
次回はサーキット走行のデータ・・・といいつつ,予定を変更してお送りします。
いいデータが取れましたので(^-^)
今回調査しましたのは一般道と山道のデータです。
① エアクリボックス内部の温度
② エアクリ内部の温度
③ エアクリボックス外部の温度
④ 純正センサー位置での吸気温度
状況としては一般道→高速道路→一般道→山道の走行で,
A 一般道の信号でのSTOP&GOの繰り返し(最も一般的な走行状態)
B 高速道路巡航(最も一般的な高速道路の走り方)
C 一般道に移動,給油ストップ
D 山道の走行(登り,急勾配あり)
E エンジンストップ後数分経過
です。
純正吸気温度センサー以外のセンサーはすべて量販店で手に入る市販のもので,測定上限は70℃です。
センサー位置は
こちら。
外気温は21℃~最終15℃でした。
エンジンルームのレイアウトはVマウント(雨宮のレベルマン)+HKSレーシングサクションリローデッド+
自作エアクリボックス+AD HOOD9(雨よけカバー付)です。
状況A 一般道の信号でのSTOP&GOの繰り返し(最も一般的な走行状態)
①21.0℃ ②22℃ ③24.3℃ ④22℃ エンジン始動
①22.6℃ ②29℃ ③32.6℃ ④32℃ この後しばらくSTOP&GOの繰り返し
①23.3℃ ②34℃ ③37.0℃ ④34℃
①22.5℃ ②34℃ ③39.2℃ ④35℃
①22.6℃ ②32℃ ③41.3℃ ④34℃
①23.4℃ ②- ③43.6℃ ④- 信号待ち
①24.3℃ ②40℃ ③46.6℃ ④36℃
一般道で信号ごとにSTOP&GOを繰り返すというごくごく一般的な状況です。
③の温度はどんどん上がりますが,④はインタークーラーのお陰で上昇が抑えられています。
長い信号待ちがあれば②もどんどん上がっていきます。
これはアイドリング時と同じ状況だからですね。
状況B 高速道路巡航(最も一般的な高速道路の走り方)
①24.3℃ ②40℃ ③46.6℃ ④36℃ 高速道路へ
①22.9℃ ②31℃ ③36.9℃ ④32℃ 高速5km走行
①22.6℃ ②25℃ ③34.1℃ ④28℃ 高速20km走行
①21.9℃ ②22℃ ③31.0℃ ④26℃ 高速35km走行
特にゆっくりでもなく,特にかっ飛ばすわけでもなく,流れに任せて走った数値です。
状況C 一般道に移動,給油ストップ
①21.9℃ ②22℃ ③31.0℃ ④26℃ 一般道へ
①22.8℃ ②23℃ ③36.2℃ ④27℃ IC出口信号待ち
①24.7℃ ②- ③39.8℃ ④- IC出口信号待ち
①27.1℃ ②30℃ ③43.9℃ ④31℃ IC出口信号待ち
①24.1℃ ②37℃ ③42.8℃ ④38℃ 3km走行後,給油ストップ
①29.4℃ ②42℃ ③50.1℃ ④42℃
①29.7℃ ②44℃ ③51.2℃ ④44℃
①28.0℃ ②54℃ ③53.7℃ ④46℃ エンジン再始動
①26.0℃ ②49℃ ③49.7℃ ④43℃ 1km走行
①24.3℃ ②46℃ ③45.3℃ ④40℃ 3km走行
高速から一般道に下りてくると信号待ちでどんどん温度が上がります。
給油時はエンジンストップしなければいけませんが,そうなると熱気がこもってどんどんと・・・
やはりここでは②の上昇が気になります。
状況D 山道の走行(登り,急勾配あり)
①24.3℃ ②46℃ ③45.3℃ ④40℃ 登り山道へ
①24.1℃ ②45℃ ③40.5℃ ④37℃ 5km走行
①24.0℃ ②44℃ ③45.6℃ ④33℃ 15km走行
①24.5℃ ②34℃ ③44.4℃ ④34℃ 25km走行
①21.1℃ ②28℃ ③36.2℃ ④28℃ 34km走行
①23.5℃ ②44℃ ③44.9℃ ④28℃ 40km走行
登り勾配で,時に急勾配もあります。
後半は急勾配の登りが続くこともありました。
やはり高速よりも温度は上がりやすく,負荷がかかることが多いので流していても一般道より温度は高くなります。
特にエアクリ内の温度は高いですね。
状況E エンジンストップ後数分経過
①23.5℃ ②44℃ ③44.9℃ ④28℃ エンジン停止
①36.7℃ ②54℃ ③53.3℃ ④- 5分
①32.8℃ ②55℃ ③46.1℃ ④- 15分
停止後,ボンネットを開けました。
外気温が15℃まで下がっていることと,ボンネットを開けたことで,エンジン停止後の温度上昇は思ったほどでもないですが,やはりエアクリ内部の温度上昇は気になります。。。
外気温21~15℃でこういった数値です。
次回こそはサーキット走行時のデータをお送りします。
総括はホントにその時に・・・
グラフも追加しました。