ケンケン♪のブログ一覧

当たり前のことを言っているように聞こえますが、ちょっと肝を冷やす事がありましたのでブログとして残しておきます。

どの車もそうですが、給油ランプが点灯しても即ガス欠してしまうわけではなく多少の余裕があります。一般的には高速道路でのGS設置が50キロ毎にあるので最低限そこまで走れるくらいはタンクに残っていたりします。

私の車の場合ランプが付いてから満タンにすると8ℓ〜10ℓ余力があり、リッター15km以上は走るので余程の空白地帯がない限りはガス欠する事はない筈でした。

先日遠方に出かけた帰りに給油ランプ点灯に気が付きました。夜も遅く、付近にGSも無かったのと、家までは60キロ程だったので、このまま走ってもガス欠になる事は計算上ないと判断し、走行を継続しました。

途中数キロに渡る登り坂がある所で異変が起きました。坂の途中でアクセルを踏んでもそれ以上スピードが上がらずもたつきます。おかしいなと思っているとそのうちガクッガクッっと一瞬アクセルオフな状態が定期的に続きました。

これは典型的なガス欠の前に起こる症状ですが、計算上はまだランプが付いてから燃料が無くなるほどの距離には達しておらず、加えて坂道でもグイグイ加速はしないが、かと言って減速する事なく走行は維持出来ていたので、もうすぐ坂道の頂上を過ぎて後は平坦なトンネルを抜ければ緩やかな下り坂になるので、そのまま乗り切れると思っていた矢先、トンネルの中で全く加速しなくなったのです。 ((((;゜Д゜)))

これはマズイとハザードを付け左側に寄ります。500メートル先くらいに非難用の路側帯が有るのは知っていたので惰性でそこまで到達し非常電話で管制センターに連絡をしました。
掲示板に故障車ありと表示が直ぐに点灯されました。ロードサービスに連絡をし燃料を持って来て頂けるまでの間、普通にエンジンはかかり、エアコンも付きます。一瞬このまま走れるのではとも思いましたが、万一またエンストしてはマズイので大人しくしていました。

ちなみにロードサービスの人は油種まで聞いて来ませんでしたので、ディーゼルなので軽油でお願いしますと念押ししました。もしリーフなどのEVだったらどうするのだろうとか思いました。

30分ほど待つと来てくれました。10ℓまでサービスで入れてくれて助かりました。

ロードサービスの人曰く、ここではよく有る話らしく、長い上り坂ではタンクの形状によっては燃料が届かずガス欠状態になるとの事。実際にその後満タンにした際に計算してみると6ℓほどはまだタンクに残っていました。

6ℓあれば計算上はまだ100キロ近く走れますが、まさかこのような落とし穴があるとは、何十年クルマを運転してて初めての経験でした。一番起きてはいけない状態で起こってしまったというわけです。
今後は過信せず給油ランプが付いたら直ぐに給油することを心に誓いました。

今回はたまたまよく知っている道だったので非常用の路側帯の位置も知っていて事なきを得ましたが、これが全く知らない道で勾配のあるトンネルだったならヤバかったなと肝を冷やしました。

皆様におかれましても、過信せず給油は出来ればこまめに行いましょう！