
富士スバルライン料金所から5合目まで25km、
標高差1270mを自転車で登るレース。
トップは60分で駆け登るコースですが、平均では120分とか。
65分以内はゴールド、75分以内はシルバー、
90分以内はブロンズのフィニッシャーリングが貰えます。
90分以上はブルーのリング。女性は確かピンク。
富士山を自転車で登るとか意味分んないでしょ(笑)
しかし3月にロードバイクを手に入れ、
「自転車で富士山登った」と言ってみたい。
ただそれだけの理由で、有限アタック休んでエントリーしました。
スポーツカー買って
「筑波走ってみたい」
的なノリ。 ・・・だと思う多分。
以下次回参戦への備忘録も兼ねて長文レポート行きます(^o^)丿
自転車はイタリアのブランドKUOTAのKURARO、105完成車Mサイズ。
タイヤ:レースAエボ2
チューブ:Rエアー
サドル:UCCO YOUR AIR キャメルサドル
ペダル:PD-A600(SPD)
重量:8.6kg
エンジン重量:78kg
受付は前日だったので、応援のカミサンと旅行を兼ねて前泊し、
5合目までクルマで試走して焼肉パワーを充填したところまでは簡単にアップ済み。
試走で「こんなに登るのかっ?」と心が折れかけたのは今だから言える(笑)
当日の朝は4:30起床。
スタートは8:10なのに、6:10までに頂上行きの荷物を預けるのでムダに早起きだ。
頂上行きの荷物というのは主に防寒着で、コレがないと下山許可されない。
オニギリ2個とスーパーヴァーム1本飲んで5:30会場の富士北麓公園へ自走。
会場へはスバルラインを約5km、ずーっと登り(笑)
6時に到着すると、そこには6000人のサイクリストが溢れていた。
初めてサーキットのパドックに入った時と同じだ。
全員が自分より速そうに見える(^_^;)
7:10に第1グループがスタートし、私は1時間後の8:10スタート。
グループ分けは申告タイム順らしく、2時間半と申告したら第13グループ。
平均が2時間程度なので初参加で2時間切ることはないでしょ?
と多少遠慮しての2時間半。
ちなみに最終グループは14なので後ろから2番目のグループでした。
ファンライド誌やネットで集めた情報により、
今回の作戦はこんな感じ。
1.なるべく踏まずにインナーロー多用してクルクル回す。
2.料金所までは頑張りすぎない。
3.最初の10分は心拍を70%に抑え、次の60分は90%、最後は90%以上で力を出し切る。
4.キツイ登りは頑張らず、緩斜面で頑張る。
前半頑張りすぎて後半タレるというのが良くあるダメパターンだそうです。
初参戦で装備はかなり悩みましたが、
半袖ジャージにインナーはユ○クロのエアリズム、
アームカバー&レッグカバー。(夏用UVカット)
この上にポケッタブルのウインドブレーカーを着てスタート前に畳んでポケットへ。
冷え防止のハラマキ代わりにインナーの下に手ぬぐい装着(笑)
ドリンクボトルはアミノバリュー500㏄×2で、1本には200kcalのゼリーをシェイク。
待ち時間が長いので体が冷えないように広い会場をブラブラと散歩していたら
あっという間にスタート時間。
初音ミクに見送られながら計測開始地点へ向かいます。(アレ?走んないの?)
スタートして計測開始までは1.3kmのパレードランですが、
スタートの興奮もあり心拍数はすでに140拍?
