こんにちは、C-HR FANです。ミラリードから発売されたスロットルコントローラー(以下スロコン)「エコグライダーGT+」を購入し、約4週間使用したので、今回レポートしたいと思います。名前の由来となっているグライダー走行については、理解を助けるために長めの説明になるので、別の(次の)ブログとし、今回は概略とさせていただきます。
さて、この商品、
とにかくスゴイんです。
スロコンだけなら、色々商品がありますね。基本的にはスロコンはスロットル(アクセル)の開度(%)の反応を大きくして、加速を増すものです。通常のアクセルワークであたかもアクセルを勢いよく踏み込んだような感覚になります(が、必然的に燃費が悪くなります)。
しかし、この商品、スロコンとして利用した時の反応もすばらしいですが、そうでない場合、逆にエコになり、燃費を向上させるように働くという優れものです。エコ機能としては
(1)勝手にEVと
(2)グライダー走行機能の二つの機能があります。
なので、ハイブリッドの出だしもっさり感を改善したいけど、燃費も良くしたいという二律背反する(両立しない)機能を実現したものなんです。
また更に、おまけ機能(1)として、
オートブレーキホールド機能がついてます。また更に更に、おまけ機能(2)として、
車速連動ドアロック/解除機能もついてます。
これらのおまけパーツをまだ装着していない方で、スロコン+燃費も改善したいって人には超おすすめなんですね。
ということで、1台でいくつもの機能が満載の超お買い得・おすすめ商品なのです(私、業者の回し者ではありませんので、念のため)。
まず簡単にこの商品の特徴を列挙します。
(1)スロットルコントローラ
エコグライダーのスロコンモードは下図のとおり
[SPt] スポーツモード
[Str] ストリートモード
[NOR] ノーマルモード…(機械がOFFの状態だそうです。
[ECO1] エコ1モード
[ECO2] エコ2モード
C-HR用の取説が現在ダウンロードできませんので、商品についていた取説を写真で取ったものになります。きたなくてすみません。
[NOR] ノーマルモードは(機械が?)OFFの状態だそうですから、基本、[SPt][Str][ECO1][ECO2]のどれかを選択して使ってます.。
これらのモードをC-HRの元々あるドライブモード[SPORT]・[NORMAL]・[ECO]と組み合わせて使用します。
コントロールの実際ですが、コントローラの丸いボタンの右側2つで、モードを選択(上に上げたり、下に下げたり)できます。
[SPt (スポーツ)]・[Str](ストリート)がイケイケのモード、[ECO1]・[ECO2]が抑え気味のモードという解釈ですが、私が運転した感想では、[ECO1]でも普段よりも明らかに加速が良くなります。一番下の[ECO2]モードが通常の状態に感じています。
私は通常[ECO2]モードにしておき、上り坂や追い越しの場合に[ECO1](これで十分に加速します)か[Str(ストリート)]モードにスイッチしてます。[SPt(スポーツ)]はヤバイぐらいの加速です。
ちなみに[EC2]モードにしておいて、右上のボタンを1回おすと{Str(ストリート)]モードになりますし、[EC2]モードにしておいて、右下のボタンを1回おすと[EC1]モードになります。このセッティングがとても快適です。
乗り始めにしばらく[Str]モード固定で乗っていましたが、それまでのハイブリッドの燃費(私の場合、なにも考えずに22km/hぐらい)が13~15km/hになってしまいました。私は燃費も気にするので、スロコン機能はここぞという場合に切り替えで使用しています。
左のボタンはデータの表示項目の選択ボタンです。データ表示とモード表示が走行中交互に表示されます。表示項目は以下の通りです。
ESP: エンジン回転数×10rpm)
thr: アクセル開度(%)
Gld: グライダー率(%)
EV: EV率(%)
gEV: グライダー率(%)+EV率(%)
Ver: プログラムバージョン
BOS: ブレーキオーバーライドシステムのオン・オフ
DIr: ドアロック・リリースのオン・オフ
BrH:オートブレーキホールドのオン・オフ
(注)BOS・DIr・BrHのオン・オフはそれぞれ左のボタンを長押しで切り替えられます。
となります。
私はグライダー走行の助けになるようにアクセル開度(Thr)を表示しています。
(注)スロコンではアクセルの反応が敏感になります。バック時に勢いよくバックするのではないかと心配になりますが、エコグライダーではバック時(シフトは[R]に入ったら)スロコンの機能をカットしノーマル状態に戻る安心機能となっています。
またアクセルとブレーキが同時に踏まれた場合には、アクセル入力をキャンセルしブレーキが作動します(
ブレーキオーバーライドというそうです)。
安全に配慮されてますね。
スロコンを使用した時の動画です。EC2からStr(ストリート)、EC2からEC1ですが、それぞれ吹き上がりがすごいです。
(2)エコ機能
エコグライダー+ではハイブリッド車の燃費を向上させる機能があるという事です。私がこのエコグライダー+を購入した理由として、単なるスロコンだけではなくて(そのような機能だけなら他にもたくさんあります)、燃費を改善するエコ機能が付属しているからに他なりません。
