
急に冷え込むようになり、名古屋でも夜露が霜になる日もあります。
そろそろツーリング納めかな。
まぁ、雪が降っても乗るのですけど。
西へ行くか北へ行くか。
地図を見てたら、ふと「伊勢神トンネル」が目に止まりました。
たしか旧道にもトンネルが残ってたよね。
あ、あったあった、伊世賀美隧道。
なぜ字が違うのかは分かりません。
心霊スポットで「出る」と言われるようですが、事故も事件もないそうです。
好きな人たちが広めるんでしょうね。
自分は否定派じゃないですけど、出ないと思います。

夜が明けます。
自分的には、目的地近くで夜明けを見たいのですが、冬ブトンにしてから目が覚めなくなって寝坊。
これから支度です。
今年最後の満月とかで、北西の空に美しく輝いてます。
06:15
0℃近いので、さすがに冬の装備。

誕生日にもらったオタフクのネックウォーマが暖かそう。
昨年買った中華のジャケットは、暖かすぎるのが難点。
でもまぁ、激しく動く林道さえ走らなければ、快適でしょう。
出発。
07:10
豊明市から北上して国道153号線で豊田市へ。
冷えているようですが、今のところ快適。

豊田市市街地の自動車は、霜が降りてガラスが真っ白。
今日は土曜日なので、街中もスイスイ。
平日なら大渋滞の時間帯でしょう。
08:00

雲一つなし。
豊田スタジアム横を通過します。
市街地から30分も走ると、民家もまばらになり 霜が降りて白く輝く田畑の景色になります。

枯れたカエデの葉が凍りついています。

それがまるで桜の花のよう。
08:45
しまった、国道を走っていればトンネルに行けるのに、いつもの癖で脇道へ入っちゃった。

氷点下になってます。
ハンドルカバーにウィンターグローブで武装してきましたが、ジンワリ指先が冷たくなってきました。

川の流れが美しい、、
道を違えたもよう。
09:20

昨日の雪が、解けずに残っているようです。
路面の水気があるところは、凍っています。
県道364の標識がありました。
どこ?

通行車はあるようですが、大半の区間で苔が生えています。
すっ転んだことはありますが、凍結よりはマシですか。

直進は林道 奥山線、右は金沢線。
どちらも舗装路ですが、一般車両通行禁止。
金沢線はここから見える限り、路面が真っ白。
09:55
引き返すしかないですね。
ちょっと休憩していきますか。

林業組合寄合所の軒をお借りします。
カラダはポカポカ。
冷えていた指先も、車速が下がって感覚が戻ってきました。
ただ、つま先は感覚なし。
靴下にトレッキングシューズは真夏と同じ。
ヒートなんちゃらのソックスを買ってみようかな。
カメラとGARMINのバッテリが冷えて、電圧が下がってしまいます。

エンジンの予熱で、しばし電池を温めてやります。
10:15
民家のあるところまで下ってくると、脇道がありました。

北ノ平線。
行ってみます?
既に凍った橋が見えてますけど。(汗)
10:30

走り始めは乾燥路面も多かったのですが、徐々に落ち葉が増え雪が増え。
今朝ついただろう、3台ほどの車輪の痕があります。

進むに連れ気温は下がり、完全に凍結路となりました。
けっこう勾配のあるところも通りますが、滑るものの発進できない事態にはならず。
車が通った痕を見ると、なんか行けそうな気がする。
割と平気じゃん、、というのは錯覚で、停まって足をつくと、そこにあるのはツルンツルンのスケートリンク。
パワーのない原付でトロトロだから、ギリ動いている感じ。
XLだったら、すっ転んでますね。
凍結路とともに展望のきかないルートは、ちょっと暗い気分になりますが、1ヶ所だけ景色の良いところがありました。

気分が明るくなるひと時。
あとどれだけ続くんだろ。
10:55
ずっと上ってきた道が下りになり、しばらくすると乾燥路が見え隠れ。
それでも黒いところを見るとビクッとします。
下りが凍ってたら怖かったな。

山越えしたところにある浄水場からは、両側にあった木々がなくなり、日差しが眩しい乾燥路。
11:10

もうね、春の景色に見えますよ。
ここはどこでしょう?
店なんてなさそうな道を走っていたら「営業中」のノボリが見えたので、入ってみました。

急坂を上がって、けっこう高い崖っぷち。
玄関には「いちゃりばちょーでー」って看板があります。
12:05

古い民家を改装したんでしょうが、とても落ち着いてオシャレな雰囲気。

メニューには「沖縄」とあります。
麺は米粉。
アオサの入った「アーサーそばセット」をお願いしました。
麺は玄米。
営業を始めて2年半だそうです。
とても優しそうで穏やかな印象のご主人。

米粉のそばは初めて食べましたが、ツルンとした食感で美味しいです。
とにかくアオサがいい。
ご飯も添え物も、みんな美味しゅうございます。
食べることに頓着ないボクが、また来たいと思うのは、味もあるけれど雰囲気が気に入ったんでしょうね。
しかし、周辺の感じが食事できる店がありそうには思えないですし、ここに店があると知らない人は、通過しちゃいますよね。
数少ないお気に入りの店が増えました。
隧道はこの近くのはず、、
ですが、どっちへ向かえばいいでしょう?
13:00

やはり迷いました。
すぐ近くのハズなんですけど。
13:20

どんどん様子が変わってきましたが、フラットな道が続くので、このまま進んじゃいます。
調子良さげに走っていたのも束の間、クレバスが深くなり坂も急になってきました。
暑くて汗をかいてしまったので、ネックウォーマを外して、ジャケットも前を開けパッパ。

半クラッチ多用しながら、しばらく進んでいたのですが、まだまだ続きそう。
午前中ならともかく、午後2時近く。
冬の林道で日没を迎える心細さと言ったらありません。
今日は帰ります。
13:40
国道を離れ、県道33号線で北回り。
そこそこ遠くまで行った気はするのですが、大合併で広がった豊田市からは出ていないんですね。

豊田市市街地まで、1時間もかかります。
14:45

帰りもまったく混雑することはなく快調。
日が高いうちに帰ってきました。

帰着~。
出るトンネルとは思っていませんでしたが、たどり着けなかったのは 来ないようにとのお告げだったかも知れません。
出るのかも?
15:45
本日走行:179km (GPS距離178km)
消費燃料:3.1L
全工程
午前中走った南側
10キロは走ったと感じた凍結路は、ほんの2キロほどでした。
午後走った北側

迷い込んだ未舗装路。
そのまま進んでいれば、500メートルほど頑張れば舗装路に出られたようです。
惜しかった。
「いちゃりばちょーでー」は、沖縄の言葉で 出会ったらみんな兄弟、、みたいな意味だそうです。
Posted at 2025/12/07 22:06:27 | |
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