
よくあるのが,
「雑誌で見た有名チューニングショップ」
でしょうか。
さて,そこって,何で有名になったのか,考えたことがあるでしょうか?
広告料をたくさん支払っているから?
ま,それもありますねwww
「レースで常勝!」
「筑波で○○秒!」
そういうところにも飛びついてしまいます。
いかにも,それって素晴らしい実績だと思います。
その実績を積み上げた裏には,かなりの研究,努力の積み重ねがあったことでしょう。
で,ここで聞いてみたい。
「あなたの車はレースで勝つための車ですか(要するに,レースカーかってこと)?」
「サーキットしか走らない車ですか?」
「タイムさえ出ればいい車ですか?」
「街乗りなんてしない車ですか?」
「勝つためには,速さを求めるためには,毎回エンジンを作り直しちゃいますか?」
「ナンバーなんて切って,毎回毎回積車で運ぶような車ですか?」
それを求めるなら僕は何も言いません。
そういう実績のあるところで見てもらうのが一番だと思います。
近所の整備工場に預けている場合じゃありませんwww
でも,ほとんどの方はそうじゃないと思います。
サーキットも走るかもしれません。
峠も攻めるかもしれません。
でもそれって,どのくらいの割合ですか?
ほとんどは街乗りですよね。
いわゆる,ストリートカーですよね。
だとしたら,お世話になるショップもそういう面が得意なところがいいんじゃないですかね?
ストリートカーにはストリートカーの使い方があり,壊れ方・傷み方があり,それはレースカーとは全く異なると思います。
レースの世界から市販車にフィードバックされる技術もありますが,実際にはされないものの方が多いですよねwww
コストの問題や車検の問題もありますが,「市販車には必要ないから」ですよね。
またパーツメーカーも
「競技専用部品」
っていう言葉が大好きですが,ならなぜそれをストリートカーに売るんでしょうね?
まぁ,そういうことは置いておいて。
あなたの車の使い方をもう一度よく見直してみてください。
どういうコンセプトで使っていますか?
何を目指していますか?
その上で,もう一度ショップ選びをしてみませんか?
あなたの目指す方向と,同じ方向を向いているショップが一番ですよ。
あなたの車と同じレベルの車が集まってくるところが一番ですよ。
雑誌に載ってなくても。
レースに出てなくても。
筑波なんて走ったことがなくても。
あるんですよ,全国各地に,探せばちゃんと,あなたと同じ目線であなたの車を見てくれるショップが,あなたの近所にも必ず。
雑誌に載ったり,レースに出たり,筑波最速を誇ったりするようなショップが悪いなんて言っていません。
そうじゃなくてもいいんじゃないのと言っているだけです。
間違わないようにwww
雑誌に載っていて,レースにも出ていて,筑波の最速記録も持っていて,それでもユーザーカーにこだわり,ユーザーの目線で車をいじってくれるところもあります。
幸いにも,僕や僕の友人がお世話になっているショップは,僕らの目線で話をしてくれますし,僕らが求めるレベルの車をたくさん扱っています。
僕らに必要なのは,レースの実績じゃなく,そっちの実績なのよね。
自分の目指すところと,違うところを向いちゃっているショップに車を預けちゃうと,いつの間にか自分の思うとは違った結果に陥ってしまい,戻れなくなりますよ。
簡単な例え話をしましょう。
あなたの車のエアコンが不調です。
レース屋に持って行くと,エアコンなんてはずしちゃいましょうなんて言われかねませんwww
ストリートカーメインのところなら,それも見てくれるでしょう。
あなたはどちらを選びますか?
あくまでも個人的意見ですけどね(^-^)
でも間違った考え方じゃないですよね。
それって,みなさん,自分自身の生活や仕事の中で,同じことを経験していませんか?
週刊少年ジャンプを買うのに,わざわざ都会の大きな書店に並ぶ人はいないでしょう。
コンビニで十分www
スパゲティが食べたくなった時に,いきなり高級イタリア料理店に行く人はそういう人たちで,普通は自分で作るか,ファミレスに行くか,コンビニで買うかですよねw
逆に叶姉妹がファミレスに来たらビビるでしょwww
車だってそうなのよね。
軽トラックに乗ったじいちゃんがいきなりレース屋にやってきてオイル交換頼んだらどうですかね?
軽トラックにあうオイルなんてねぇしwww とか言われたりして。
じゃあF1マシンが田舎の整備工場に入ってきたらかなりビビりますよねwww
展示車両としか思えないwww
笑っていられませんよ。
もしかしたら,同じことをあなたはしているかもしれない。
どこの業界にも,住み分けって言うのがあるんです。
あなたの職場でもそうでしょう。
同じ業界でも得意分野は違う。
もしかしたら,あなたはその住み分けを乱しているかもしれない。
ショップの側もそう。
あなたはあなたのショップの領域じゃないところに首を突っ込んでいるかもしれない。
ユーザーが求めていないものを提供しているかもしれない。
みんなもっと腹を割って話し合って,求めているもの,目指すものが違うなら,別のところを訪ねるなり紹介するなりしあった方がいいと思うのよね。
いざ自分の仕事だったら,みんなそういう風にしているでしょ?
何で車(特にストリートカーのチューニング)に限ってそうじゃないんですかね???って思うね。
情報化社会になって,いろんな情報がたやすく手に入るようになりましたから,人の心は何が何でも有名なところ,大きなところを目指してしまうようになっていく傾向が強くなります。
でもどうなんですかね。
そういうところが本当に自分に必要な自分に適したところとは限らないよなぁって,最近思うのです。