
僕が中村屋さんの信者だとか,中村屋さんのまわし者だとか,中村屋さんの宣伝マンだとか,そう思っている人がいたら・・・
違いますよ,ライヴァルです (え?!www
尊敬する人であることは確かです。
だからといって全てを鵜呑みにしているわけではありません。
中村屋さんから学んだ知識は,一度頭の中で噛み砕いてから,理解でき納得できるものは受け入れます。
中村屋さんはちゃんとデータで語ることもできる。
それを実際に自分で確かめることができればなおさら。
でも違うと思ったら違うって言いますよw
先日もちょっと凹ましちゃってゴメンナサイ
まぁでもその上で,RX-7に対する情熱と知識と経験と技術とそしてその姿勢と取り組み方とホニャララはやっぱりすごいと思います!
他にもすごい人はいるって?
うんうん(゜_゜)(。_。)
それは否定していないしw
ただ,圧倒的に違うところは,いろいろと共感できる部分が多いというところです。
そして,打てば響くところですねw
前置きが長くなりましたので,今日はいきなり核真に迫るかもしれない話をします。
ここから先は僕の頭の中で自問自答していったこと+何人かで話している時に出てきたことです。
みなさんも同じように頭の中で自問自答していってみてください。
エンジンオイルはギアの潤滑や冷却を行なっています。
ロータリーエンジンでは,それに加えて燃焼室に噴霧されており,燃焼室内に油膜を形成して潤滑作用を促すと言われています。
さて,ここで考えました。
高回転で動く燃焼室内に形成される油膜とは?
どこに形成されるの?
アペックスシールとローターハウジングの間ですか?
つまり,ローターハウジングの内面ってことですか?
ロータリーエンジンはエンジンオイルを燃やしながら動いていることはみなさんご存知ですよね?
では,吸気行程や圧縮行程はともかく,燃焼行程や排気行程では油膜はどこにあるんでしょうね?
燃えちゃっているはずですよね?
吸気行程や圧縮行程で働くんだよって?
じゃあ燃焼行程や排気行程ではシールとハウジングは潤滑油がなくなってますから,強い摩擦が起こって激しく摩耗するっていうことでしょうか?
で,その吸気行程や圧縮行程についてですが,燃焼室内には未燃焼のガソリンが充満していますよね。
油膜が形成されていたとしても,霧化したガソリンが充満した空間では油膜は溶けてなくなっちゃうんじゃないですか?
あれあれ?
ひょっとして,ローターハウジング内面には油膜なんて存在しないんじゃないの???
じゃあ,何のために燃焼室内にオイルなんて噴くのよ???
しかも,燃えたオイルって・・・燃えカスはススになって残るでしょ。
つまり,カーボンスラッジw
ハウジング内面の油膜が形成されていて,そこで燃えているならそこにススが付くよね。
そのススはどうやって掃除されているでしょう?
ローターハウジング内面についたススは,ローターの回転とともにアペックスシールが掻き取っていくんじゃないですか?
掻き取ったススはどこに行くの?
ローターとシールの間に入っていって詰まっちゃうんじゃないですか?
エンジンが熱を出している間はまだいいですよ。
エンジンが冷えちゃったらこのススはどうなるでしょう?
固着。。。
そうなるとシールの摺動性が一気に落ちますね。
なんだか,今まで常識として扱われてきた知識の中に,そうじゃないものがたくさんあるような気がしてきませんか???
僕がいろいろなことをブログで書いている一番の目的はそこです。
何でも簡単に信じて鵜呑みにするんじゃなく,自分で考えよう,自分で確かめようという姿勢をみなさんにも持っていただきたいのです。
常識のウソはまだまだあちこちに転がっています。
考えれば新しい発見も見つかります。
そうやってユーザーが知識と思考力を磨いていけば,業界全体の力も飛躍的にアップするはずなのにね。
あなたの車を守るのは,あなた自身です。
そしてあなたの車を壊しているのも,あなた自身です。
どちらの生き方を選びますか?
そういえば・・・
「ロータリーエンジンは週1回は高回転で回してカーボンスラッジを吹き飛ばしてあげましょう」
なんていう記述を前に読んだことがありますが,あれはウソですよw
回せばカーボンが発生しやすい状況を作っていることになりますし,シールも摩耗しちゃいますw
カーボンが発生しにくい状況で走って掃除する方がいいのです。
具体的には,僕の車であれば水温80℃以上の温間モードで5速3000rpm未満で高速道路を巡行(エイトなら6速)。
ウソだと思うなら試してみましょう。
エンジンや補器類に問題がなく,コンピューターが適切にセットアップされていれば,300kmも走れば効果は多少でも出てくるでしょう。
効果がなければどこかに異常があることを疑わなければなりません。
車の調子を見るためにも,週に1回とは言いませんが,自分でできることですし,たまには試してみてもいいメニューと思いますよ。
で,ここまで書いておいて言うのもなんですが,上記の内容が全て100%正しいとは言い切れないということに,気付きました?
正しいかどうか,自分で考える姿勢が,あなたの車を守ります。