
なぁ~んて,大それたことを考えてみたw
きれいなおねぇちゃんたちの画像を自粛しているにもかかわらず,Myファンの数は増えているというこの事実に驚き,感謝していますm(_ _)m
僕の拙いブログでも読んでくださる方がいるということで,感謝感謝です。
おかしなことを書いていれば指摘してくださいね。
これにおぼれることなく,精進していきましょう。
で,今回は久々にお硬い内容です。
朝っぱらからすみませんw
ロータリーは燃費が悪いと言われます。
ロータリーは壊れやすいと言われます。
ロータリーはトルクがないと言われます。
エンジンそのものはコンパクトでハイパワーなのに,それを支える補器類が必要で,結局トータルのパッケージで見るとレシプロと大きな差がないのが現状です。
その他にも,ロータリーが生き残るためには,解決しなければならない問題が山積しています。
このロータリーエンジン,今現在,マツダしか生産していません。
マツダが開発を止めたら・・・ロータリーの灯は消えてしまいます。
それは時代の流れとして仕方ないことなのかもしれません。
だって,いろいろな問題を解決できてないんだもの。
ところで,これってマツダだけの責任でしょうか?
ロータリーが燃費が悪いのはなぜ?
ロータリーが壊れやすいのはなぜ?
ロータリーがトルクがないのはなぜ?
みなさん,考えたことがありますか?
そして,それを改善するためにはどうしたらいいか,考えたことがありますか?
また,なぜそのようなことが言われるのか,考えたことがありますか?
マツダは長年研究を続けて,少しでも良くしていこうと改良を試みています。
そして,時代のニーズに合わせていこうと,様々な試みにトライしています。
開発人だって・・・そんなに人数が多いわけじゃないんですよ。
1社開発の限界もあるのに。
本当は,もっといろんな未来があったと思うのですよ。
マツダは今現在もその方向性を模索,研究しています。
でも,いつの間にか,抜け出せないレッテルで覆い尽くされてしまった。。。
これでは・・・本当にロータリーは未来を失ってしまいます。
んまぁ何が言いたいのかと言うとですね。
ロータリーが燃費が悪いのも,
ロータリーが壊れやすいのも,
これはユーザー側(メーカーに対してのユーザー側と言う意味で,一般ユーザーだけでなくショップやアフターパーツメーカーもすべて含まれます)にも責任があるんじゃないのかなということです。
こういうレッテルが貼られたことの原因は,実は僕たちユーザー自らが作ってきているんじゃないでしょうかと感じるようになってきたのです。
要するに「扱い方」の問題ではないのかなぁと。
ショップでもアフターパーツメーカーでも,勉強熱心なところではそういう努力はしてきたと思うのです。
燃費を良くするにはどうしたらいいのか。
壊れないようにするにはどうしたらいいのか。
トルクを太くするにはどうしたらいいのか(構造上の限界はありますが)。
ただ,それぞれがそれぞれでやっちゃってるもんだから,情報の共有がなされてなくて,そういう研究って非常に効率が悪い。
効率,能率,精度を上げるためには・・・分業制にすればよかったのにね。
「うちはこう考えるからこうするよ」
どこのショップに聞いても,結局はそこでの考え方とそこでのデータがベースになる。
これは仕方ないし,否定しない。
でも,一つのショップ,一つのパーツメーカーで集められるデータって,限られてるじゃないですか。
医学の話をします。
かつては医学の研究なんていうのも,そんな時代でした。
それぞれの大学でバラバラに研究して,お互いのデータを学会で発表して喧々諤々の討議をする。
そんな中で切磋琢磨して進歩していきました。
でもね,数多くあるような病気ならそれでも研究は進むのですが,世の中にはそんな病気だけではありません。
いわゆる“珍しい病気”は,研究しようにも,珍しいがために研究するためのデータがそろわない。
血液検査一つにしても,それが異常なのか正常なのか,その病気であればそれが普遍的に現れるものなのか,ある特定の時期にだけ現れるものなのか,早期診断に役立つのか,確定診断に使えるのか,治療効果に創刊するのか,治癒しても現れるのか・・・症例が少なければわからない。
