
先月の三連休に、以前愚痴った「
ブレーキ不具合の修理」の為、エクシーガを(再度)Dラーに預けてきました。
今回は不具合の修理だけなので2日間で終了予定ですが、足が無くなるのはキツイので代車を用意して頂きました。
で…
見てびっくり!
この代車、走行距離190kmの新車の上、なんとアウトバック3.6R(BRF)なんです。
何故に370万もする車両が代車とは…(苦笑)
余りにも良い車両だったので気が引けたのですが、営業担当者の「せっかくの機会ですから是非乗り回して下さい」の一言に甘えさせて頂きました(汗)
結構、レアな車両かと思いますので、3日間の乗車インプレッションをカキコします。(以下)
【車両】
アウトバック3.6R(BRF-A)
【はじめに】
走りだしてスグ気づいたのですが、新車で慣らし自体が終わってなく、当然ですが、エンジンの回りが重いです。
しかし3.6Lあるので、街中のGo&Stopは2000回転も回せば周りの車両を余裕でリードできます。
※ 私のエクだと2500回転位に相当。
また低速から十分なトルクがあるので、3000回転以上回す機会が余りなく、回しても追い越し時と山道走行時のSモードで4000回転前後までしか試していません。
S#モードで上まで回してみたかったのですが、新車と言う事、エンジンの回りが重い=アタリがついていないと言う事、を考慮して試していませんが、4000回転までのトルクで大体のパフォーマンスは理解できました。
【パフォーマンス】
さすが、現有のスバル車中、最大排気量を誇る、3600cc(260ps/34.7kg)のトルク感はダテじゃありません。
ハイオク仕様にすれば 330ps/36kg 位までエンジンパフォーマンスを上げる事も可能だと思いますが、敢えてレギュラー仕様にしているところが好感が持てます。
なんせ、トルクとパワーは必要以上に十分にあり、私のエクシーガと比較しても、そのパワフルさには不満がないからです。
また、ターボ車と違い、全回転域(特に低回転)のどこからでもアクセルを踏めば即座に反応するエンジン。
大排気量NAエンジンのこのトルクとレスポンスには参りました (_ _,)/
DBWに関しても、スロットルがワイヤー式と勘違いする程、リニアなセッティングになっています。(実際はMAPを見てみないと解りませんが…)
はじめに記述したように、新車なので高回転まで回していませんが、追い越しも含め、4000回転ちょっとまででも、強大なパワー&トルクが発生するので、敢えて(高回転まで回す)必要がなかったと言えます。
【内装】
内装はレガシィのBRと特に変わりません。内装のパネルが(茶)木目調になっていること位でしょうか…
また、レガシィ全般に言えますが、荷室は使いかってがありますね。
レガシィの荷室はエクシーガの3列目のシートを倒した荷室面積よりも広いし、2列めを倒せば身長のある大人2名でも十分な車中泊が出来る程のフラットなベッドに早変わり(笑)
頂けないのは、パドルシフトの位置です。
ハンドル左右スポーク部の裏に設置されている為、ヘアピンコーナーでシフト操作を行う際、パドルの位置を探してしまう事がありました。
また、フロアシフトのマニュアルモードでは、シフトレバー操作による変速操作が出来ません。
マニュアル変速の操作が、パドルシフトに依存するしかないなら、パドルシフトの設置位置の変更を望みます。
【その他】
サスペンションは結構固めのセッティングになっていることに驚きました。走行中の路面の凸凹を結構頻繁に拾います。
タイヤは扁平率の高い「オンロード用なんだけど多少のダートも走れますよ!」仕様のタイヤで(銘柄の確認を忘れましたorz)山道のコーナーを少々早めの速度で走行すると鳴きが入ります。
でも、ブレイクする程ではなく、ブレーキもBR標準の17インチのローター+片2Podキャリパーで、普通に乗る分には不足はありません。
腰高のイメージとは違い、走行性能のレベルは非常に高く、コーナーが楽しいと思うスポーツ性があります。
トランスミッションは、エクやBR/BMと同じ5ATですが、エンジンのトルク特性に絶妙にマッチングしていて、変速ショックが殆どありません。
一瞬、リニアトロニック(CVT)なのか?と疑っいました(笑)
インジケーターには「D」の時でも何速に入ってるか?の表示が出ますが、見ていないと何時変速したのか気づかないほどです。
エクシーガの5ATと比較すると、ここまで違うか!と思うほど、素晴らしいセッティングです。
燃費はエアコンを90%位利用して、一般道・街中・山道の走行で8.4k/L位になりました。
燃費はエクシーガと殆ど変わりませんが、最大のメリットはレギュラー仕様なのでハイオクの1割安の燃料費で済むことです。距離を乗る方ならかなり助かりますね。
【総論】
正直言って、「これって、ありだな~」と思います。
加給が掛かると「ドン!」と来るターボ車も良いですが、どこから踏んでも付いてくる「強大トルク」大排気量NAの、フラットかつ上品な乗り味は高出力ターボ車では真似出来ない…かと。
余り回さなくてもそこそこ早くて、イザとなればそれなりのパワーがある…BRFは大人の乗り味ですね。
BRFと比較すると、高出力ターボ車は、やんちゃな感じが漂いますね(笑)
また、上記にも記述しているように、レギュラーガソリン仕様にしているのも好感度&欲しい度がアップしてます。
御存知のように、ハイオクとレギュラーの価格差は約\10-/Lあるので、ターボ車(ハイオク仕様)と燃費の差がさほどなければ(事実余り差は無かったように思います)、3.6Lでも経済的な負担は殆ど無いかと…
なんだかんだで、家族みんなでドライブして、返却時のオドメーターは500kちょっと…
約300kちょい楽しませて頂きました。
乗車してから、低速からの図太いトルク感と、スムーズな変速に「メロメロ…」です。
今後のエクシーガのチューニングの方向性として、このBRFの乗り味も(是非)参考にさせて頂きたいと思いますし、将来、乗り換えを考えた際の車種候補としても検討させて頂きたいと思います。
また、最後になりますが、このようなレア車種の代車を御用意して頂いた東京スバルの営業さんに感謝します。