「薬事法改正によって,インターネットで市販約の7割以上が購入できなくなります」
まず読んでみてください。
僕はこれにすごく違和感があるんですけど。。。
みなさんいかがですか?
本当に必要な薬なら,市販薬ではなく医療機関を受診して処方してもらうべきじゃないですかね?
調剤薬局の中には医療機関で処方された薬を自宅まで無料で配達してくれるところもあります。
いわゆる「常備薬」っていうことなら,それこそセットで置き薬を販売してくれるところもありますし,定期的にチェックしに家まで来てくれて補充してくれますよね。
薬の情報が必要なら,なにもインターネットで「購入」できる必要などありませんよね。
ネットで検索して情報を得て,その情報を元に薬局に買いに行けばいいだけのこと。
薬の在庫があるかどうかなんて,薬局をあちこち見て回らなくても電話で確認すればいい。
あと,市販薬なら,何も本人が買いに行く必要なんてないですよね?
それに,そんなに頻繁に薬って買いに行きますか?
毎日飲む薬なら,それこそ医療機関を受診して適切な診察,診断の元,処方を受けるべきでしょう。
もしもの時の薬であればそんなに数多く必要ないし,一度買っておけば数ヶ月は補充の必要もないわけで。
それに成分の詳細な検討なんて・・・一般の人にできますか?
年寄りの二人暮らしで外出もままならないような人が,インターネットを自在に使いこなして通販してますかね?www
医薬品をネットで購入できなくなることに対して悲鳴を上げているのは,本当は消費者じゃなくて販売業者のほうじゃないですか?
30万件を超える署名っていうのも,信用できません。
30万人の中に,いったい何人の通販業者の人が含まれているでしょうねw
署名した方の中には情報に踊らされているだけの人もいます。
田舎の薬局は自宅まで宅配してくれたりするところもあるんですが,都会の人は知らないですよね?
薬っていうのは体に対して必ず何らかの害があります。
多量の服用,長期の連用には充分注意しなければなりません。
副作用の問題や,相乗効果や相殺作用によって併用することが禁止されているものもあります。
また,闇雲に服用することによって本来治療が必要なはずの病気の存在を隠してしまうようなものもあります。
例えば,胃がんで胃が痛いのを,ストレスから来る胃炎と思って市販の強力な胃薬を服用していると。。。
通販で容易に購入ができるということは,そういった危険性に関して,全て自己責任の元に管理していく必要が生じるということです。
今の日本で,一般の方に,いったい,どれだけの病気と薬の知識がありますか?
医者でさえ,普段使わない薬に関する知識は乏しいというのに。
未だに,ヒアルロン酸やコンドロイチンの服用が身体にいいと思ってだまされて購入している人が多いのに。
あんなもの,飲んでも何の役にも立ちません。
ダイエットサプリメントなんて効果がないのに多くの人が買っていますよね。
はっきり言います。
その程度のレベルなんですよ。
それなのに,自分で選んで自由に薬を買って・・・
はぁ?!
コンビニでの販売はOKなのにネットでの販売ができないのはおかしい?
そんな意見が出てくるのは,その意見を出した人がネット通販関係者だからですよねwww
コンビニでの販売も“おかしい”のですよ。
薬がいつでも何処でも容易に購入できるということは,その責任を全て消費者が負わなければならないということです。
全て「自己責任」での管理をしなければなりません。
不利益をこうむったとしても,それは自分の責任です。
それでいいのですよね?
消費者の側が,あらゆる薬の知識を身につけて自分で詳細に検討し,副作用についても正確に判断して適切に処置が取れるのならともかく,ネット上での情報に踊らされているだけの人にそれができるとは到底思えませんが,本当にそれでいいんですよね?
添付文書が読めるから大丈夫って?
ではお聞きしますが,添付文書に書いてあることの,いったいどれだけのことを正確に理解できていますか?
そもそも,薬を買ってきて添付文書を読んでいますか?
契約書さえほとんど読まないような国民性なのに。
それでいいとおっしゃられる方は,どうぞ署名に協力してあげてください。
薬の通販そのものを完全否定しているわけではありませn。
その前にしなければならないことが全くなされていないのに,利便性にだけ目を向けて本質を見落としている,こういった活動に対して反論を投げかけているのです。
本当にしなければならないことは,国民全員が病気や薬の知識を身につけることじゃないですか?
それがあってこその通販ですよね?
ヤフーも楽天も地に堕ちたもんだ。。。