Newホイールのツライチカスタム（アクスルハブASSY取り外し編）

（測定編）でも分かるように、リアはそのままでOKなんですが、フロントは5mmスペーサーを入れないと納得のツライチにはならない事が解かりました。

しかし、ハイエースのフロントハブボルトはリアよりも約4～5mm短い事が判明。

←はフロントに5mmスペーサーを入れホイールを仮装着してみた画像です。
これではナットの締めシロが足りないのでとても危険！

そこで10mmロングハブボルトに交換しようと作業に踏み切った次第です（＾＾；）

以下、４WDフロント右側を例に試行錯誤しながらの作業を紹介します。
※ボルトのサイズはすべて６角（頭）側の数値です。

【前準備】

１．ドライブシャフトの割りピンを抜きロックキャップを外す。
※割りピンは再使用するので折らないように！

２．フロントアクスルハブナットを35mmのボックスレンチで緩めておく、当然ホイールナットも緩めておきます。

※ナットがとても薄いのでコケてしまうおそれがあるので画像のようにBOXの手前を車載ジャッキで受ければ楽に緩みます。

３．フロアジャッキでフロント全体をリフトし、ジャッキスタンド＆輪止めを掛ける。
※用心のためフロアジャッキは少しテンションを掛けたまま外さない。

４．タイヤを外す。

【キャリパー/速度センサー取り外し】

１．キャリパーを吊るすのにあらかじめ針金などをタイヤハウス内のどこかに通しておきます。

２．キャリパーを外す、キャリパー裏側の17mmボルト２本をメガネなどで緩め、下から順番に抜き、キャリパーを手で受けながら上のボルトを抜く、これで完全フリーになるので、ローターから外しブレーキホースに気を付けて先ほどの針金で吊るしておきます。
※結構重いので落とさないように注意！

３．速度センサーを外す、10mm固定ボルト２本をBOXなどで外し邪魔にならないところに引っ掛けておきます。

【アクスルハブASSY取り外し前準備】

１．ステアリングナックルとアクスルASSYの17mm固定ボルト４本（ナックルアーム裏側）をメガネを使い取り外す。
※アクスルハブASSYを取り外した後でも出来ますが、車体に固定されているほうが力が入るのでここで外しておきます。

２．画像にはありませんが、ロアアーム側キングピン台座とステアリングナックルの17mm固定ボルト２本（ステアリングナックルの一番下）をメガネなどで緩めておきます。

【タイロッドエンド切り離し】

１．タイロッドエンドの割りピンを抜き、22mmナットをメガネなどで取り外す。

２．画像のようにタイロッドエンドプーラーは持っていないので、100mmギアプーラーを代用しました。
※抜ける際にはドン！と衝撃がくるので心の準備が必要です。

【アッパーアーム側キングピン切り離し】

１．キングピンの割りピンを抜き、22mmナットを外す。

２．キングピンをナックルアームから切り離します、ここも先ほどの100mmギアプーラーを代用しました。

※但し、ギアプーラーの締め込みボルトがドライブシャフトに干渉したので、110mmぐらいの長さにカットしました。
※ここでも抜ける際には衝撃がきます。

【ドライブシャフト切り離し】

１．【前準備】のところで緩めておいた35mmハブナットを取り外します。

２．200mmギアプーラーを使い、ドライブシャフトを押し込みフリーにしておきます。
※あまりシャフトを押し込むと、トラブルの原因になるのである程度押し込んで手で動くほどになればOKです（画像ぐらいが限度）
※念のためハブとシャフトにマーカーを入れておきます。

３．（４-２．）で緩めておいた、ロアアーム側キングピン台座のボルト２本を外します。

これで、アクスルハブASSYは車体から完全に縁が切れました。

【アクスルハブASSY取り外し】

１．この状態ではトーションバー/ショックのテンションが掛かってますし、キングピンが邪魔をしているのでなかなか外れません。
外すには画像のように車載ジャッキを使いロアアームとアッパーアームの間を広げ、アクスルASSY上側をフリーにします。

２．ロアアーム側キングピン台座とステアリングナックルが固着しているのでマイナスドライバーなどで縁を切ります。

３．アクスルハブASSYを前後左右に動かし、尚且つシャフト/キングピンを交わして車体から外します。
※かなり重いので落とさないよう要注意！

ここまでが作業全体の約半分！
ハブボルト交換はとても大変です（＾＾；）

（ハブボルト交換編）につづく

【注意】足回りは非常に重要なパーツです、自分で作業される場合は自己責任でお願いします。