こんにちは、C-HR FANです。
前回
「C-HRへの前後カメラドラレコZDR-015の取り付け (1) 」に続く2回目です。
前回ではリアゲートから室内の天井下に配線を取り回しました。今回はそこから車内前方へと配線を取り回していきます。
天井パネルの中を、向かって左側(助手席側)へと配線を伝わせますが、左端まで来ると、筒状の構造物が見えます。これは折りたたまれたエアーバックです。
車両の側面部を前方へと配線と取り回す場合に、ドアの上方ルートとドアの下方ルートの2ルートがありますが、どこを通せばいいでしょうか?
これはC-HRのエアーバックがどのように膨らむかを示した図です。
前方・後部座席のガラスをおおうようにカーテン状のエアーバックが開く事がわかります。余談ですが、座席シートからもエアーバックが開くのですね。
これを見ればわかるように、
ドアの上側を配線を通す事は、エアーバックが開く妨げになるおそれがあるので、避けるべきです。Aピラーの中のように、既存の配線がある場合は配線に沿わせる(巻き付ける)ように固定すれば良いかもしれませんが、車両側方部には既存の配線がありません。したがって、そこに配線を通すと、エアーバックと通した配線だけになります。このため、
エアーバックが正常に作動しない恐れがありますので、ドア上方に配線を通すのはダメです。
ちなみに、天井部の中央に配線を通す事は可能ですが、天井パネルを外す必要があり、大がかりになるため、今回のような配線を通すルートとしてはおすすめしません。
という事で、
車両前方へ配線を通すルートは、ドアの下方を通すルートを選択しました。
助手席後方のC-ピラーの内張りは、天井パネルとの境目からひっぱれば簡単にはずれます。内張りはクリップで固定されているだけです。
緑のクリップが見えますね。内張りを外す際にクリップが車両側に残る場合があります。その場合は残ったクリップをクリップリムーバーで外して、内張り側にセットし直して下さい。
緑のクリップを戻しました。
リアシート横の内張りもウエザーストリップを剥がしてから外していきます。
下の白いクリップで留まっているだけです。
シートベルトは写真の矢印の所を通っていますので、外側を降りてくれば問題ありません。
外側の部分に沿って、配線を足元まで下ろして下さい。気になるようであれば、太い配線に結束バンドで固定してもよいですが、ごちゃごちゃしていないのでそのまま下ろしても良いと思います。
足元まで配線を下ろしてきたら、後部座席のスカッフプレートを外して、配線をBピラー(センターピラー)まで取り回します。
B-ピラー(センターピラー)は上のクリップを外せば、大きく開きますので、下まで外す必要はありません。B-ピラー(センターピラー)の下を外すにはシートベルトの留め具を外す必要がありますが、そこまでしなくても作業はできます。
B-ピラー内の黄色いコネクターはエアーバックに関連するものなので注意して下さい。
これは後方からみた写真です。
これは前方からみたところです。とにかく、黄色いカプラーのようなものは要注意です。
シートベルトに干渉しないように、矢印のあたりを渡るようにしました。
B-ピラー(センターピラー)を通過して助手席横のスカッフプレートを通ります。
ドラレコのリアカメラ配線はドラレコ本体に接続するため、助手席左下ジャンクションボックスの脇を通って、上に配線を渡していきます。
エアコン吹き出し口横のパネルも内張り剥がしで外しておきます。
その下のパネルも外しておいた方が配線を取り回しやすいですね。
矢印のラインで配線通しなどを利用して配線をダッシュボードの方へと取り回していきます。ただしダッシュボードに配線を通すには、あらかじめAピラーを外しておく必要があります。
Aピラーの外し方は以下のブログを参照して下さい。
【みん友限定】C-HR Aピラーの二通りの外し方 (I) 車体側コネクタを外す
【みん友限定】C-HR Aピラーの二通りの外し方 (II) ピラー側コネクタを外す
A-ピラーをはずせば、配線を上に通すスペースが現れますので、そこに配線を通して下さい。
A-ピラー内の既存の配線に取り回した配線を沿わせます。
最終的には結束バンドで綺麗に固定します。ただし、この時点ではリアカメラの配線を引き回しただけです。この後、ドラレコ本体からの配線を下に引き回す必要がありますので、結束バンドで固定するのは、ドラレコ本体からの配線と一緒に固定して下さい。手前にはエアバックは見えていますので、エアバックに干渉しないように注意して下さい。
後は天井のパネルの端に配線を押し込めながらフロントガラスの前面に配線を取り回しました。
ドラレコ本体をフロントガラスにセットして、本体からの電源コードをリアカメラが通ってきたルートを戻るように通して、助手席下〜センターコンソールに取り回しました。

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本体の電源コードはシガーソケットに挿入するようになっていたので、センターコンソールに設置している槌屋ヤックの電源ボックスに接続する事にしました。
イグニッションをオンにして動作チェックをし、問題なく動作している事を確認しました。
ボタンを押すとリアカメラに切り替わりますし、設定によっては、前後同時にモニター画面に出す事もできます。
電源については当初シガーソケットから取っていますので、ACC電源です。IGNをオフにすると電源が切れてしまいます。
シガーソケットから電源を取らなくても、助手席下のヒューズボックスからACC電源を取り、アースを助手席左下のアースポイントから取れば問題なく動作します。
また、
【パーツレビュー】エーモン電源ソケット[オフタイマー付]1543で紹介したように、シガープラグ電源にオフタイマーをつければ、駐車監視を簡易的にさせる事もできます。
もっとも、ZDR-015には駐車監視をできるようにするハーネス(ZDROP-09)が別売されています。
写真のように配線は3つになっていますが、赤をACC電源、黄色を常時電源、黒をアース線にそれぞれ接続すればOKです。駐車監視は電圧をモニターしながら、電圧が下がれば自動的にオフになるのでバッテリー上がりの心配はありません。駐車監視も連続撮影で最大12時間、タイムラプス撮影(1秒に1枚撮影)で最大20時間の撮影が可能となっています。
後日、こちらのハーネスを使って接続しなおしました。ワンタイム駐車監視モードというものがあり、普段は駐車監視していない設定にしていても、ワンタッチボタンをおせば、設定した時間、駐車監視モードに移行するモードがあります。私は普段は駐車監視をオフにして、ワンタッチボタンを押せば、1時間駐車監視できるように設定しています。
以上、C-HRへの前後カメラ付きドラレコZDR-015の取り付けでした。
C-HR FANの過去の投稿リストはこちらです。
C-HR FANの投稿リスト8 (2019-04-18~)
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Posted at
2018/05/01 11:48:38