
こういうニュースを耳にするたびに残念だなぁと思う。
頑張って続けて欲しかったなと思う。
評論家たちは好き勝手なことを言ってるよね。
松下宏氏「損得勘定だけで経済合理性ばかり追求すると、モータースポーツの文化が失われてしまう」
徳大寺有恒氏「ホンダがやめてしまうことは他社がやめるよりも重大だ。次世代の主力エンジンを開発する意気込みで、またレースに力を入れるべきだ」
これもビジネスだからね。
損得勘定は大事だよ。
趣味でやってるなら別だけど,スポンサー募って,看板背負って走っているんだから。
情熱だけではどうしようもないことだって多い。
やる気の問題だけではね・・・
そのやる気だってどうやって維持していくかという問題もあるしね。
損得勘定じゃないって言うんなら,資金援助してあげなよ。
損得勘定じゃないんでしょ?www
こうなってから気付くのだが,多くの国民がホンダのF1復帰を本気で望んでいるのだとしたら,みんなホンダの車買えばいいと思うよ。
売り上げに貢献せずに頑張れとだけ言うのは無責任じゃないかな。
バイクでもいいよ。
ちょっとしたパーツでもいいよ。
ホンダ車じゃなくてもホンダで車検受けたりオイル交換したりしてもいいじゃない。
実際にF1見に行った人はどれだけいる?
みんな,何らかの形でホンダという企業に少しでも貢献できてたかな?
僕はどうだっただろう・・・あ,タクト2台乗ったからほんの少しだけ貢献してたねwww
同じように,マツダからロータリーの灯が消えようとしている今,それをただ指をくわえて見ているだけでいいのだろうかって思ってる。
本気で存続を願うならマツダの売上向上に協力するしかないんだよね。
嘆願書集めたってしょうがないの。
マツダが儲からなかったら会社ごと潰れてしまって終わり。。。なんだから。
ARCがつぶれた時,嘆いていた人は多かったけど,じゃあその人たちがどれだけARCに貢献できていたかっていうと実は全然だったりw
気持ちだけじゃ救えないのが現実だからね。
こういう話をするといつも思い出すのが
コレです。
みんなが力を合わせれば何とかなるケースもあるんだよね^-^
止まらぬモータースポーツ撤退 “爆音なし”EVレースに?
2011.10.2 18:00
国内自動車メーカーのモータースポーツ事業の縮小が止まらない。ホンダは、F1と並ぶ世界最高峰の四輪レース「インディカー・シリーズ」の日本開催に今年で幕を下ろした。平成20年のF1撤退に続く縮小を嘆くホンダファンは少なくない。日産自動車が電気自動車(EV)レースの開催をぶち上げたが、「エキゾースノート」の爆音がとどろかないレースにファンが集まるのか疑問視する声もある。国内メーカーは、車の魅力を伝えるレース活動への意欲をすっかり失ってしまったのか…。
ホンダのDNA
「ホンダの元気なイメージがなくなることをすごく憂慮している」
9月18日にツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)で行われた「インディジャパン」決勝戦。観戦に訪れた伊東孝紳社長は、苦渋の表情でこう漏らした。
ホンダは15年からグループ会社のモビリティランドが運営するツインリンクで同レースを開催してきた。だが、事業としては一度も黒字を出せず、モビリティランドは「昨今の経済環境の中、継続して開催することは事業として極めて困難」との判断を下さざるを得なくなった。
ホンダには、レースに情熱を燃やした創業者の本田宗一郎氏のDNAが脈々と受け継がれてきた。昭和39年に日本メーカーとしてF1に初参戦。活動休止時期はあったが、72回の優勝を果たした。
今後もインディに参加するチームへのエンジン供給は継続する。レース事業にかかわってきた社員は「エンジンの開発を通じて参加できる。F1撤退とは違う」と話したが、寂しさは隠せない。
エコカー志向
レース活動からの撤退は、ホンダだけではない。平成14年にF1参戦したトヨタ自動車は、悲願の優勝を果たせないまま21年に活動を終了。市販車をベースにし販促効果が大きかった世界ラリー選手権(WRC)やダカールラリーでも撤退が相次ぎ、世界最高峰の四輪レースから日本メーカーのチームはほとんど姿を消した。
背景には、バブル崩壊後の国内景気の長期低迷やリーマン・ショックといった厳しい経済環境がある。ただ、こうした経済的要因以外にも、メーカー各社が急速にエコカーへとシフトしたことも大きい。
自動車ジャーナリストの桃田健史氏は「自前のテストコースがあれば十分で、実験場としてのレースの意義が希薄になった」と指摘する。
メーカーはレーシングカーの開発で培った技術を市販車にフィードバックしてきた。だが、電気モーターを組み込んだハイブリッド車(HV)やEVといったエコカーに開発の中心が移るなか、レース活動で得られる技術的なメリットは小さくなっている。
さらに消費者のニーズもエコカーが主流となり、「レースを通じてスポーツカーの販売を増やすというイメージ戦略が通用しなくなった」(桃田氏)。
待ち望むファン
最高峰から撤退が相次ぐなか、日産は来年にも米国でEV「リーフ」をベースにしたレースを開催する計画だ。F1を統括する国際自動車連盟(FIA)も、EVレース開催を検討しているという。
日産はエコカーの主役と位置づけるEVの普及に弾みを付けることを狙っており、すでにレーシング仕様の「リーフNISMO RC」も開発した。車体はカーボン製で軽量化を図り、最高速度は時速150キロ。日産の担当者は「(騒音が少ない)EVは市街地でもレースが開催できる」と、新たなモータースポーツとしての可能性を強調する。
だが、桃田氏は「企業イメージの向上にはつながるが、レースファンをつなぎ止められるとはとても思えない」と冷ややかだ。
自動車評論家の松下宏氏も「損得勘定だけで経済合理性ばかり追求すると、モータースポーツの文化が失われてしまう」と、危惧する。レースを通じて、車の魅力や走る楽しさを伝えることを止めてしまえば、若者の車離れに拍車をかけ、自分で自分の首を絞めることにもなりかねない。
「ホンダがやめてしまうことは他社がやめるよりも重大だ。次世代の主力エンジンを開発する意気込みで、またレースに力を入れるべきだ」
自動車評論家の徳大寺有恒氏は奮起を促す。
伊東社長も「熱い戦いを繰り広げ、スポーティーなイメージを底上げすることが急務」と、再チャレンジを否定しない。
ホンダのレーシングマシンが再びうなりをあげるのをファンは待ち望んでいる。(大坪玲央)