結局,珍しい病気は原因の解明も遅れ,治療法の研究も遅れ,方針も病院ごとに異なり一貫性がないので,さらに研究を困難にする。
そういう状況でした。
難病を難病たらしめる理由はそういうところにもあったのです。
そこで考えたのが・・・「拠点を作る」・・・ということ。
および,症例の「データベース化」をするということ。
症例を1ヵ所に集約するか,あるいは詳細なデータベースを作成してデータを集約して研究するのです。
そうすることにより,研究は飛躍的に進む可能性が出てきます。
そうしてその病気の“権威”と呼ばれる人たちが生まれ,その病気で苦しむ患者さんたちに研究成果が反映されるのです。
さてさて,ロータリーエンジンって,車社会の中では“珍しい”エンジンですよね。
ロータリーが生き残ろうとするなら,個々のショップやパーツメーカーが独立してデータを集めていくよりも,本気でデータベース化を進めていった方がいいと思うんですよ。
それこそ,国内に存在するロータリー車を全車両登録するくらいの勢いで。
そしてもう一つ大事なのが,データベースへのアクセスフリー権。
登録車両の持ち主であればいつでもアクセスできること。
ショップ側の意見としては
「うちのデータをよそには出せない」
そうおっしゃられるかもしれません。
そりゃそうだ。
ごもっとも。
長年かかって蓄積していったデータベースは,そのショップの根幹ともいえる。
おいそれと他店に渡せるはずもない。
しかも,ちょうどいいことに「個人情報保護法」なんてのがあって,データを漏らすことはできませんwww
そう思うかもしれませんが。
でもね,もっと考えてみて。
ショップの存続も確かに大事だけど,ロータリーエンジンの存続なくしては専門店なんてのはあり得ないのですよ。
何とかレースっていうのを企画して,どこが速いとか競っている場合じゃないという危惧があります。
もっとユーザーに直結したところを充実させていかないと。
例えば,程度が似たり寄ったりの前期型FDを用意して,予算50万円でリフレッシュするレースとか。
そして,1年後に集まって,年間維持費がどれくらいかかったとか,不具合は出なかったかとか,オーナーの生の声でのコメント付きで発表する。
もちろん,工賃から材料費まで,値引きなしでそのショップの規定の料金ですべて行う。
この方が各ショップの持ち味が出せるじゃない。
そして,どこのショップに任せるのが安心か,ユーザーもそれを体験することができる。
結果で表れちゃうわけだから。
その予算50万円をいかにうまく配分するか,ショップとしての腕もかかっているし,オーナーとの話し合いも重要になってくる。
オーナーが満足しなきゃ意味がないわけだから。
メーカーの出した答えが100%正しい答えではない。
ただし,ある条件下ではメーカーの設定が最も正解に近い。
それだけの費用と時間をかけて,莫大なデータを持ち,その中から取捨選択してそういう仕様にしているのだから。
われわれはそれに対して敬意を払わなければならないし,もちろん,みんなそこには敬意を払っていると思う。
メーカーの設定した条件を逸脱する仕様にした時には純正パーツは意味をなさなくなる場合がある。
それはどういう条件で?
その時にどうしたらいい?
それぞれのショップが,チューナーが,独自のデータからはじき出した“答え”を持っている。
もうこれでいいと現状に満足しますか?
その答えが本当に正解ならば,ではなぜ今なお無残にも砕け散っていくエンジンたちがあるのでしょうか?
それをゼロにすることは確率論的に言っても絶対にできませんが,少なくとも,それを減らすことはできるのではないでしょうか。
原因があり,結果がある。
もし現状で満足するなら,今後ロータリーエンジンに未来はないなと,ユーザーサイドがその未来をつぶしているなと,そう感じるのですがいかがでしょう?
本当はこれをメーカー主導で行うか,あるいはショップ主導で行うかにした方が効率がいいんだけど,どうしても動かないならユーザー主導で行うしかないのかな?