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2009年07月13日

Vマウントの主目的と「空気の配分」について

Vマウントの主目的と「空気の配分」について もう前の内容忘れちゃってますよねwww

Vマウントにしたら水温が下がるのはなぜ?
そしてVマウントの主目的は水温を下げることじゃなくてなんでしょう?
そして空気の配分とは?
という話でした。

さて,一つずつ順番に,そしてシンプルにw
某氏からブログが長いと指摘されましたので( ̄∀ ̄;)

いや,もっと長く書いてみようかwww



Vマウントにしたら水温が下がるのは・・・

だって,ラジエター換えたでしょ?w
まずそこを忘れちゃいけない。
1.外気温を下げる
2.冷却水の流速を抑える,または長時間ラジエターの中を通るようにする
3.たくさんの外気を当てる
4.ラジエターの熱容量を上げる
と挙げたうち,2と4をクリアしてる。
同じだけの外気がバンパー開口部から入ってきているとしたら,Vマウントにするとラジエターへの外気は減ります。
だって,インタークーラーへ当たる外気の量は増えているでしょ。
じゃあ減らさないようにするためには・・・ラジエター裏の抜けを良くしたり,ファンを強制的に回したり,導風板を作り込んでいったり,いろいろと工夫が必要なんだけどね。
もう一つ,「もしかしたら・・・」的なものとしては,Vマウントにしてパワーアップしたら車速が上がって外気が当たる量が増えたのかもしれませんw
いずれにしても,そこだけの問題じゃなく,車全体のエアロダイナミクスを考えていかないと,ここら辺の答えを明確にするのは難しいかもしれません。
レイアウトを変更したことによって,外気はどこからどこを通ってどこに抜けていくのか,その配分はどうなっているのか,ただ単に開口部面積を大きくしたらとかの問題ではないのですよね。
逆に,開口部を大きくし過ぎるとそこを抜ける風速が稼げなくなったりします。
風洞実験をしたりとか(とはいえ,地面の動かない風洞実験じゃあ現実とはかけ離れていると思ってますけど)が必要なんでしょうね。



んで,もうちょこっと書いちゃいましたけど,Vマウントの主目的は・・・パワーアップです。

インタークーラーを大きくして,外気を多く当てて,吸気温を下げることが目的です。
これが一番。
Vマウントは冷却系パーツではなく,パワーアップパーツです。
水温に関しては下げることよりも,上げないことに気を遣っていると思われます。
だって,同じだけの外気が入ってきたとして,純正と比べたら明らかにインタークーラーの方に外気が流れ込む量が増えるでしょ。
そうするとラジエターの風量が足らなくなる可能性が出てくる。
だからラジエターも容量を上げないと。
抜けを良くしたりしないと。
前置きインタークーラーと比べてどうこう言いますが,前置きインタークーラーは外気をインタークーラーを通すことによって暖めてしまっているから水温が下がりにくくなるんですけど,Vマウントだって,外気が当たる絶対量が少なくなる分,不利な面もあるんですよね。
そしてインタークーラーに関して言えば,前置きなら外気を全て受け止めるようにできますが,Vマウントだとそれができない。
パワーアップのみを考えるなら前置きの方が有利かもしれませんよね。
連続周回が必要なく,一発のタイム狙いなら・・・

ということで,水温の問題でお困りの方にVマウントまでを奨めるのは正しい選択とはいえないと思います。
その人に,その車に,他に必要な要素もいろいろと考えて選択しなきゃね。



ここで空気の配分についてちょっと触れましょう。

同じ量の空気がバンパー開口部から入ってくるとしたら,その空気をどう使っていくのか,その配分を考えなければなりません。
まずは,無駄になっているところはないか。
外気が隙間から洩れていたりしないか。
せっかくのラジエターやインタークーラーやオイルクーラーなどに,ちゃんと全面に外気が当たるようにできているか。
その前と後ろはどうか,外気の通り道に邪魔になっているものはないか。
そしてその配分は?
外気を必要としているところはどこか。
ラジエター,インタークーラー,オイルクーラー,エアコンのコンデンサー,エアクリ,ブレーキなどなどなど・・・
冷やさないといけないもの,冷やした方がいいもの,そして冷えた外気を本当に必要としているもの,これらにうまく配分していかなければなりません。
純正の状態ならメーカーが配分を考えて作っています。
でも,どこかに手を加えたら,例えそれがマフラー交換であっても,それぞれのパーツの外気の必要度は変化します。
ましてや,エンジンルームのレイアウトをごっそり変えてしまうVマウントでは・・・
各々の車の仕様に合わせてその配分を調整していかなければなりません。
何かが冷えないなら,そこを冷やす工夫を。
でもそのためにはどこかが犠牲になりかねません。
どこかに当たっていたはずの外気を奪ってこないといけないのですから。

どれだけの外気をエンジンルームに導入できるか・・・
その導入量を変えられない限り,その配分を変えていくしかありません。
Vマウントはその配分を変えるパーツです。



最後に一つ。
車を真正面から見たシルエットを思い浮かべてみてください。
なんだかんだ言って,車が受ける外気はこの面積分だけです。
空気抵抗を減らすためのフォルムが,外気導入という面ではアダになるのです。
FDのようなローフォルムの車では,そして低いノーズの車では,エンジンルームに入ってくる外気が実は少ないことに気がつきますよね。
そして,夏場なんかは,地面に近いところでアスファルトに熱せられた外気がエンジンルームに取り込まれていくのです。
まぁでもそれはこの手の車の宿命ですかね。
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Posted at 2009/07/13 21:35:02

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この記事へのコメント

2009年7月13日 22:32
コンダクタンスが良くなるから総合的に通過する風量は増えるかも。
コメントへの返答
2009年7月13日 23:12
エンジンルーム内にどれだけの外気が取り込まれるかは「どれだけ抜いているか」が重要になってきますが,そこもうまく調整してあげると風量は増えると思います。
Vマウントは口の形を変えただけですから,それに加えてフロア下の整流だったり,ボンネットの穴だったり,みんな何かしら工夫を凝らしているのでコンダクタンスが良くなっているんだと思います。

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