被災地で─

きのう早いうちに実家へ着。

─の前に市内をひと巡り。
電話で母から聞いていたよりは（母の行動範囲外では）
割れたり凹んだり崩れたりの路面、路肩。
赤い紙、黄色の紙が貼られた建物・・・・

かなり本などが散乱したらしい元自室は─
ほっといていいと云っておいたけれど
─テキトーに整理されていた（爆
テキトーというか本棚の段のひとつは「平積み」（爆）だったり。
まぁ放置されている兄の本が多いのだけど。

物置を少し片付けようかな・・・と
思って やめた。もっと時間のあるときにしよう─
さがしものもタイヤ交換も次の機会でいいや・・・。

スーパーの物量もだいたい正常に近くなってて─
やっぱり高速道路というのは動脈なんだなぁと思う。
ヨーグルト類はやはりほぼ無かったけども─。
建物の損傷もとりあえずお客から隔離しての営業だけども─。
補修の手もまだまだ廻りきらないのだろうね。


一泊 過ごして
友人と雑談しに行って─ついでに少し早いお昼をよばれて─
実家に戻ってまたメシ喰って（爆

・・・中学生のころ 山越えて行った海水浴場のある町へ向かう。

国道６号を越える前にすでに浸水のあとが─
水路という水路に押し寄せてきたわけだ。
─進むのが憚られる道。
─消防団によって封鎖されている道。
あたりの田畑に夥しい樹木、瓦礫、家電、漁具、
・・・・クルマ、家、
海岸から数ｋｍ離れているだろう国道６号線を越えている箇所も─。

見知った場所の被害状況を視て、
やっと気持ちは落着するのだろうか─まだわからないけども、
当事者でも職業的使命があるでもない自分が海岸まで行けるわけもなく
絶大な支援ができるわけでもない自分がそれでもこの無力感を抱えながら日々、支障なく仕事をこなしていけるのかは
・・・一晩 寝て起きてみないと自分でもわからない。
自分の心理の複雑性なんてのはいやというほど認識はしたから─。

しかし、
視ないまま
で 居たよりはずっといいことだけは確信がある。