エコグライダーではスロコンを使用していない場合に、エコ機能が働きます。そういえば、名前がスロコンではなくて、エコグライダーなのです。「エコ」な「グライダー」なのです。エコグライダーがどのようにエコなのかは大きく分けて、「勝手にEV」機能があるという事と「グライダー走行を支援する」ということなるでしょうか?ここではそれら二つについて、私の知りうる事をお伝えします。
(2)-1 勝手にEV機能
別売「勝手にEVハーネス」を装着することによって(これエコグライダーを購入するときには必ず購入ですね)C-HR走行中にEV走行が可能な状況(電池残量・アクセル開度・スピード)になれば、エコグライダーGT+が自動的にEVスイッチをONにしてくれるいう機能です。電気走行ができる時は例外なく電気走行になるという事ですね。わざわざ走行中にEVボタンをこまめに押す方なんていないですよね。これも燃費向上に寄与します。
(2)-2グライダー走行
エコグライダーはグライダー走行を支援することによって、燃費を改善をします。このグライダー走行というのは、私にとっては聞き慣れない言葉でした。ミラリードのHPではグライダー走行を以下のように説明しています。「トヨタのハイブリッドカーでは、特定条件下ではエンジンもモーターも稼働しない「慣性走行状態(グライダー走行)」が作られます。この状態は究極のエコ走行となりますが、実際には純正ノーマルでは積極的に活用されていません。エコグライダーではコンピューター制御により、この「グライダー走行」を積極的に活用。より効果的に低燃費走行が可能になります。」との事です。
正直、この説明では私は何が何だかわかりませんでした。しかし、究極のエコ走行という事です。なので、グライダー走行について理解したいところです。エコグライダーを購入後、自分で調べた事を、ミラリード開発担当者さんから後日電話で直接教えていただいた事と併せて、別のブログでご紹介したいと思います。
ともかく、エコグライダーは(2)-1 勝手にEV機能と(2)-2 エコグライダー走行支援機能の二つによって燃費改善に寄与するという事です。
(3)クルーズコントロール機能
エコグライダーGT+で以下の2つのクルーズコントロール機能が付加されます。
(3)-1インテリジェントクルーズ
クルーズ走行において条件が整えば、自動的にグライダー走行を取り入れて走行します。
(3)-2純正クルーズ拡大機能
純正オートクルーズの速度設定が115km/hの制限があるのに対し、115km/h以上でも純正レバーを用いてクルーズ(速度設定で自動運転)する事ができます[エコクルーズ]。(注)これは新たに検討されている高速道路の速度制限(120km/h)に対応するものだそうです。ただし前方走行車のレーダー連動による追従は行われません。[エコクルーズ]中は、下り坂で+10km/hまで加速し、次の上り坂でその勢いによりグライダー走行をして燃費改善をします。
(4)「車速連動オートドアロック/解除機能」とオートブレーキホールド機能」
エコグライダーでは付属機能として、「車速連動オートドアロック/解除機能」と「オートブレーキホールド機能」がついてます。
(4)-1 車速連動オートドアロック/解除機能
時速が20km/hに達すると、ドアのが自動的にロックされる機能です。また、逆に車が停車し、パーキングにシフトを入れるとドアのロックが自動的に解除されます。また急な減速時(自動ブレーキ検出時)にはドアロック解除信号を送り、閉じ込められるのを防止してくれます。
(4)-2 オートブレーキホールド機能
C-HRには停車時にブレーキを踏むと、その後、ブレーキから足を離してもブレーキがかかっている状態を保持してくれるブレーキホールド機能があります。ブレーキホールド機能は、センターコンソール内のスイッチを押さなくてはいけませんが、オートブレーキホールド機能は、IGNオンの後、シートベルトを装着すれば自動的にONになる機能です。とても便利ですので、これはほしい機能ですね。
これら二つの機能は純正ではついていませんが、使い勝手がいいので、社外品としてそれぞれ単独で販売されていますね。エコグライダーGT+ではこれらの機能が付属として最初からついていますので、それぞれを別途購入する必要がありません。とてもお得ですね。なお、私は、DENKULの「オートブレーキホールド」を装着していますが、それを装着したままエコグライダーと二重になっても正常に動作しています。
(1)から(4)がエコグライダーの機能です。
単なるスロコンではなく、いろいろな機能が満載ですね。とてもお買い得な商品となっているのがご理解いただけましたでしょうか?
関西と関東のイベントでそれぞれ3台しか買う事のできなかったC-HR用エコグライダー(C-HR用はEG-1715)です)、現在、
e-conceptのサイトと
楽天サイトで販売されています。
整備手帳ミラリード・エコグライダーGT+にも書きましたが、購入時にはC-HR用アクセルハーネス[EGPO2 20A]と勝手にEVハーネス[EGP611]を一緒に購入して下さい。
ブログ「エコグライダーGT+(2)グライダー走行について」に続きます。
C-HR FANの過去の投稿リストはこちらです。
C-HR FANの投稿リスト8 (2019-04-18~)
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Posted at
2017/11/05 05:57:34