ジョー＠愛知のブログ一覧

今年も残すところあと1週間あまり。
2012年を振り返ってみると、仕事、仕事、仕事の毎日でした。1月～3月まで深夜0時、4月～9月まで午前2時、しかも土日夜勤、そして今は午前2時までの仕事です。今年だけかと思ったら来年も生産数が落ちる気配がなく、しばらく忙しい日々は続きそうです。

そして設備にも結構負荷がかかっている為、よく壊れてくれました。
4ラインに使われているシリンダーは合計100個以上、それを監視するセンサーは倍あるので故障は毎週のように起き、シリンダー自体もパッキン破れとかの動作不良もよく起きました。1日2万回動作して毎日動いてるから寿命が早くても当然ですが＾＾；
まあ、この辺は定期的に来る故障なのであまり気にしていませんでしたが、今年多かったと感じたのはモーター関連の故障です。

まさかモーター内臓の電磁ブレーキが壊れるとは思いませんでした。電磁ブレーキという構造がメーカーHPにも載って無く、自分もよく理解していなかったので停止位置センサーの故障や配線の断線を疑っていたので時間がかかってしまいました。
電磁ブレーキは自動車のブレーキと同じ構造でモーター主軸に取り付けられたディスクと、電磁弁のような動作をするパッドをローターに押し付けることによって主軸にブレーキとロックをしています。

…はい、パッドかローターの磨耗でブレーキの効きが甘くなってしまいました。

10年間動いてくれたので生産数からみるとモーターの駆動回数は大体5000万回といったところでしょうか。電磁ブレーキは分解不可で交換はモーターごと(泣)。2万円台と、この手のモーターにしては価格が安かったのがせめてもの救いです。

それにしてもこのモーターは交換がしにくい…。
ギアヘッドとモーターが同じネジで固定されているので、モーターを取り外せばギアヘッドも外れ、再取り付け時には機器とギアヘッドのバックラッシュ調整が必要とか…。ギアヘッドとモーターをそれぞれ別のネジで固定して欲しいと思いました。
ちなみに、これと同じ動作をする同じ品番のモーターが他に7台あるのですが、同様に電磁ブレーキ故障によりモーター交換したのが3台、残りの4台も前兆が見え隠れしているので近いうちに交換したほうがいい状態です。10年間1度も交換したことが無かったモーターが今年に入ってすべてダメになるとは…。


他にもコンベアや巻取りに使われているモーターのギアヘッドのベアリングが壊れてしまったのが4台あり、やはり10年というのは機器のひとつの節目なのかな？と実感しました。