O2センサーがお亡くなりになり,ディーラーで新品に交換したわけですが,そもそもそれって何をしているの的な質問があるとかないとか。。。
ないですか。
そうですよね。
みなさん僕より詳しいですもんね。
特に○○o△○○ーな人たちはw
排ガスの中のO2濃度を測定するものです。
で,燃え具合を確認するということです。
理想空燃比に近いかどうか,燃料が濃いのか薄いのかを知るためのものです。
このデータをフィードバックして燃料を増やしたり減らしたりすれば,その時の状況に応じて理想空燃比で燃焼するようにすることができます。
燃料が足らなきゃ増やす,多けりゃ減らす,そのためのセンサーです。
これが壊れていたらどうなるかというと・・・
濃いのに薄いと判断したり,薄いのに濃いと判断したらとんでもないことが起こりますよね。
あるいは純正コンピューターではフェイルセーフモードに入り,エンジンを保護しようと働きます。
細かいことは抜きにして,具体的にわかりやすい数値でお示しします。
走行距離 給油量 燃費
2009/12/27 194km 30l 6.47km/l
2009/12/27 260km 25l 10.4km/l
同じ車での数値です。
上がO2センサー交換直後に給油した時のもの,下がO2センサー交換後に走行したもの。
基本的に僕はフィードバック領域を使って走っているので,ちゃんとフィードバックがかかっていれば常に下のような数値になります。
この季節だと,吸気温が低く,水温もなかなか上がりにくいので暖気運転に時間がかかり,夜間走行すれば10.0km/lを切ることもあります。
それでも9km/l前後は余裕です。
なのに,6.47km/lとは・・・
フィードバックがちゃんと使えてなかったんでしょうね。
常時濃いめの燃料を噴いていたということです。
これを別の視点で考えると,普段から愛車の燃費を知っておけば,それによって愛車の不具合を察知することもできるということです。
「どこに不具合があるのか」を特定することはできませんが,「どこかに不具合がある」ということには気付けます。
「燃費がいい車は燃料を多く入れていないということだから,つまりパワーも出ない」と勘違いしがちですが,これは間違っています。
むしろ逆です。
燃費がいい車は同じ燃料でも効率よくパワーを得ることができるから燃費がいいのです。
燃費が悪い車は,どこかに損失があるのです。
パワーが得られないから,アクセルを踏まなきゃいけなくなるし,ブーストをかけなきゃいけなくなっちゃうんです。
毎日同じ道を同じように走っていると,愛車の不具合には気付きやすくなります。
いつもよりアクセルを余計に踏まなきゃいけなくなっていたら,それはどこかがおかしくなっています。
当然,燃費も悪いはずです。
何だかおかしいな?と思った時はどこかに不具合があるかもしれません。
毎回毎回燃費を計算しなくても,エンジンの燃焼状態を確認できる方法がいくつかあります。
アイドリング時に排ガスの臭いを嗅いだ事がありますか?
ロータリーでそれは自殺行為でしょwww
と,思っているみなさんは,ロータリーの真実をまだ知りません。
僕もちょっと前まではそう思っていました。
触媒があるかないかも大きく影響しますが,触媒があり,それがちゃんと機能している場合,純正コンピューターはO2センサーからの信号をもとに理想空燃比で燃焼を行なおうとしますので,触媒も有効に機能して非常にクリーンな排ガスになります。
試しに僕の車の排ガスの臭いを嗅いでみてください。
希望者にはいつでも嗅がせて差し上げますwww
もちろん,暖気時には燃料は濃いので排ガスは臭いですし,目も痛いですが,それでもみなさんが思っているよりもはるかに臭くないし目も痛くありませんw
暖気が終了したら・・・あら不思議,全然臭いませんし,目も痛くない。
温かい空気が出てくるだけ。
もしそれでも臭くて痛いガスが出てくるとしたら,それはどこかに不具合があるということ。
触媒が死んでいるかもしれませんし,エアポンプが死んでいるかもしれません。
理想空燃比で燃えていない可能性もあります。
O2センサーが死んでいたり,正常に機能していなかったり。
その他の原因でフェイルセーフモードに入っていたり。
点火がおかしい場合もあります。
いろいろと原因は考えられますが,どこかがおかしいのは確かです。
で,実際にO2センサーが壊れている間の排ガスは臭かったんですよね。。。
交換した途端元通りになりましたよ。
愛車の調子は五感をフル活用させて感じ取りましょう(^-^)