計測開始地点までに心拍数を下げようとスピードを落としてもグングン上昇(笑)
160拍(すでに90%)で計測開始!作戦3はもう使えないのね・・・。
1合目付近まではひたすらキツイ登り。
インナーローでクルクル回す作戦で速度は上げてないつもりですが、
周りとペースが合わず常にセンターライン付近で追い越しながら。
速すぎ?でもこれ以上落とすと逆にツライ。
2合目付近からは景色に変化が出てきて緩斜面ではアウターで加速。
急斜面ではインナーでクルクル。
常に追い越し車線の中、抜きつ抜かれつ似たようなペースで走る人を発見。
あちらも意識していて、たまに目が合う。
見るからにサイクリストな体型のチームジャージを着たリドレー君は、
急斜面で追い越して行き、緩斜面ではアウターで加速する私が先行。
何度も繰り返している内に声を掛けてくれた。
「良く会いますね!」
余裕なくうなずくだけ(笑)
その後もお互い抜かれる度に不敵な笑みを浮かべて追いかける。
4合目を過ぎ、さすがに空気が薄くなってきたのを感じ最後の平坦区間が待ち遠しくなってきた頃、
山岳スプリット区間という最大7.8%の急斜面が現れた。というかそんなモン忘れてた。
リドレー君はスルスルと先行してしまい、また一人旅に。
しかも向かい風になってきて心が折れかけたそんな時、
黒いトレックマドンさんがちょうど良いペースで抜いていく。
これは渡りに船!後ろに入らせてもらいペースアップ成功♪
100m近く先行していたリドレー君が近づいてくるよ~。
マドンさんのお陰で平坦が始まる前にリドレー君に追いつき、
「行きましょう~!」と声を掛けてスパート。
二人で先頭交代しつつ37km/hまで加速し平坦を駆け抜け・・・
・・・ると、そこにはゴール前の激坂が待っていた(汗)
「んあああああああ~!」
と叫びながらもがくリドレー君は最後の力を振り絞り、
私は離れていく彼を静かに見守るだけ・・・(^_^;)
もう平坦で出し尽くしちゃったよ(笑)
ヘロヘロでゴールしたら計測ラインの2~3m先でみんな自転車降りちゃうから
ペダル外す余裕がなくてコケそうに。
なんとか回避して自転車を降りると、立っていられない!?
二人ともフラッフラで握手して健闘を称える。彼はホンの数秒、ブロンズに届かなかった。
という事は?
私の初登山は93分22秒914。
年齢別452位、男子総合1838位。
山岳スプリットは3分38秒で1659位という結果でした。
平均時速15.4㎞/h、最高速37.0㎞/h。
平均ケイデンス69、最高103。
平均心拍163、最高175。
アレ?意外と低い・・・。
ブロンズリング獲得まで、あと3分23秒。
リドレー君は計測開始地点通過が私より2分程後ろだったのかな。
彼がいてくれたお陰で最後まで頑張ることができました。
ありがとうリドレー君(^o^)丿
一回だけ参加すればそれで気が済むつもりでしたが、
来年はブロンズを取りに行きたいと思います。
「富士山5合目まで90分で登った」
って言ってみたいじゃん♪
ブロンズ獲得に向けて。
スタート位置(自己申告タイム)が適正なら、
それだけでタイムアップ?同じレベルで引っ張り合いたい。
ドリンク2本は必要なかった。1本で足りる。
エンジン重量の軽量化。
今回の良かった点。
体調異常なし。
どこも痛くならなかった。
足がツル気配もなかったし、ハンガーノック状態にもならず、
最後まで異常なし。これ大事。
タイヤとチューブは換えて良かった。
重~いザフィーロと比べたら羽が生えた様に軽い。
前後でたったの200gだけど、これは大違い。
レースLという超軽量タイヤも試してみたい。
先週のAACRで買ったサドルも良かった。
軽いし痛くないしカッコイイ。しかも安い。
このサドルさいこー♪
5合目ではアヤシゲな撮影会が開催されていた(笑)

ミクさんは全員見送った後スタートしたらしく、3合目あたりで抜かれた。
ママチャリでグイグイダンシングしていくミクさん凄すぎ。付いていけなかった。
こちらの撮影スポットも大人気。
試走で買った富士山ビール。

ちょっと苦い。
という訳で、また来年!
次回のイベントは6/29のTC1000、ワークスチューニングですね。
参加者の皆さんよろしくお願いします(^o^)丿
アレ?翌週は那須高原ロングライド?