2008年05月03日
翌日、翌々日とメールを送ったが、返事はなかった。
なにか、理由があって返信を拒否しているのかもしれない・・・そう思い、メールを送るのをやめた。
***「鈴音死んだよ」
信じたくなかった。
私を信じられなくなっただけかもしれない。それなら、いい。
数日後、メールが届いた。鈴音からだった。
慌ててメールをひらく。
送信者:鈴音
件名:失礼いたします。
宇宙皇子 様
鈴音の母です。
昨日、初めて鈴音のメールを見て宇宙皇子様の存在に気が付きました。
お気づきのとおり、鈴音は○月×日、この世と別れを告げました。
生前は宇宙皇子様に大変お世話になった様で、最後の最後まで鈴音のために尽力いただき、まことにありがとうございました。
鈴音も苦しい中、信じられる人が一人でもいた事は大変な救いになっていたと思います。
鈴音のメールを整理していて、何故あの子が死を選んだのか、ようやく理解出来ました。
母としてA男を許すわけには参りません。もうしばらく、御助力お願いで来ますでしょうか?
鈴音を死に追いやったあの男が憎くてたまらないのです。なんとしてでも捕まえて、罪を償わせたいと思っております。
また、勝手なお願いで申し訳無いのですが、鈴音に線香のひとつでも上げていただけると大変ありがたいのですが。
**県***********
TEL:***-***-****
もし、来られる距離であれば、是非お越しください。
鈴音もきっと、会いたいと思っていたはずです。
鈴音は本当に死んでいた。
私に送った最後のメールは、死の間際に鈴音が書いた、生きたかった・・・そんな意味のメールだったんだ。
ずっと、一方通行の付き合いを続けてきた自分を呪った。
彼女への連絡手段を私が持っていれば・・・こんな事にはならなかったかもしれない。
後日、お伺いする事を電話で連絡した。電話の先で、鈴音の母は泣いていた。
A男、私はお前を許さない。
Posted at 2008/05/03 13:08:52 | |
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