ここではC-HRでのエンジンルーム内でのウインカー信号の取得について説明します。
なおこのブログ内では、ヘッドライトを取り外して、ヘッドライトコンピュータについているカプラーを外していますが、実際はヘッドライトを取り外さなくてカプラーは前から外れます。
なお作業に関しては、同様の事をされる場合自己責任でお願いします。
今回はバンパーを下ろした状態から始めます。バフロントバンパーの脱着についてはメンテナンスDVDを参照して下さい。
バンパーを下ろすにはいろいろセンサーが入ったカプラーをはずす必要があるので、バッテリーのマイナス端子は外して作業します。
バンパーを外した状態の助手席側です。
バンパーを外した助手席側ヘッドライトの下です。下にカプラーが見えます。外すのはやり方さえわかればヘッドライトを外さなくてもできそうですが、やり方を知るためにヘッドライトを一旦はずして作業しました。
こちらは運転席側の写真です。ヘッドライトの真下(写真では右上のコルゲートが接続している部分です)にカプラーが見えますね。
ヘッドライトは4つのボルトで固定されていますが、それらのボルトを外して、ヘッドライトを取り外しました。動画はこちらです。
ヘッドライトを外して裏返したところです。ヘッドライトの真下にヘッドライトへの配線が入ったカプラーがあります。シェアスタイルさんの動画はLEDヘッドライト車ではなく、ハロゲンヘッドライト車という事なので、シェアスタイルさんの動画にはフリーのウインカー線(緑)が出てきますが、LEDヘッドライト車ではフリーのウインカー線はありませんので、LEDヘッドライト車の方はこちらを参考になさって下さい。この後、カプラーを外して、ヘッドライトも分離して作業しました。
こちらはカプラーの拡大図です。
グレーの取っ手(ハンドル)がありますので、中央にマイナスドライバーなどを差し込んで持ち上げて下さい。
別の方向からです。
マイナスドライバーで持ち上げます。
途中から手で持ち上げました。
カプラーのハンドルを完全に持ち上げたところです。
カプラーを外したところです。
動画はこちら
これを見れば、ヘッドライトを外さなくても、カプラーのハンドルを下向きに下ろして、カプラーを前にひっぱれば外れる事がわかりますね。
カプラーとユニットの接続面です。
カプラーと接続面との反対側にはカバーが付いています。
カプラーカバーには爪が上に2つ、下に2つ、計4つついていますので、
マイナスドライバーを用いて外します。
爪を外しているところです。
これでカバーが外れました。
カプラーの裏面です。
助手席のウインカー線はドライバーで区別している白い配線のものです。11番ピンになります。
助手席カプラー(配線図でA8カプラーというそうです)の11番ピンの配線がウインカー線です。写真の白の配線です。この配線にはCAN通信が入っていないことをディーラーさんに確認を取ってますので、つないで大丈夫です。
運転席カプラー(配線図でA9カプラーというそうです)の11番ピンの配線がウインカー線です。写真の黒の配線です。左右で配線の被覆の色が異なっているので注意して下さい。ピンの斜め上に11という番号(斜め下には24)が刻印されているので目印にするといいでしょう。
接続先が発見できれば、実際に接続です。ただし、そのままでは配線を接続しにくいので、カバーの根元を剥いていきます。
根元を固定している結束バンドをはさみで切っていきます。
結束バンドを切ったところです。
楽に配線を接続できるようにコルゲート部分にすこし切り込みました。
コルゲート内のビニールテープも切り取りました。
これで配線を接続するに十分な長さを確保できました。
運転席側も同様に処理しました。
配線の接続は防水接続ワンタッチコネクター(2894)を用いました。
こういう防水分岐コネクター(2899)もありますが、電源(本線)側のコードサイズが0.6~1sqで、分岐側は0.1~0.2sqとなっています。
助手席側の11番ピンの配線を0.5sqの配線と比較しました。0.5sqより明かに細く、細線のように見えました。したがって電源(本線)側のコードサイズが0.6~1sqと規定されている防水分岐コネクター(2899)は適合しないと判断し、防水接続ワンタッチコネクター(2894)を用いることにしました。
本体の黄色いウインカー配線と接続します。
このように配線をセットし、圧着しました。
圧着後、端子をブチルでさらに防水処理しました。防水コネクタを完全に信用せず、ブチルでさらに防水する方法は球屋さんがされているので真似です。
その後、配線の根元を再びゴムテープでまとめました。
外していたカバーをサイド取り付けました。
カバーの根元を元のように結束バンドで固定しました。
結束バンドの余剰部分をを切りました。
コルゲート部分もテープでぐるぐる巻きに固定しました。
ヘッドライトを車体にもどした状態でも下からカプラーを装着できます。
ぱちんとはまりました。
運転席側も同様に作業しました。
これでウインカー線の接続は完了です。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2021/12/04 09:21:07