こんにちは、C-HR FANです。C-HR用自作ステアリングヒーターも今回で5回目、コンパクトにまとめたいのですが、要領が悪く、どうしても長くなってます、すみません。ずるずる引き延ばす気は全くないのですがご容赦下さい。
前回「C-HR用自作ステアリングヒーター(4)エアーバック外し(本編)」まででエアーバックを簡単に外せるようになったと思いますが、今回はいよいよ配線準備にかかります。
これはエアーバックを外した光景です。中央奥に、カプラーが3つ並んでいるのが見えますね。
カプラーに配線を通せる空きポートがあるかどうかチェックしてみました。
空きポートがあるか心配していましたが、中央の黒のカプラーには少なくとも2つ空きポートがありそうです。そして右の白のカプラーにも2つ空きポートがありますね。安心しました。
右の白いカプラーはクルーズコントロール(クルコン)につながっていますので、このカプラーはクルコン用ですね。空きポートが2つありますが、このカプラーは温存します。というのも、この後、イルミ付きのクルコン(クルコンイルミ)の換装も行いました。それについては後日ご紹介します。
左のカプラーはエアーバックの黄色いカプラーに直結していますね。このカプラーを触ったり、通電チェックはしない方が良いですね。触らぬ神に祟り(たたり)なしです。
なのでターゲットは中央の黒いカプラーです。見たところ、下段に2つの空きポートがあります(下段左下と左から4番目)。
上の段のポートはすべて使われていました。
中央の黒のカプラーは12ピンで、その右のクルコン用のカプラーは4ピンですね。
それに対応する車両側のカプラーは、ステアリング左下にあるようです。
黄色いカプラーの奥(中央寄り)の黒いカプラーです。
外すと14ピンのカプラーになっていました。ステアリング内中央の黒いカプラーは12ピンでしたから数が合わないですね。
これを外してみると、左上に1カ所と下段に2カ所、計3カ所に空きポートがある事がわかりました。
そこで、どことどこが導通しているのかをひとつひとつチェックしました。
ステアリング左下のカプラーからテスターを用いて、電流を送り、ステアリング内のカプラー内のピンでどこか光るところはないかチェックしました。
これが導通チェックした結果です。番号などは便宜上勝手につけたもので正規のものではありません。左上や左下のようにカプラーを置いた時に、手前から(配線が挿さっている方から)見たイメージです)。
左の[X]と[Y]はエアーバックの配線です(実際は横に並んでます)。
右のクルコン用のカプラーは、ステアリング左下カプラーの右4つに対応していました。ステアリング内では[A]と[B]のポートが空いていますが、ステアリング左下では[B}カプラーしか空きはなく、[A}にはなにか配線が接続されていました。
ステアリング内中央のカプラーの上段[1]~[5]と、下段[7]~[11]までのポートに対して、ステアリング左下カプラーに導通するポートがあるかどうかチェックすると、図のようにそれぞれ導通している事がわかりました。そしてステアリング内の[7]と[10]の空きポートに導通するポートがステアリング左下にある事がわかりました。[7]と[7]・[10]と[10]がそれぞれ導通していました。これで、これらに配線する事で、ステアリング外からステアリング内へ配線を通せる事がわかりました。
ちなみに[6]と[12]に導通するポートがどこにあるかわかりません。このうち、[6]はホーンに接続されていました。おそらくステアリング左下の黄色カプラー(配線が二つ入っています)に導通していると思いますが、そこまで確定する必要がないのと、エアーバックを起動させてしまう危険も考慮して、導通チェックは行いませんでした(触らぬ神に祟りなしです)。
さて、配線を通せる目処ができたので。配線の準備に移りました。ステアリング内のこのカプラーに挿せるピンを用意しなければなりません。他車種の情報から、ここにはターミナルリペアという端子付き配線を挿すと良いようです。
これはカプラーをひっくり返したところですが、よく見ると、枠の右上(右上型と仮に呼びます)に切れ込みがあります。
それに対して、ステアリング左下のカプラーのポートをよく見ると、枠の左上に切れ込みがあります(左上型と仮に呼びます)。したがってステアリング内のカプラーとステアリング左下のカプラーとは挿せる部品が違うようですね。
カプラーの接続面はこのようになっています。
右上型の純正ターミナルは82998-12870で、ネットでは1本540円です。
それと同等品になると238円とほぼ半額になりますが、1本あたりの金額としてはまだ高いですよね。また配線が短いので今回の場合は、ステアリング内からそのまま端が外にでないので、これは使わない事にしました。
同等品で配線なしのピンならかなり安く手に入ります。1個24円です。自分で配線を作った方が圧倒的に安いですし、状況に応じて長い配線もつくれます。
確かに右上型です。
左上型のピンはこちらになります。
ピンの抜き挿しの練習のために同型のカプラーも購入しました。
左上型です。
左上型のピンで配線を作りました。
カプラーには上部にロックがありますので、ピンを挿入したり、抜いたりする場合にはロックを外す必要があります。
ロックはカプラーの上面についている事が多いですが、ポートが2段あるカプラーでも上段・下段の両方にロックがかかったり外れたりします。
【動画がこちら】
カプラーとピン付き配線を使って事前練習を行いました。
【動画がこちら】
これで導通チェックと配線準備が整いました。次回(6)(最終回}では実際に配線作業をご紹介します。
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C-HR FANの投稿リスト8 (2019-04-18~)
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2018/01/03 07:37:19