身の周りにあるもので、ノコギリのサヤを製作してみました。
使用するのは、住宅用の塩ビ雨樋の竪樋の半端です。
まず竪樋を鞘の寸法より少し長めにカットします。次に縦に一ヶ所だけ切込みを入れます。
次にヒートガンで加熱しながら木片やベニヤの半端等で平らに整形します。この時フラットにしたいがために金属の定盤の上で作業すると、すぐに熱が奪われて上手くできませんので、出来るだけ肌のの綺麗な木の板、ベニヤ等の上で作業した方が得策です。
フラットになったら、大体真ん中だけを加熱して折り曲げてます。この時正確に真ん中で折り曲げなくても、この後に切断して形を整えるの、それ程正確でなくてもOKです。でもノコギリの刃が収まる側折り曲げたところは、あまり押さえつけ過ぎずに空間を持たせるようするのがコツです。鋸のアサリで刃自体が厚みを持ち、抜き差ししづらくなってしまいます。
この状態のままでも、一応鞘としての機能は有しています。合わせ目を接着するとより鞘ぽくなり、接着しなければ、中の掃除はらくちんです。
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接着せずに飾りにアルミの鋲を打って見ました。これも有り合わせです。
今回製作にあたり、活躍してくれた工具たちです。

過去製作の鑿(ノミ)の鞘です。基本的に作り方は同じです。どちらも抜き挿しの調整は完成後でもでもできます、整形もできます。
鑿、鋸ともに工具箱にそのまま入れると、特に鑿は刃を傷めたり、他の工具を傷つけてしまいます。
また、なぜVU管やVP管ではないのは、竪樋60㎜は薄くて加熱加工が容易だからです。
鞘付きの鋸も、箱入りの高級鑿のセットも市販されていますが、生業とされる本職の方なら求める事も可能でしょうが、それを欲しいその他の方なら十分ではないでしょうか。
Posted at 2018/10/12 20:54:46 | |
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