こんにちはC-HR FANです。
今回はアウタードアハンドルユニットへのLED埋込みの3回目。前回の
「アウタードアハンドルユニットへのLED埋込み(2) ドアハンドル加工作業の実際」に続いて今回はLEDからの配線作業について紹介していきます。
なお、同様の作業を行う場合はすべて自己責任でお願いします。
さて前回までで、φ5mmの白色CRLEDのレンズキャップを切断し、ドアハンドルにぴったりはめこむ事ができました。あとはそれに配線を取り付け、通電させれば良い事になります。
配線に際してはルートが狭いため、当初ホビー用の0.12sqの細い配線をホームセンターで見つけ使おうと思っていましたが、みん友さんのアドバイスで見送る事にしました。
という事で、配線はいつも使っている細線のダブルコードを使用する事にしました。
ダブルコードにしたのは、ドアの内側に配線を取り回す際に、ウインドーガラスに配線が干渉しないように、1本1本ばらばらのプラス・マイナス線よりも、それらがくっついて1本になっているものを使いたかったからです。なので、LEDに配線をはんだ付けする場合も先端部からドアハンドルのヘッド部分だけ股裂きにして、ドアハンドルのヘッド部分から先(車両側)は配線がくっついたままにしました。
CRLEDの足を写真のようにできるだけ短く切ってハンダ付けしました。両方いっぺんに電極を切るとプラスとマイナスがどちらかわからなくなるので、片方ずつハンダ付けしました(写真ではプラス線を白線、マイナス線を黒線としています)。
プラスとマイナスをそれぞれハンダ付けしました。
この状態で点灯確認です。大丈夫ですね。
次に、電極部の絶縁をする必要がありますが、それには
BONDICという接着硬化剤を用いました。これは粘着性の液状ボンドで、付属の紫外線照射LEDで10〜15秒ほど照射するとすぐに固まるというものでとても便利です。
LEDの電極のプラス・マイナスが接触しないようにBONDICの液体を電極の周りに塗りつけます。
そして付属の紫外線照射ライトを照射します。
ほどなく、電極周りが固められ、絶縁&防水ができました。BONDICは耐熱性にも優れると言うことで今回のようなLEDの絶縁にぴったりです。
なおこの絶縁はしっかりしてください。
できあがった配線付きLEDをドアハンドルの裏から埋込み用に開けた穴に挿し込みます。当初φ5mmの穴にφ4.8mmの穴を開けて挿し込む事でがっちり固定しようと考えていたんですが、その場合には裏からLEDを強く押し込まなければなりません。今回のようにハンダ接続部をボンディックで固めている場合はその部分に強く力を加えたくないのでそのようなセッティングはやめて、スムーズにLEDが穴に入るようにφ5mmの穴をドアハンドルに開けるという方法にしました。
という事でドアハンドルの穴にスムーズにLEDが入りました。
ハンダ付けした配線は一旦上に持ち出します。
LEDの脚をかなり短くしてもギリギリですね。
最終的にはこのように折り返す事になりました。場合によっては、逆向きにハンダ付けした方がいいかもしれません。
一応、上の金属プレートが収まるのを確認して、LEDの固定をする事にしました。
なお上から金属プレートで押さえるのでLEDの絶縁がしっかりしていないと金属部分に接触してショートするおそれがあります。たとえばLEDのプラスとマイナスの絶縁が不十分で金属部分がそれに接触すると確実にLEDのプラスとマイナスでショートします。ここの絶縁はとくに気を遣って十分におこなって下さい。
LEDの周囲に広くBONDICを流し込み、硬化させます。凹みの横は開口しているので、横にもれないように注意しながらですが、BONDIC自体にある程度粘性があるので、気をつけてやれば問題ありません。LEDの接着・絶縁に加え、外から浸水しないように防水も目的としています。
結構なみなみにBONDIC処理ができました。
これでまず浸水する事はないと思います。
中央を固めた後、開口部も固めます。開口している面を上にして、上からBONDICを流し込み、UV処理で硬化させます。同様に反対側も行いました。
仕上げに中央部も処理を追加します。このあたりがA型人間ですね〜。
これで十分だと思います。
LEDはBONDICで固定されていますが、上から金属プレートでも押さえる事になります。外側の出っ張りもないですし、LEDを外から押さえて内側に外れる事はまずないと思います(たぶん)。
次に配線ですが、金属プレートの横に出すと、配線が干渉して金属プレートの収まりが悪くなります。
写真のように、金属プレートの両肩のところを上に抜きました。
そうする事で金属プレートがしっかり収まるようになりました。
そして、金属プレートの上に抜いた配線(ダブルコード)は二つに分離した状態で、グリーンの螺旋状アンテナ配線を収める白いボックスの底の両端を通す事にします(これ以外は通すルートが考えられませんでした)。
螺旋状アンテナ配線の両脇の底を通って、ドアハンドルのヘッド部分へと導きます。
アンテナ配線がヘッド部分に抜けてくる隙間があるので、そこを通ってヘッド部分に配線を抜いてきました。
ヘッド部分は基盤を避けて回り込むように配線を通します。基盤部分を横切るように真っ直ぐ配線を通すと、中央にある円形金属パーツやその下側にある棒状金属パーツに干渉してドアロック機能が働かなくなるという話もあるそうです。この部分に配線を通す時は十分注意して下さい。
配線はヘッド部分ぐらいまで2本に枝分かれとしていますが、ヘッドを抜けるぐらいのところから一体化するようにするとその後の配線の取り回しがスムーズになります。この部分で枝分かれが進まないように、テープを巻きました。
基盤部分の配線は特に固定していません。カバーをはめるときに外側にあるように注意しながらカバーをはめ込みました。
配線はカプラー接続部よりもフロント側で内側にくるようにしました。
ここまで行った後、カバーを3点でボルト締めして、ドアハンドルパーツの完成です電源に接続して無事点灯する事も確認しました。
このようにして、アウタードアハンドルのイルミ化を行いました。ショップのレベルとはいきませんが、そこそこのレベルでパーツが完成したと思います。
長くなってしまったので、続きは
最終回「アウタードアハンドルユニットへのLEDの埋込み(4) イルミドアハンドルの取り付け作業」で紹介します。
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C-HR FANの投稿リスト8 (2019-04-18~)
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Posted at
2018/06/22 15:33:06