こんにちは、C-HR FANです。
前回(【ブログ】アウタードアハンドルイルミネーション(リア)の取り付け (1)防水LEDの設置)に引き続き今回は2回目です。
前回は下の写真のようにリアのアウタードアハンドルの内側に防水LEDを貼り付け、その後、ドアの内側まで配線を取り回した事をご紹介しました。
今回はその後の配線取り回しの実際についてご紹介します。
なお同様の作業を行う場合は自己責任でお願いします。
確認ですが、フロントドアとは違ってリアドア内にはACC電源やイルミ線(スイッチパネルがイルミ連動で光ります)は来ていますが、
リアドア内にはウエルカムランプ線やルームランプ線はありません。リアのアウタードアハンドルイルミはフロントと同じタイミングで光らせたいのでルームランプ線に接続する必要があります。したがって、
配線をドア接合部を渡って室内に取り回す必要があります。
一旦、ドア内張りの内側に取り出した配線をふたたびドアの内側を通って、ドア接合部へと取り回します。
フロントドアとはちがって、ドア内側のサービスホールはビニールシートでおおわれ、周囲はブチルゴムで貼り付けられています。
周りのブチルゴムを剥がして、ビニールシートを剥がすことにします。
今回の作業ではビニールシートをすべて剥がさなくても、下半分くらいめくれば作業ができます。
下側の大きな穴に十分アクセスできればOKです。中途半端にシートを剥がした状態で作業するとシートの端のブチルゴムが服についたりするので注意してください。服にブチルゴムがつくと繊維の中までブチルゴムが入り込んでしまって取るのが困難(ほぼ不可能)になります。
サービスホールの開口部から後方を見たところです。リアドアにはエアーバックセンサーはないようです。またウインドーガラスはリアの場合それほど下に降りてこないので、フロント側でみられたレールは見えません。
こちらはサービスホールの開口部から前方を見たところです。補強用のアームが伸びています。
内側前方にはリアスピーカーユニットがあります。スピーカーユニットを外せば作業がしやすいですが、今回は外さずに作業しました。スピーカーユニットを交換される予定がある方は一緒に行えば作業しやすいです。雨の日だったんですが、リアウインドーを通して水滴がドア内部に垂れている事がよくわかると思います。
スピーカーの配線やドア内の配線が前方のドア接合部のところに繋がっている事がわかると思います。今回はこの既存の配線に配線を沿わせようと思います。
ドア接合部の様子です。運転席側の作業ですので左側は車両側、右側がドア側という事になります。ゴムのジャバラでおおわれています。
下の写真は
フロントドアのドア接合部の写真です。フロントドアの場合、写真のように車両側のジャバラの下側にサービスボールが別にあり、サービスホールを用いて簡単に室内に配線を引き込む事ができました。
しかしフロントドアとは違って、リアドアの接合部はジャバラ部分以外にサービスホールがありません。したがってリアのドア渡りはかならずジャバラ内のコネクタを介して配線を引き込まなければなりません。
AvestさんのVertical Arrowの取り付けの場合、室内への配線はサービスホールを介して引き込むことで、カプラーを介しての引き込みを回避できましたが、リアのドア渡りはそのような回避はできません。
ドア側のジャバラの接合部を外してみました。なんと接合部の先(ドア側)にさらにジャバラが続いていました。
このドア内のジャバラはずっと続いてはおらず、5cmぐらいだけ中に続いていました。ただ長くなる分、配線を通しづらくなっています。
ドアのサービスホールから腕を入れて確認です。
こんな感じで指を出す事ができました。
ドア接合部のコネクタはフロント運転席側がGI1コネクタ、助手席側がGI2コネクタと言いましたが、リアの場合は運転席側がHI1コネクタ、助手席側がHI2コネクタと呼ばれるそうです。
HI1コネクタの取り外しにかかります。例によって車両側のゴムブーツの下にこれをひっぱってといわんばかりの突起がありますので、これを下に引っ張るとゴムブーツのカバーが伸びて外しやすくなります。
ゴムブーツの端は枠からはずれたらそれをきっかけに全周ゴムブーツを剥がしてください。
HI1コネクタを車両から外すために、車両中央のピラー(Bピラー)の前後のウェザーストリップを外します。まず、後方のウェザーストリップを外しました。
次に前方のウェザーストリップも外しました。
前後のウェザーストリップを外したら、Bピラーを外す事ができるようになります。正式にはBピラー下にあるシートベルトの根元をとめているボルトを外す必要がありますが、今回の作業ではそれをしなくてもBピラーの上側だけゆるめれば目的の作業はできます。
Bピラーの上側はクリップで留まっているだけですので、内側にひっぱって外してください。
すると中程にドア接合部に向かって開口する穴があります。
中をおぞくとHI1コネクタがみえますね。
HI1コネクタおよびHI2コネクタはフロントのGI1コネクタおよびGI2コネクタとは違ってコネクタの上部および下部に車両へ固定ための爪がありました。
したがって写真のように上下の爪をマイナスドライバーやクリップリムーバーの先を利用して外して下さい。
コネクタ自体は下の写真のように手前に長方形の爪で固定されていました。
このようにしてHI1コネクターを外す事ができました。
動画がこちらです。
ドア側のコネクタはメスカプラーになってました。
左上型となっていますので、左上型のメスターミナルが必要です。
リテーナー(ロック)もありますので、ターミナルを挿す場合はリテーナーを解除してから挿入して下さい。
車両側コネクタです。
オスカプラーになってます。
こちらもリテーナー(ロック)があります。
オスターミナルは右上型ですね。
このシリーズ2回で終了するつもりでしたが、長くなってしまったので、今回はここまでとし、次回
【ブログ】アウタードアハンドルイルミネーション(リア)の取り付け (3) 配線の接続 に続きます。
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C-HR FANの投稿リスト8 (2019-04-18~)