こんにちは、C-HR FANです。
今回は「C-HRのドア接合部GI2コネクターを自作配線で渡る」です。サイドミラーシーケンシャルウインカーやウォーニングランプなど、サイドドアになにか電装品を取り付ける場合、サイドドア内の配線で済ませれば良いのですが、そうでない場合ドア接合部を渡って配線を車内に取り回す必要が出てきます。
たとえば、サイドミラーシーケンシャルウインカーのVertical Arrowの場合は、あらかじめ、GI2コネクタに適合するような端子付きの配線がキットに付属しています。
しかし、これから、何か自分で電装品を取り付けたいといった場合には、自分で端子付きの配線を用意しなければなりません。でも、どの端子が適合するかといった情報は調べたかぎり、他には見当らないんですよね。
自分の過去の投稿ではこの端子を使えば大丈夫と思うとだけ書いてましたが、実際に確かめたわけではありませんでした。
そこで、今回、そのあたりを検証してみました。
まずドア渡りのダイジェストです。
詳しくは
【ブログ】Vertical Arrowを自分で取り付けるために(2): GI2コネクターまでフロントドア内で配線の取り回しとカプラー部での端子接続を参照して下さい。写真は助手席側ですが、ドアの接合部にはこのようなゴム製のジャバラにおおわれた防水性のもの(ゴムブーツ)があります。
ゴムブーツをめくると、下には写真のような配線がいっぱい入ったコネクタがあります。C-HRの場合、このコネクタはGI2コネクターと呼ばれます。
外し方にはコツがあるんですが、写真はGI2コネクターを車体から外して手前に引き出してきたところです。
コネクターは黒いストッパーを持ち上げる事によって、二つに分離できます。
これはドア側の配線挿入部の写真です。ここには02型のメス(F)端子が挿入されているのですが、端子が挿さる枠をみると、左上にでっぱった形になってます。ここに挿入するメス(F)端子には左上に突起があるもの(かってに左上型と呼んでます)しか挿入できません。メス端子には右上に突起があるもの(右上型)もありますので注意して下さい。
こちらは車両側の配線挿入部の写真です。ここには02型のオス(M)端子が挿入されています。端子が挿さる枠をみると、右上にでっぱった形(右上型)になってますので注意して下さい。
それらを踏まえた上で、自作で端子付き配線を作っていきます。
メス端子はこちらです。
025型住友TSシリーズメス端子非防水/F025型です。こちらは左上型になります。なお購入の際はご自分で再度ご確認ください。
配線付きのものも販売されています。なお購入の際はご自分で再度ご確認ください。
慣れていない方は配線付きのものを購入される事をおすすめします。
というのは、端子に配線をかしめる際に、かしめた端子部に歪みが生じると、カプラーにうまく挿入できなかったり、途中で動かなくなってしまう場合があります(
すでに経験済み)。その場合、一旦引き抜く事になりますが、運転席側など、狭い空間ではやりにくく、ドツボにはまることがあります(
ちょっとあせると思います、すでに経験済み)。端子付き配線を自作する場合、端子がうまく挿入できるかどうか、できれば最初からGI2コネクタで作業するのではなく、事前に練習用のカプラーで確かめておく事をおすすめします。
配線付きの端子を購入すれば、このような懸念はまずありません。ひっかかる事なく、スムーズに挿入するだけで終わると思います。
なお、一旦挿入した端子を引き抜く場合には、引き抜き用の専用工具がありますが、精密ドライバーでも可能です。ただし、精密ドライバーではカプラー内部のロック用の爪を破損する場合があります(端子はカプラー内部の爪とリテーナーの2つの構造で固定されています。爪が破損されてもリテーナーで固定されるので機能上は問題ありません)ので、端子付き配線を自作する場合には、途中でひっかからないか破損しても良い練習用カプラーで確かめて欲しいのです(この場合、端子自体は破損しません)。その内容についても後日紹介したいと思います。
オス端子はこちらです。
025型住友TSシリーズオス端子非防水/M025型です。こちらは右上型になります。
配線付きのものもあります。
練習用のカプラーです。
端子の入れ方、抜き方はこちらを参照して下さい(
みん友さん限定です。みん友さん以外はリンクを開いてもファイルがありませんと表示されます)。最後あたりに動画があります。
【みん友さん限定】C-HR用自作ステアリングヒーター(5)導通チェックと配線準備
さて、私の場合は、端子から自作してみました。こちらは左上型メス端子です。
こちらは、右上型のオス端子で端子付き配線を作ってみました。
テストは助手席側で行いました。テストのためだけに、GI2コネクターをわざわざ引き出してます。なんて親切(?)。
さて、GI2コネクターのドア側のパーツから、カプラーを取り出します。このようにカプラーを取り出さないと、リテーナーというストッパーを解除できないからです。
精密ドライバーでこのように、リテーナーというストッパーを持ち上げて解除します。
すると奥まで端子を挿入できるようになります。端子が奥まで正しく挿入できれば、リテーナーを押し込む事ができますが、正しく挿入されていない場合にはリテーナーを戻す事ができません。リテーナーを戻せなければ正しく挿入できていないと思って下さい。
このように自作配線付き端子を挿入できました。
続いて、車両側です。当然ですが、ドア側に配線を挿入した場所に対応する場所に挿入して下さい。
このパーツ(カプラー)は左右に二つに分離できるようですが、分離しなくても作業はできますし、このままでリテーナーというストッパーを解除する事ができます。写真では青いマジックで印が付いているところがリテーナーで、すでに持ち上げて解除しています。
そして自作の右上型のオス端子を挿入しました。
奥まで挿入して、リテーナーを戻しました。そして手前に引き出したGI2コネクターを接合させて、通電するかチェックしました。
テスターを用いて、微小電流を流して通電するかチェックです。
通電チェックの動画がこちら
無事、通電が確認されましたね(数字が表示されているという事は通電しているという事です。動画ではぷーと音も鳴っていると思います)。
以下の投稿も参考になると思います。あわせてごらん下さい。
【ブログ】Vertical Arrowを自分で取り付けるために(2): GI2コネクターまでフロントドア内で配線の取り回しとカプラー部での端子接続
【ブログ】Warning Flash LEDの取り付け(4) ドア渡りの配線および作動確認
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C-HR FANの投稿リスト8 (2019-04-18~)
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Posted at
2018/03/28 06:28:42