，同じことを目論む人がどんどん出て収拾がつかなくなります。
違法入国者同士で無理矢理子供を作って泣き落とし。
そうやって産まれた子供が本当に幸せになるかどうか・・・
もしかしたら国際的犯罪組織が絡んでいるかもしれません。
この一家の問題だけでは済まされないことなのです。

父親も，母親も，いずれこうなることはわかっていたでしょうに。
正規の入国手続きを行って入国，滞在許可を得るしかないでしょう。
すぐにその許可が下りるかどうかはわかりませんが。
ますは犯した罪に対する処罰を受けてから。



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家族全員の在留は認めず　強制退去処分のフィリピン人家族

　不法滞在のため、国外への強制退去を命じられたフィリピン人の娘ら家族が、法相の裁量で日本滞在を認める「在留特別許可」を入管当局に求めていた問題で、森英介法相は１３日、「一家全員での在留特別許可はしない」と述べ３人全員での在留を認めない考えを示した。
　在留特別許可を求めていたのは、埼玉県蕨市の中学１年生、カルデロン・のり子さん（１３）ら一家３人。
　のり子さんの父、アランさん（３６）は平成５年、母、サラさん（３８）は４年に、それぞれ他人名義のパスポートで入国。のり子さんは７年７月に日本で生まれた。不法滞在発覚後の１８年１１月に強制退去処分を受け、処分取り消しを求めた訴訟も昨年９月に敗訴が確定した。
　しかし、のり子さんが日本を出国したことがなく、日本語しか話せないことなどから、同級生らを中心に支援の輪が広がり、昨年１１月に在留特別許可を求める森法相あての嘆願書を提出。１万４０００人余りの署名が集まっていた。
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