■■■蒼ぃコアラはRX-8を応援しています♪■■■
ヲタ系の話から一転してまじめな話に切り替えます。
攻守の切り替えは迅速に(違w
今回の選挙戦の結果,感じたことをいくつか。
知名度だけを頼りにしたタレント候補はほとんどが落選した。
民主党からの候補者の苦戦は予想できたが,落選したのは自民党からの候補者も多数。
有権者の意識に改革が起こっているということだろうか?
名ばかりの政治家はいらない,実のある政治家が欲しいという気持ちの表れ・・・ならいいのだが。
一方で,世襲議員は多数当選している。
こちらは個人には実はないものの親から受け継いだ地盤がある。
選挙という面で見ると強い。
しかし・・・それでいいのならホント,議員なんて誰でもいいっていうことだよね。
そもそも国会議員というのは国の代表であって地域の代表ではない。
国民はそこのところを大きく勘違いしている。
地方の代表,地域の代表は知事であり,地方の議員である。
しかしながら選挙で票を投じるのは地元の有権者たちである。
当選させていただいたお礼を地域に還元するのは当然のこと・・・と,議員も有権者も思っている。
今の選挙方法をやめない限り,「国会議員=地域の代表」という図式から抜け出すことはできないだろう。
では小選挙区制をやめて全国区だけにすればいいのかというと,そうすると人口の多い都会の票しか活きないことになり,地方の声が中央に届かないという懸念がある。
しかしそれこそ,地方の声を中央に届けるのが知事の役割ではなかろうか。
いわゆる“有名な知事”にはそれを実践しようとしている人たちも多いよね。
国政に対する有権者の意識改革も必要だけど,それは国会議員にのみ課せられた使命ではなく,当事者である知事や地方議会が率先して意識改革し,中央にもの言える状態にならなければいけないということだと思うよね。
もう一つは政党選びというか,政策選びというか。
前回は民主党に大きな風が吹いた。
今回は逆風。
でもね,論点は何だったんだろう?
民主党のふがいなさ?
でもそれで自民党なわけ?
自民党がふがいないから民主党にしたんでしょ?
あっち行ったりこっち行ったりで,結局解決しないんじゃない?
それとも,消費税のこと?
結局,どっちがどうなの?
どっちに転んでも消費税は増税なわけよw
マスコミの報道とか,マスコミが発表する支持率とか,そういうのに流された・・・っていうのを否定できる人がどれだけいるだろう。
そもそも世論は・・・マスコミが発表する“世論”が本当に世論なわけ?
マスコミがそういうからみんながそうだと思い込んでいるだけなんじゃないの?
本当はどうなんだろう?
「有権者からはこういう声が多いようです」
っていうの,僕はいつも懐疑的に見ているんだけどね。
そもそも,消費税は低所得者への負担が多いというのもある意味では正しいがそれが全てではないし,物品税の方がはるかにましという声もあるが,それこそ貧困層と富裕層の格差を広げることになりかねないとも言えるのだ。
それに,今現在の物価で考えるから負担ばかり増えるように思うのである。
物価の変動を全く計算に入れていない。
税制が変われば,消費量・内容が変わり,物価は必ず変動する。
物価が変わればさらに消費量・内容が変わる。
物価が安定するまでには時間がかかるだろうね。
税制が大きく変わるとなると,今のままじゃないのよ,物価は。
他にもいろいろと変化が現れる。
それが誰にとってどうプラスになり,誰にとってどうマイナスになるのか,誰が正確に判断できるだろう?
だからこそ,みんながいろんな意見を出し,思いをぶつけ,議論を重ねていくべきなのに,結局,今回の選挙の一つの焦点として消費税をどうするかという問題があったにもかかわらず,十分な議論が行われたとは決して思えないし,そんな時間はほとんどなかったのではないか。
これは一つの罠だなと思った。
国民に考える十分な時間を与えず選挙に突入したのだよね。
国民は,もう何年も前からそうなる可能性はわかっていたのにそれについて本気で考えていなかったんだよね。
これは消費税の問題に限ったことじゃない。
他にもいろんな問題がある。
それは各政党のマニフェストを見れば,その数の多さに圧倒され,本当にこれだけのことを国民みんなが真剣に考えることができるだろうかと疑問に思う。
あれはきっと論点をぼやけさせるためのうまいやり方だよね。
結局,選挙の勝ち負けっていうのは,ある一つの要素によってのみ決まるんじゃないかなっていう気がする。
「党首のカリスマ性」
小泉が示したそれだ。
極端に言えば正しいとか間違っているとか,そんなことはどうでもいい。
例えば,消費税増税が本当に正しいのか,間違っているのかなんて,誰もわからないのだ。
どちらの意見もあるのだから。
「言っていること,やっていることがぶれない」
それさえできれば,浮動票は取れる。
この人は正しいことを言っている,やっているんじゃないかと思わせることができる。
この人にならついて行けると思わせることができる。
逆に,ぶれぶれの人には誰もついて行こうとは思わないでしょ。
はっきりと道を示してくれる人,逃げない人,そういう人だとついて行ける,信じられる,頼れると思っちゃうでしょ。
これは外交面でもそう。
のらりくらりと,あいまいな表現でごまかすような人たちにはついて行こうとしないでしょ。
(だからいつの時代も,野党はかっこよく見えるのよねw)
与党と野党,伯仲している場合はカリスマ性に勝る方が勝つのだ。
今回は自民,谷垣氏の方がカリスマ性があるように見えたから自民が勝った。
ただそれだけのこと。
なんかそんな気がするのよね。。。
じゃあ実際に谷垣氏が総理になったらどう変わるのかって考えても・・・大差ない気もするしね。
国民は今回の選挙に何を求めたんだろうね?
1年やそこらで勢力があっちやこっちに揺れ動くような国,そんな「政情不安定な国」は諸外国からも相手にされない(まともに相手しにくい)し,国民だって何をどう信じてどっちの意見を聞いてついて行けばいいのかわからないだろうにね。
長いスパンで考えなきゃいけないし(法律がコロコロ変わってもらっては困る)し,政治家も,それができないような連中はやめちゃえばいいのにね。
ま,谷亮子が柔道と政治の両立をなんて言っている時点で(しかも比例区でしょwww),政治って舐められているなと感じてしまうのは僕だけかな???
まぁ,いろんな意見があると思いますが,こんな意見もあるよという程度に受け止めてください。