C-HR FANです。前回、
ブログ「C-HR用自作ステアリングヒーター(1):構想のはじまり」でC-HRで自作ステアリングヒーターをつくる構想について書きましたが、今回は2回目です。今回は加熱ヒーターとそのカバーについてご紹介します。さて加熱ヒーターですが、アマゾンで探したところいくつかありましたが、このタイプを買いました。電源は12Vと書いていますので、自動車の電源にも対応しています。価格は512円と安価でした。ただ、発送は2~3日以内と書かれていますが、中華製だったので注文から到着まで2週間ぐらいかかりました。
こんなパッケージで到着しました。【12V摩托?用】は12Vモーター車用だと思います。
加熱部はこんなシートでした。赤のプラス線と黒のアース線だけですね。
配線はこんな感じ。左右の配線が途中でそれぞれ1本になり、赤のプラス線の途中にスイッチが取り付けられていました。
奥さんを駆り出してバッテリー直(バッ直)でテストしました。
動画はこちら
シートをカバーするのはどうしようかと思いましたが、ホームセンターをうろうろしていたところ、偶然こんなものを発見しました。
これは実は作業用のもので、寒いときに長袖の手首部分に巻きつけて、手首からすきま風が入ってこないようにするもののようです。
ネットでも【天牛手甲】で検索すれば出てきます。
シートを縦にすると高さが足りませんが、
シートを横にするとちょうど良い感じになりました。
C-HRのハンドルに合うか試してみました。内側がみじかい扇形の台形になっているので、ちょうどハンドル形状に合うような感じでした。
ハンドルの幅に合わせてカバーを切断し、ステッチの糸も外しました。
マジックテープも移設(縫い込み)し、筒状にとまるようにしました。
シートはこのように挿入しました。
筒状に巻いた状態で、端も内側に織り込んで、綺麗に縫い込みました(手縫いです)。
カバーのできあがりがこんな形になりましたが、くうねるさんからLEDコントローラを付ければ温度を調節できるというアドバイスをいただいて、スイッチを外して、代わりにLEDコントローラを付けることにしました。
このようなつまみタイプのコントローラを購入しました。明らかに接続端子が異なりますね(最終的にはリモコン式のLEDコントローラを装着しています)。
中を開けると、赤線(プラス)と黒線(アース)だけであったので、配線を剥いてカプラー化して接続する事にしました。
実験用の初期パーツの完成です。左右の温熱シートから出た配線(途中で初めから合流しプラス(赤)とアース(黒)の1本ずつになっています)をカプラーとし、それをLEDコントラーラーにつなぎ、更に、プラス線(赤)にはヒューズを介在させました。ヒューズの先はギボシ化し、運転席右下に引き回してきているACC電源に接続する事にします。アース線にはくわ形端子をつけ、これも運転席右下のボディーアースに接続する事にしました(あくまで実験・検証用です)。
この初期パーツで実験を行いました。
動画がこちらです。
この後、この状態で電気系統に異常がでないかどうか検証を繰り返しました。というのも、アマゾンレビューで以下のような記載がありました。
電流量が1.5~6A?6Aって電流多すぎるでしょ?本当?
アマゾンの製品説明には消費電力が10Wと記載されていました。
電力(W)=電圧(V)×電流(A)なので(*実際は力率を勘案しなければなりませんが)、車両の電圧を12V~14.4Vで計算すると電流は0.69〜0.83Aのはずで問題ないはずです。しかし、レビューでとんでもない値を書いているので、一応大丈夫かどうか検証が必要と考えました。6Aなんか流れるはずはないと考えましたので、ヒューズには5Aのものを装着しテストを繰り返しました。
テストの結果、ヒューズが切れる事は一度もありませんでした。また電気系統のトラブルをきたす事もありませんでした。これらの結果から、実際に配線をしても大丈夫だろうという結論に達し、エアーバックを外して、スパイラルケーブルへの接続ができるかどうかに進みました。
C-HR用自作ステアリングヒーター(3)に続きます。
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C-HR FANの投稿リスト8 (2019-04-18~)
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2017/12/27 06:48:26